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デンカの面接対策

10分で読める企業研究。有価証券報告書と公的データから、デンカの面接の前に押さえておきたいことを1ページにまとめました。

1. デンカはどんな会社か

デンカは、溶融シリカやアセチレンブラックなどの電子・先端材料、ワクチンや診断薬などのライフイノベーション、クロロプレンゴムなどのエラストマー・インフラ、スチレン系樹脂などのポリマーをつくる化学メーカーです。1915年に設立され、カーバイドと石灰窒素の製造から始まりました。

いまの状況:経営計画「⁠Mission 2030」を進めてきましたが、事業環境の変化で収益力が落ち、米国のクロロプレンゴム事業が収益を大きく圧迫していました。

転機:2014〜2015年 米国でDuPont社のクロロプレンゴム事業を譲り受け、社名をデンカに変えます/2025〜2026年 米国のクロロプレンゴム製造を暫定停止し、セメントの生産を停止し、臨床検査薬のカイノスを子会社にします。

2. 面接で使える数字

項目数字比べると
売上高3,842億円化学工業の上場247社中33位。
売上に対する経常利益の割合5.0%業界中央値7.4%より2.4ポイント低い。
売上の4年の伸び1.00倍業界中央値は1.19倍。
従業員数(⁠単体)4,234人4年で1.04倍。
30歳換算年収約598万円業界中央値は約564万円。

売上・利益は有価証券報告書、年収・残業は公的データ(⁠詳しくはデンカの企業ページ)。

3. 押さえておきたいこと

  • カーバイドから始まり、今は電子材料やワクチン・診断薬などに事業を移しています。
  • 米国のクロロプレンゴム事業の不振が大きな課題で、2025年に製造設備を期限を定めず暫定停止しました。
  • コストダウンプロジェクトの効果額は、2024年度の9億円から2025年度は37億円に増えました。

4. 聞かれる質問の材料

一言でいうと

デンカは、上場247社の中で売上33位の中堅。稼ぎ方は「⁠自社で作って売るメーカー型」。今は「⁠Mission 2030」を掲げている。

同業との違い(⁠規模の近い3社と比べて)

デンカ日本触媒日本ゼオン(⁠株)ADEKA
売上高3,842億円3,999億円4,120億円4,166億円
利益率5.0%(⁠経常)5.4%(⁠税引前)9.7%(⁠経常)10.3%(⁠経常)
4年の売上の伸び1.00倍1.08倍1.14倍1.15倍
30歳換算年収598万円700万円630万円637万円
月の残業未公表17.2時間17.4時間14.3時間

求める人物像

有価証券報告書でくり返し使われている言葉:成長・変革・挑戦・創造

会社自身が挙げているリスク

外部事業環境等、事故・自然災害、海外事業展開、固定資産の減損、訴訟等、連結財務諸表等。

出典:有価証券報告書「⁠事業等のリスク」の見出し

どの事業に人がいるか

  • 電子・先端プロダクツ:1,818人(⁠34%)
  • ライフイノベーション:1,139人(⁠21%)
  • エラストマー・インフラソリューション:1,395人(⁠26%)
  • ポリマーソリューション:1,037人(⁠19%)
出典:有価証券報告書「⁠従業員の状況」(⁠連結)

よく聞かれる質問と答えの材料

入社後にやりたいこと
会社がいま掲げているのは「⁠Mission 2030」。
当社の課題は
会社自身は「⁠外部事業環境等」「⁠事故・自然災害」「⁠海外事業展開」をリスクに挙げている。

5. 逆質問の例

  • 「⁠Mission 2030」を進めるうえで、配属予定の部署ではどんな取り組みが始まっていますか。
  • 配属予定の部署の、繁忙期と通常期の残業時間はどれくらいですか。
  • 有価証券報告書で「⁠外部事業環境等」をリスクに挙げていますが、配属予定の部署ではどう備えていますか。

同業他社との違い