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富士フイルムホールディングスの面接対策

10分で読める企業研究。有価証券報告書と公的データから、富士フイルムホールディングスの面接の前に押さえておきたいことを1ページにまとめました。

1. 富士フイルムホールディングスはどんな会社か

富士フイルムホールディングスは、写真フィルムの会社から、医療機器、バイオ医薬品の受託製造、半導体材料、複合機などを手がける会社へと大きく変身した企業です。写真フィルムで培った技術を土台に、事業の柱を次々に入れ替えてきました。

いまの状況:中期経営計画「⁠VISION2030」で、「⁠世界TOP Tierの事業の集合体」になることを目指しています。

転機:2008〜2019年 富山化学工業、和光純薬工業、バイオ医薬品の製造会社などを次々に買収し、ヘルスケアを大きな柱に育てます/2019〜2021年 富士ゼロックスを完全子会社にし、社名を富士フイルムビジネスイノベーションに変更。

2. 面接で使える数字

項目数字比べると
売上高3.36兆円化学工業の上場247社中3位。
売上に対する税引前利益の割合10.9%業界中央値7.4%より3.5ポイント高い。
売上の4年の伸び1.33倍業界中央値は1.19倍。
従業員数(⁠単体)1,198人4年で1.47倍。
30歳換算年収約813万円業界中央値は約564万円。

売上・利益は有価証券報告書、年収・残業は公的データ(⁠詳しくは富士フイルムホールディングスの企業ページ)。

3. 押さえておきたいこと

  • 2025年度は売上高が4期連続、営業利益が5期連続、純利益が6期連続で過去最高でした。税引前利益率は約10.9%で、化学工業の中央値(⁠約7.4%)を上回ります。
  • いま最も投資しているのは、製薬会社からバイオ医薬品の製造を受託する「⁠バイオCDMO」と半導体材料です。2011年のMSD Biologics、2019年のBiogenのデンマーク工場の買収などで、受託製造の拠点を広げてきました。
  • 社員が最も多いのは、2019年に完全子会社にした富士ゼロックス(⁠今の富士フイルムビジネスイノベーション)を中心とするビジネスイノベーション(⁠約3.4万人)で、ヘルスケア(⁠約2.3万人)が続きます。写真のイメージング事業は約6,800人です。

4. 聞かれる質問の材料

一言でいうと

富士フイルムホールディングスは、上場247社の中で売上3位の最大手クラス。稼ぎ方は「⁠自社で作って売るメーカー型」。今は「⁠VISION2030」「⁠SVP2030」を掲げている。

同業との違い(⁠規模の近い3社と比べて)

富士フイルムホールディン旭化成三菱ケミカルグループ信越化学工業
売上高3.36兆円3.07兆円3.70兆円2.57兆円
利益率10.9%(⁠税引前)7.5%(⁠経常)0.0%(⁠税引前)27.5%(⁠経常)
4年の売上の伸び1.33倍1.25倍0.93倍1.24倍
30歳換算年収813万円655万円766万円711万円
月の残業未公表22.1時間20.8時間未公表

4社の中で売上の伸びが最も大きい。4社の中で30歳換算年収が最も高い。

求める人物像

グループパーパス「⁠地球上の笑顔の回数を増やしていく。」を実現するために、長期CSR計画(⁠SVP2030※1)及び中期経営計画に連動した人材戦略を推進しています。人材戦略の3つの柱は、以下の通りです。出典:有価証券報告書「⁠人材の育成に関する方針」

有価証券報告書でくり返し使われている言葉:成長・デジタル・多様性・イノベーション・挑戦

会社自身が挙げているリスク

経済情勢・為替変動による業績への影響、ヘルスケア領域における環境変化・競合、エレクトロニクス領域における環境変化・競合、ビジネスイノベーション領域における環境変化・競合、イメージング領域における環境変化・競合、生産活動。

出典:有価証券報告書「⁠事業等のリスク」の見出し

どの事業に人がいるか

  • ヘルスケア:22,772人(⁠33%)
  • エレクトロニクス:5,948人(⁠9%)
  • ビジネスイノベーション:33,916人(⁠49%)
  • イメージング:6,780人(⁠10%)
出典:有価証券報告書「⁠従業員の状況」(⁠連結)

よく聞かれる質問と答えの材料

なぜ同業他社ではなく当社か
規模の近い同業3社と並べると、4社の中で売上の伸びが最も大きい、4社の中で30歳換算年収が最も高い。
入社後にやりたいこと
会社がいま掲げているのは「⁠VISION2030」「⁠SVP2030」。
当社の課題は
会社自身は「⁠経済情勢・為替変動による業績への影響」「⁠ヘルスケア領域における環境変化・競合」「⁠エレクトロニクス領域における環境変化・競合」をリスクに挙げている。

5. 逆質問の例

  • 「⁠VISION2030」を進めるうえで、配属予定の部署ではどんな取り組みが始まっていますか。
  • 配属予定の部署の、繁忙期と通常期の残業時間はどれくらいですか。
  • 有価証券報告書で「⁠経済情勢・為替変動による業績への影響」をリスクに挙げていますが、配属予定の部署ではどう備えていますか。

同業他社との違い