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信越化学工業と富士フイルムホールディングスの違い

年収・残業・稼ぎ方・歴史を、有価証券報告書と公的データで比べました。化学・素材の会社選びや、両社の面接を受けるときの企業研究に。

3行でいうと

  • 30歳に換算した年収は信越化学工業が約711万円、富士フイルムホールディングスが約813万円。富士フイルムホールディングスのほうが約102万円高い。
  • 売上高は信越化学工業が2.57兆円、富士フイルムホールディングスが3.36兆円で、富士フイルムホールディングスが約1.3倍の規模。
  • 当サイトの働きやすさの点数は信越化学工業が73.3点、富士フイルムホールディングスが79.1点で、富士フイルムホールディングスが上回る。

数字で比べる

信越化学工業富士フイルムホールディングス
働きやすさの点数73.3点(⁠S-)79.1点(⁠S)
平均年収899万円(⁠40.8歳)1,086万円(⁠43.3歳)
30歳換算年収約711万円約813万円
月の平均残業未公表未公表
有給取得率未公表未公表
平均勤続年数18.8年17.2年
売上高2.57兆円3.36兆円
売上に対する利益の割合27.5%(⁠経常利益)10.9%(⁠税引前利益)
売上の4年の伸び1.24倍1.33倍
従業員数(⁠単体)4,059人1,198人

点数・年収・残業・有休・勤続は女性の活躍推進企業データベースと有価証券報告書、売上・利益・従業員数は有価証券報告書(⁠EDINET)から。30歳換算年収は平均年齢の違う会社を比べるための目安(⁠平均年収÷1.022^(⁠平均年齢−30))。持株会社は本社の少人数の数字なので、事業会社と並べるときは注意。

何で稼いでいるかの違い

信越化学工業

信越化学工業は、半導体の材料となるシリコンや、塩化ビニル樹脂、シリコーンなどを世界中に供給する化学メーカーです。売上に対する利益率が非常に高い、日本を代表する高収益企業です。

売上高は約2.6兆円で、化学工業で国内5位です。事業は、電子材料(⁠半導体シリコン、希土類磁石、フォトレジスト、マスクブランクスなど)、生活環境基盤材料(⁠塩化ビニル樹脂、か性ソーダなど)、機能材料(⁠シリコーン、セルロース誘導体など)、加工・商事・技術サービスの4つです。

富士フイルムホールディングス

富士フイルムホールディングスは、写真フィルムの会社から、医療機器、バイオ医薬品の受託製造、半導体材料、複合機などを手がける会社へと大きく変身した企業です。写真フィルムで培った技術を土台に、事業の柱を次々に入れ替えてきました。

売上高は約3.4兆円で、化学工業で国内3位です。事業は、ヘルスケア(⁠医療機器、バイオ医薬品の製造受託、創薬支援材料、化粧品など)、エレクトロニクス(⁠半導体材料など)、ビジネスイノベーション(⁠複合機・ITサービス)、イメージング(⁠カメラ・インスタントカメラなど)の4つです。

歴史の違い

信越化学工業

  1. 1926年信濃電気と日本窒素肥料の共同出資で、信越窒素肥料として発足します。
  2. 1953年シリコーン(⁠珪素樹脂)の製造を始めます。
  3. 1960〜1967年半導体シリコンの製造を始め、信越半導体を設立します。
  4. 1973年アメリカにシンテック社を設立し、塩化ビニル樹脂の製造を始めます。

富士フイルムホールディングス

  1. 1934年写真フィルムの国産化を目指し、大日本セルロイドの写真フィルム部を引き継いで、富士写真フイルムが設立されます。
  2. 1962年イギリスのランクゼロックスとの合弁で富士ゼロックスを設立し、複写機の事業に進出します。
  3. 2006年持株会社の富士フイルムホールディングスに移ります。
  4. 2008〜2019年富山化学工業、和光純薬工業、バイオ医薬品の製造会社などを次々に買収し、ヘルスケアを大きな柱に育てます。

いま何に賭けているか

信越化学工業

AIの進展を支える「⁠先端電子材料総合メーカー」としての機能を広げ、AIインフラに関してはすべての事業で事業機会を追求するとしています。目標とする経営指標は「⁠年次ごとの増収、増益」とシンプルで、中国からの過剰輸出など市況の変化にも機敏に対応するとしています。

富士フイルムホールディングス

中期経営計画「⁠VISION2030」で、「⁠世界TOP Tierの事業の集合体」になることを目指しています。競争優位を長く保てる事業に集中して「⁠稼げる会社」に進化させ、その利益をバイオCDMOや半導体材料などの成長分野に再投資する好循環を目指しています。

よくある質問

信越化学工業と富士フイルムホールディングスはどちらが年収が高い?
30歳に換算した年収は信越化学工業が約711万円、富士フイルムホールディングスが約813万円。富士フイルムホールディングスのほうが約102万円高い。
信越化学工業と富士フイルムホールディングスはどちらが働きやすい?
当サイトの働きやすさの点数は信越化学工業が73.3点、富士フイルムホールディングスが79.1点で、富士フイルムホールディングスが上回る。点数は残業・有休・年収・勤続などの公的データから計算したもの。

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