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東洋紡の面接対策

10分で読める企業研究。有価証券報告書と公的データから、東洋紡の面接の前に押さえておきたいことを1ページにまとめました。

1. 東洋紡はどんな会社か

東洋紡は、包装用・工業用フィルム、診断薬用酵素などのバイオ製品や医療機器、エンジニアリングプラスチック・スーパー繊維・アクア膜などの機能材、エアバッグ用基布などをつくる会社です。1882年に渋沢栄一の計画に基づき、日本初の民間の紡績会社として発足した大阪紡績会社が前身です。

いまの状況:企業理念は、渋沢栄一の座右の銘の一つ『⁠順理則裕』(⁠なすべきことをする、なすべからざることはしない)です。

転機:1984〜1998年 人工腎臓用中空糸膜、スーパー繊維「⁠ダイニーマ」「⁠ザイロン」の本格生産を始めます/2012年 社名を東洋紡に変えます。

2. 面接で使える数字

項目数字比べると
売上高4,216億円化学工業の上場247社中29位。
売上に対する経常利益の割合5.4%業界中央値7.4%より1.9ポイント低い。
売上の4年の伸び1.12倍業界中央値は1.19倍。
従業員数(⁠単体)2,885人4年で0.75倍。
30歳換算年収約550万円業界中央値は約564万円。
月の平均残業12時間業界中央値は12.9時間。

売上・利益は有価証券報告書、年収・残業は公的データ(⁠詳しくは東洋紡の企業ページ)。

3. 押さえておきたいこと

  • 紡績会社から始まり、今はフィルム、バイオ・医療、機能材などの素材メーカーになっています。
  • 1948年にパルプ廃液から酵母を生産する試験を始めたのが、バイオ事業の萌芽でした。
  • 大規模な火災事故や品質不適切事案を受け、安全・防災と品質の徹底を施策の最初に掲げました。

4. 聞かれる質問の材料

一言でいうと

東洋紡株式会社は、包装用フィルム、工業用フィルム等の製造・加工および販売を主力とする会社。上場247社の中で売上29位の中堅。稼ぎ方は「⁠自社で作って売るメーカー型」。今は「⁠TOYOBO PVVs」「⁠サステナブル・ビジョン2030」を掲げている。

同業との違い(⁠規模の近い3社と比べて)

東洋紡ライオン(⁠株)ADEKA日本ゼオン
売上高4,216億円4,221億円4,166億円4,120億円
利益率5.4%(⁠経常)9.3%(⁠税引前)10.3%(⁠経常)9.7%(⁠経常)
4年の売上の伸び1.12倍1.15倍1.15倍1.14倍
30歳換算年収550万円524万円637万円630万円
月の残業12時間12.7時間14.3時間17.4時間

4社の中で残業が最も少ない。

求める人物像

行動として実践できる人材育成と組織開発を継続していくことに加えて、「⁠2030年中期経営計画」で新たに策定した「⁠価値創造ストーリー」を実現するための人材育成を検討、実行していく必要があります。■技術者教育技術者育成を担う技術総括部が中心となり、各事業所で実施されている研修体系を検証し、各部門に共通する技術を学ぶ技術者教育体系を整備し、モノづくり人材育成を進めています。出典:有価証券報告書「⁠人材の育成に関する方針」

有価証券報告書でくり返し使われている言葉:安全・成長・品質・創造・現場

会社自身が挙げているリスク

災害・事故・感染症の発生、政治・経済情勢の悪化、訴訟等当連結会計年度末において、原材料の購入、製品の欠陥等、人材の確保。

出典:有価証券報告書「⁠事業等のリスク」の見出し

どの事業に人がいるか

  • フィルム:2,012人(⁠24%)
  • ライフサイエンス:1,083人(⁠13%)
  • 環境・機能材:1,760人(⁠21%)
  • 機能繊維・商事:3,368人(⁠41%)
  • 不動産:44人(⁠1%)
出典:有価証券報告書「⁠従業員の状況」(⁠連結)

よく聞かれる質問と答えの材料

なぜ同業他社ではなく当社か
規模の近い同業3社と並べると、4社の中で残業が最も少ない。
入社後にやりたいこと
会社がいま掲げているのは「⁠TOYOBO PVVs」「⁠サステナブル・ビジョン2030」。
当社の課題は
会社自身は「⁠災害・事故・感染症の発生」「⁠政治・経済情勢の悪化」「⁠訴訟等当連結会計年度末において」をリスクに挙げている。

5. 逆質問の例

  • 「⁠サステナブル・ビジョン2030」を進めるうえで、配属予定の部署ではどんな取り組みが始まっていますか。
  • 有価証券報告書で「⁠災害・事故・感染症の発生」をリスクに挙げていますが、配属予定の部署ではどう備えていますか。

同業他社との違い