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日産化学とトクヤマの違い

年収・残業・稼ぎ方・歴史を、有価証券報告書と公的データで比べました。化学メーカーの会社選びや、両社の面接を受けるときの企業研究に。

3行でいうと

  • 30歳に換算した年収は日産化学が約689万円、トクヤマが約619万円。日産化学のほうが約70万円高い。
  • 売上高は日産化学が2,796億円、トクヤマが3,495億円で、規模は近い。
  • 売上に対する利益の割合は日産化学が23.6%、トクヤマが10.9%で、日産化学のほうが稼ぐ力が強い。

数字で比べる

日産化学トクヤマ
働きやすさの点数63.9点(⁠A-)66.1点(⁠A)
平均年収871万円(⁠40.8歳)794万円(⁠41.5歳)
30歳換算年収約689万円約619万円
月の平均残業17.4時間未公表
有給取得率未公表未公表
平均勤続年数14.8年16.8年
売上高2,796億円3,495億円
売上に対する利益の割合23.6%(⁠経常利益)10.9%(⁠経常利益)
売上の4年の伸び1.34倍1.19倍
従業員数(⁠単体)2,107人2,652人

点数・年収・残業・有休・勤続は女性の活躍推進企業データベースと有価証券報告書、売上・利益・従業員数は有価証券報告書(⁠EDINET)から。30歳換算年収は平均年齢の違う会社を比べるための目安(⁠平均年収÷1.022^(⁠平均年齢−30))。持株会社は本社の少人数の数字なので、事業会社と並べるときは注意。

  • 売上の4年の伸びは日産化学が1.34倍、トクヤマが1.19倍で、勢いは日産化学が上。
  • 当サイトの働きやすさの点数は日産化学が63.9点、トクヤマが66.1点で、トクヤマが上回る。

何で稼いでいるかの違い

日産化学

日産化学は、半導体材料やディスプレイ材料などの機能性材料、農薬などの農業化学品、医薬品原薬、基礎化学品をつくる化学メーカーです。1887年に高峰譲吉、渋沢栄一、益田孝らが日本初の化学肥料製造会社として創業した東京人造肥料会社が起源です。

売上高は約2,796億円です。事業は、化学品、機能性材料(⁠液晶配向材用ポリイミド、半導体用反射防止コーティング材など)、農業化学品(⁠除草剤、殺虫剤、殺菌剤、動物用医薬品原薬)、ヘルスケア、卸売などです。

トクヤマ

トクヤマは、苛性ソーダや塩化ビニル樹脂などの化成品、セメント、半導体用多結晶シリコンや乾式シリカなどの電子先端材料、医療診断システム・歯科器材などのライフサイエンス製品をつくる化学メーカーです。1918年に山口県徳山町でアンモニア法ソーダ製造の日本曹達工業として発足しました。

売上高は約3,495億円です。事業は、化成品、セメント、電子先端材料、ライフサイエンス、環境事業の5つです。

歴史の違い

日産化学

  1. 1887年高峰譲吉、渋沢栄一、益田孝らが、日本初の化学肥料製造会社として東京人造肥料会社を創業します。
  2. 1937年日本産業傘下の日本化学工業に資産を譲渡し、日産化学工業に社名を変えます。
  3. 1965〜1988年石油化学事業に進出し、1988年に撤退します。
  4. 2001年肥料事業を分社し、研究開発組織を再編します。

トクヤマ

  1. 1918年山口県徳山町で日本曹達工業として発足します。
  2. 1936〜1938年社名を徳山曹達に変え、セメントの製造を始めます。
  3. 1978〜1984年歯科器材の会社(⁠今のトクヤマデンタル)を設立し、多結晶シリコンの製造を始めます。
  4. 1994年社名をトクヤマに変えます。

いま何に賭けているか

日産化学

中期経営計画「⁠Vista2027」で、2025年度は半導体材料が全体を牽引し、営業利益636億円、経常利益659億円といずれも過去最高でした。一方、機能性材料以外のセグメントの営業利益は前年比2%程度の増加にとどまったとし、新製品・新事業の創出を最重要課題にしています。AIサーバー向けなどの半導体材料の需要は今後も高い成長が続くと見込んでいます。

トクヤマ

存在意義は「⁠化学を礎に、環境と調和した幸せな未来を顧客と共に創造する」です。「⁠電子」「⁠健康」「⁠環境」を成長事業とし、中国の不採算事業から撤退し、セメント事業を見直しています。環境分野では使用済太陽光パネルの低温熱分解リサイクル技術の事業化を進めています。

どちらを選ぶかの目安

  • 伸びている事業で任される範囲を広げたいなら、売上の伸びが大きい日産化学。
  • 業績の安定を重視するなら、利益率の高い日産化学のほうが景気の波に強い。

よくある質問

日産化学とトクヤマはどちらが年収が高い?
30歳に換算した年収は日産化学が約689万円、トクヤマが約619万円。日産化学のほうが約70万円高い。
日産化学とトクヤマはどちらが働きやすい?
当サイトの働きやすさの点数は日産化学が63.9点、トクヤマが66.1点で、トクヤマが上回る。点数は残業・有休・年収・勤続などの公的データから計算したもの。

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