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ゆうちょ銀行の面接対策

10分で読める企業研究。有価証券報告書と公的データから、ゆうちょ銀行の面接の前に押さえておきたいことを1ページにまとめました。

1. ゆうちょ銀行はどんな会社か

ゆうちょ銀行は、全国の郵便局を窓口にする、日本最大級の預金(⁠貯金)を持つ銀行です。もとは国の郵便貯金で、2007年の郵政民営化で銀行になりました。約186兆円の貯金を預かり、その多くを国債や外国の債券などで運用して稼いでいます。

いまの状況:「⁠最も身近で信頼される銀行」を目指し、「⁠信頼」「⁠変革」「⁠効率」「⁠専門性」を価値観に掲げています。

転機:2007年 郵政民営化で日本郵政公社が解散し、ゆうちょ銀行が生まれます/2015年 日本郵政、かんぽ生命とともに、東京証券取引所に同時に上場します。

2. 面接で使える数字

項目数字比べると
売上高2.85兆円金融・保険業の上場181社中14位。
売上に対する経常利益の割合26.6%業界中央値18.4%より8.2ポイント高い。
売上の4年の伸び1.44倍業界中央値は1.49倍。
従業員数(⁠単体)10,659人4年で0.88倍。
30歳換算年収約518万円業界中央値は約588万円。
月の平均残業6.3時間業界中央値は10.3時間。

売上・利益は有価証券報告書、年収・残業は公的データ(⁠詳しくはゆうちょ銀行の企業ページ)。

3. 押さえておきたいこと

  • 約186兆円の貯金のうち個人が9割以上を占め、それを有価証券約145兆円(⁠国債約41兆円、外国債券など約88兆円)で運用して稼ぎます。貸し出しで稼ぐ普通の銀行とは、利益の源がまったく違います。
  • 経常利益率は約26.6%で、金融業の中央値(⁠約18.4%)を上回ります。平均年収は約730万円、月の平均残業は約6時間です。
  • 郵政民営化法で、日本郵政が持つゆうちょ銀行の株式はできるだけ早く売ることが求められています。当連結会計年度には、投資信託の運用会社JP投信を連結子会社にしました(⁠2026年4月にゆうちょアセットマネジメントに社名変更)。

4. 聞かれる質問の材料

一言でいうと

株式会社ゆうちょ銀行は、お預かりした貯金を有価証券で運用することを主力とする会社。上場181社の中で売上14位の大手。稼ぎ方は「⁠預金を集めて貸し出し、金利の差と手数料で稼ぐ」。今は「⁠最も身近で信頼される銀行」「⁠専門性」を掲げている。

同業との違い(⁠規模の近い3社と比べて)

ゆうちょ銀行ソニーフィナンシャルグル三井住友信託銀行三井住友トラストグループ
売上高2.85兆円2.87兆円2.82兆円2.98兆円
利益率26.6%2.9%13.3%13.5%
4年の売上の伸び1.44倍1.31倍2.26倍2.13倍
30歳換算年収518万円907万円—973万円
月の残業6.3時間未公表16時間未公表

比べた4社の中で利益率が最も高い。

求める人物像

当行グループは、競争力・価値創造の「⁠源泉」かつ「⁠財産」である人材を最重要資本の一つと捉え、中長期ビジョンの達成及び新・中期経営計画で掲げる4つの事業戦略と連動した人的資本拡大に対する取組みを行っております。出典:有価証券報告書「⁠人材の育成に関する方針」

有価証券報告書でくり返し使われている言葉:デジタル・成長・専門性・安全

会社自身が挙げているリスク

株式価格変動、システム、情報資産、郵便局ネットワークをメインチャネルとする営業、訴訟等、レピュテーショナル。

出典:有価証券報告書「⁠事業等のリスク」の見出し

よく聞かれる質問と答えの材料

なぜ同業他社ではなく当社か
規模の近い同業3社と並べると、比べた4社の中で利益率が最も高い。
入社後にやりたいこと
会社がいま掲げているのは「⁠最も身近で信頼される銀行」「⁠専門性」。
当社の課題は
会社自身は「⁠株式価格変動」「⁠システム」「⁠情報資産」をリスクに挙げている。

5. 逆質問の例

  • 「⁠最も身近で信頼される銀行」を進めるうえで、配属予定の部署ではどんな取り組みが始まっていますか。
  • 有価証券報告書で「⁠株式価格変動」をリスクに挙げていますが、配属予定の部署ではどう備えていますか。

同業他社との違い