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野村総合研究所の面接対策

10分で読める企業研究。有価証券報告書と公的データから、野村総合研究所の面接の前に押さえておきたいことを1ページにまとめました。

1. 野村総合研究所はどんな会社か

野村総合研究所(⁠NRI)は、日本で最初の民間の総合シンクタンクと、野村證券のシステムをつくってきたコンピューター会社が1988年に合併してできた会社です。調査・コンサルティングと、金融機関や流通業などの大規模システムの開発・運用の両方を手がけています。

いまの状況:2023年に発表した「⁠NRI Group Vision 2030」で、2030年に目指す姿を「⁠経営とテクノロジーの融合で時代を先駆け、DXの先にある豊かさを洞察し、デジタル社会資本で世界をダイナミックに変革する存在へ」としています。

転機:1988年 旧野村総合研究所と野村コンピュータシステムが合併し、今の野村総合研究所になります/2000〜2001年 NRIセキュアテクノロジーズを設立し、2001年に東京証券取引所に上場します。

2. 面接で使える数字

項目数字比べると
売上高8,147億円情報通信業の上場580社中7位。
売上に対する税引前利益の割合7.2%業界中央値8.9%より1.7ポイント低い。
売上の4年の伸び1.33倍業界中央値は1.45倍。
従業員数(⁠単体)7,982人4年で1.23倍。
30歳換算年収約1,079万円業界中央値は約549万円。

売上・利益は有価証券報告書、年収・残業は公的データ(⁠詳しくは野村総合研究所の企業ページ)。

3. 押さえておきたいこと

  • 証券業向けの「⁠STAR」(⁠1974年)、ホールセール証券業向けの「⁠I-STAR」、投信会社向けの「⁠T-STAR」など、多くの金融機関が一緒に使う共同利用型システムを持っています。金融ITソリューション部門には約5,200人がいます。
  • 流通業との関係も古く、1979年にセブン-イレブン・ジャパンの「⁠新発注システム」を稼働させ、1993年にはイトーヨーカ堂のシステム運用のアウトソーシングを始めました。産業ITソリューション部門が約6,000人と最大の部門です。
  • コーポレート・ステートメントは「⁠Dream up the future. 未来創発」です。1965年の設立趣意書には「⁠産業経済の振興と一般社会への奉仕」が目的として書かれています。オーストラリアにもNRI Australiaなどの子会社を持っています。

4. 聞かれる質問の材料

一言でいうと

株式会社野村総合研究所は、上場580社の中で売上7位の大手。稼ぎ方は「⁠顧客からの依頼ごとに作って納める受注型」。今は「⁠V2030」を掲げている。

同業との違い(⁠規模の近い3社と比べて)

野村総合研究所光通信TISIフジ・メディア・ホールデ
売上高8,147億円7,348億円5,965億円5,519億円
利益率7.2%(⁠税引前)27.1%(⁠税引前)12.8%(⁠経常)-0.5%(⁠経常)
4年の売上の伸び1.33倍1.28倍1.24倍1.05倍
30歳換算年収1,079万円—667万円1,009万円
月の残業未公表未公表11.5時間未公表

4社の中で売上の伸びが最も大きい。4社の中で30歳換算年収が最も高い。

求める人物像

(⁠人材の育成及び社内環境整備に関する方針)当社グループでは、社員のウェルビーイングを人的資本の拡充を推進する原動力と位置付け、その向上が事業戦略の実現に直結すると認識しています。成長の観点では、AI・セキュリティ領域における採用・育成の強化や、次世代リーダーの成長促進に注力しています。出典:有価証券報告書「⁠人材の育成に関する方針」

有価証券報告書でくり返し使われている言葉:成長・変革・デジタル・共創・挑戦

会社自身が挙げているリスク

モニタリング、情報セキュリティ、労務管理、コンプライアンス、システム運用、プロジェクト監理。

出典:有価証券報告書「⁠事業等のリスク」の見出し

どの事業に人がいるか

  • コンサルティング:1,752人(⁠11%)
  • 金融ITソリューション:5,209人(⁠33%)
  • 産業ITソリューション:5,984人(⁠38%)
  • IT基盤サービス:2,863人(⁠18%)
出典:有価証券報告書「⁠従業員の状況」(⁠連結)

よく聞かれる質問と答えの材料

なぜ同業他社ではなく当社か
規模の近い同業3社と並べると、4社の中で売上の伸びが最も大きい、4社の中で30歳換算年収が最も高い。
入社後にやりたいこと
会社がいま掲げているのは「⁠V2030」。事業の柱はコンサルティングサービス・運用サービス。
当社の課題は
会社自身は「⁠モニタリング」「⁠情報セキュリティ」「⁠労務管理」をリスクに挙げている。

5. 逆質問の例

  • 「⁠NRI Group Vision 2030」を進めるうえで、配属予定の部署ではどんな取り組みが始まっていますか。
  • 2026年4月の代表者の異動について、現場の仕事にはどんな影響がありましたか。
  • 配属予定の部署の、繁忙期と通常期の残業時間はどれくらいですか。
  • 有価証券報告書で「⁠モニタリング」をリスクに挙げていますが、配属予定の部署ではどう備えていますか。

同業他社との違い