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住友化学と富士フイルムホールディングスの違い

年収・残業・稼ぎ方・歴史を、有価証券報告書と公的データで比べました。化学・素材の会社選びや、両社の面接を受けるときの企業研究に。

3行でいうと

  • 30歳に換算した年収は住友化学が約732万円、富士フイルムホールディングスが約813万円。富士フイルムホールディングスのほうが約81万円高い。
  • 売上高は住友化学が2.33兆円、富士フイルムホールディングスが3.36兆円で、富士フイルムホールディングスが約1.4倍の規模。
  • 売上に対する利益の割合は住友化学が5.0%、富士フイルムホールディングスが10.9%で、富士フイルムホールディングスのほうが稼ぐ力が強い。

数字で比べる

住友化学富士フイルムホールディングス
働きやすさの点数67.1点(⁠A+)79.1点(⁠S)
平均年収959万円(⁠42.4歳)1,086万円(⁠43.3歳)
30歳換算年収約732万円約813万円
月の平均残業21.5時間未公表
有給取得率未公表未公表
平均勤続年数16.1年17.2年
売上高2.33兆円3.36兆円
売上に対する利益の割合5.0%(⁠税引前利益)10.9%(⁠税引前利益)
売上の4年の伸び0.84倍1.33倍
従業員数(⁠単体)6,465人1,198人

点数・年収・残業・有休・勤続は女性の活躍推進企業データベースと有価証券報告書、売上・利益・従業員数は有価証券報告書(⁠EDINET)から。30歳換算年収は平均年齢の違う会社を比べるための目安(⁠平均年収÷1.022^(⁠平均年齢−30))。持株会社は本社の少人数の数字なので、事業会社と並べるときは注意。

  • 売上の4年の伸びは住友化学が0.84倍、富士フイルムホールディングスが1.33倍で、勢いは富士フイルムホールディングスが上。
  • 当サイトの働きやすさの点数は住友化学が67.1点、富士フイルムホールディングスが79.1点で、富士フイルムホールディングスが上回る。

何で稼いでいるかの違い

住友化学

住友化学は、住友グループの総合化学メーカーです。農薬・肥料、スマートフォンやディスプレイの部材、半導体材料、石油化学製品、医薬品(⁠住友ファーマ)まで、幅広い製品を手がけています。愛媛県新居浜の肥料工場から始まりました。

売上高は約2.3兆円で、化学工業で国内7位です。事業は、アグロ&ライフソリューション(⁠農薬・肥料・殺虫剤)、ICT&モビリティソリューション(⁠ディスプレイ・半導体材料、電池部材など)、アドバンストメディカルソリューション(⁠医薬品の製造受託)、エッセンシャル&グリーンマテリアルズ(⁠石油化学など)、住友ファーマの5つです。

富士フイルムホールディングス

富士フイルムホールディングスは、写真フィルムの会社から、医療機器、バイオ医薬品の受託製造、半導体材料、複合機などを手がける会社へと大きく変身した企業です。写真フィルムで培った技術を土台に、事業の柱を次々に入れ替えてきました。

売上高は約3.4兆円で、化学工業で国内3位です。事業は、ヘルスケア(⁠医療機器、バイオ医薬品の製造受託、創薬支援材料、化粧品など)、エレクトロニクス(⁠半導体材料など)、ビジネスイノベーション(⁠複合機・ITサービス)、イメージング(⁠カメラ・インスタントカメラなど)の4つです。

歴史の違い

住友化学

  1. 1913年住友総本店が愛媛県新居浜に肥料製造所を開きます。
  2. 1944〜1958年染料・医薬品の会社を合併し、石油化学にも進出します。
  3. 1980年代シンガポールの石油化学コンビナートを立ち上げ、医薬品事業を住友製薬として独立させます。
  4. 2004〜2009年社名を住友化学に変え、サウジアラビアのラービグでサウジ・アラムコと共同で石油精製・石油化学の巨大コンプレックスを動かし始めます。

富士フイルムホールディングス

  1. 1934年写真フィルムの国産化を目指し、大日本セルロイドの写真フィルム部を引き継いで、富士写真フイルムが設立されます。
  2. 1962年イギリスのランクゼロックスとの合弁で富士ゼロックスを設立し、複写機の事業に進出します。
  3. 2006年持株会社の富士フイルムホールディングスに移ります。
  4. 2008〜2019年富山化学工業、和光純薬工業、バイオ医薬品の製造会社などを次々に買収し、ヘルスケアを大きな柱に育てます。

いま何に賭けているか

住友化学

2025〜2027年度の中期経営計画で、「⁠新成長戦略による事業ポートフォリオ高度化」「⁠構造改革の継続的な遂行による強靭化」「⁠財務・資本効率の改善」などを掲げています。有機合成技術を強みとした「⁠勝ち筋」事業を軸に、再生・細胞医薬を新たな成長事業として育てるとしています。

富士フイルムホールディングス

中期経営計画「⁠VISION2030」で、「⁠世界TOP Tierの事業の集合体」になることを目指しています。競争優位を長く保てる事業に集中して「⁠稼げる会社」に進化させ、その利益をバイオCDMOや半導体材料などの成長分野に再投資する好循環を目指しています。

どちらを選ぶかの目安

  • 伸びている事業で任される範囲を広げたいなら、売上の伸びが大きい富士フイルムホールディングス。
  • 業績の安定を重視するなら、利益率の高い富士フイルムホールディングスのほうが景気の波に強い。

よくある質問

住友化学と富士フイルムホールディングスはどちらが年収が高い?
30歳に換算した年収は住友化学が約732万円、富士フイルムホールディングスが約813万円。富士フイルムホールディングスのほうが約81万円高い。
住友化学と富士フイルムホールディングスはどちらが働きやすい?
当サイトの働きやすさの点数は住友化学が67.1点、富士フイルムホールディングスが79.1点で、富士フイルムホールディングスが上回る。点数は残業・有休・年収・勤続などの公的データから計算したもの。

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