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デンソーと日本精工の違い

年収・残業・稼ぎ方・歴史を、有価証券報告書と公的データで比べました。自動車部品・タイヤの会社選びや、両社の面接を受けるときの企業研究に。

3行でいうと

  • 30歳に換算した年収はデンソーが約663万円、日本精工が約606万円。デンソーのほうが約57万円高い。
  • 月の平均残業はデンソーが20.2時間、日本精工が6.4時間。日本精工のほうが月13.8時間少ない。
  • 売上高はデンソーが7.54兆円、日本精工が9,116億円で、デンソーが約8.3倍の規模。

数字で比べる

デンソー日本精工
働きやすさの点数74.2点(⁠S)67.5点(⁠A+)
平均年収915万円(⁠44.8歳)788万円(⁠42.1歳)
30歳換算年収約663万円約606万円
月の平均残業20.2時間6.4時間
有給取得率93.3%未公表
平均勤続年数18年15年
売上高7.54兆円9,116億円
売上に対する利益の割合7.3%(⁠営業利益)4.2%(⁠税引前利益)
売上の4年の伸び1.37倍1.05倍
従業員数(⁠単体)43,889人7,231人

点数・年収・残業・有休・勤続は女性の活躍推進企業データベースと有価証券報告書、売上・利益・従業員数は有価証券報告書(⁠EDINET)から。30歳換算年収は平均年齢の違う会社を比べるための目安(⁠平均年収÷1.022^(⁠平均年齢−30))。持株会社は本社の少人数の数字なので、事業会社と並べるときは注意。

  • 売上の4年の伸びはデンソーが1.37倍、日本精工が1.05倍で、勢いはデンソーが上。
  • 当サイトの働きやすさの点数はデンソーが74.2点、日本精工が67.5点で、デンソーが上回る。

何で稼いでいるかの違い

デンソー

デンソーは、トヨタ自動車から独立して生まれた、世界有数の自動車部品メーカーです。エアコン、エンジン部品、電動化の部品、車を制御するコンピュータ(⁠ECU)、運転支援のセンサーなど、車の「⁠中身」を幅広くつくっています。

売上高は約7.5兆円で、自動車・輸送機器の業界で国内4位です。お金の入り口は、トヨタをはじめとする世界中の自動車メーカーです。完成車ではなく、車に組み込まれる部品やシステムを売っています。

日本精工

日本精工(⁠NSK)は、軸受(⁠ベアリング)をつくる会社です。産業機械向けと自動車向けの軸受のほか、ボールねじ、リニアガイド、自動車のステアリングなども手がけています。1916年に、日本で初めて軸受の生産を始めた会社として設立されました。

売上高は約9,116億円です。事業は、産業機械(⁠一般産業向けの軸受、精密機器関連製品、状態監視システム)、自動車(⁠自動車向けの軸受、自動変速機用部品)、ステアリングの3つです。

歴史の違い

デンソー

  1. 1949年トヨタ自動車工業から分かれて、「⁠日本電装」として設立されます。
  2. 1953年ドイツのボッシュと電装品の技術導入の契約を結びます。
  3. 1970年代アメリカ、タイ、オランダに現地法人をつくり、海外に広がっていきます。
  4. 1996年社名をデンソーに変えます。

日本精工

  1. 1916年東京・品川で日本精工を設立し、日本で初めて軸受の生産を始めます。
  2. 1962〜1975年米国、ドイツ、ブラジル、英国、シンガポールなどに販売・製造拠点をつくります。
  3. 1990年英国最大の軸受メーカー、UPI社を買収します。
  4. 2021年英国スペクトリス社から状態監視システム事業を取得します。

いま何に賭けているか

デンソー

2026年3月に中期経営計画「⁠CORE 2030」を発表しました。モビリティの多様化に合わせた「⁠商品づくりの強化」、現場の知恵とAIを組み合わせた「⁠モノづくりの革新」、そして人づくりとパートナーとの共創の三つを柱に、自動車の技術を工場の自動化(⁠FA)や農業、半導体にも広げようとしています。

日本精工

2026年5月に、10年後に目指す姿『⁠NSKビジョン2036』と『⁠中期経営計画2028』を発表しました。ビジョンは「⁠トライボロジーソリューションで理想の動きを共に実現する」です。会社は、自動車生産台数の下振れや工作機械・家電の需要回復の遅れで軸受業界の競争が厳しくなったとし、計画を1年前倒しで作り直しました。

どちらを選ぶかの目安

  • 年収を取るならデンソー、時間のゆとりを取るなら日本精工。
  • 伸びている事業で任される範囲を広げたいなら、売上の伸びが大きいデンソー。

よくある質問

デンソーと日本精工はどちらが年収が高い?
30歳に換算した年収はデンソーが約663万円、日本精工が約606万円。デンソーのほうが約57万円高い。
デンソーと日本精工はどちらが残業が少ない?
月の平均残業はデンソーが20.2時間、日本精工が6.4時間。日本精工のほうが月13.8時間少ない。
デンソーと日本精工はどちらが働きやすい?
当サイトの働きやすさの点数はデンソーが74.2点、日本精工が67.5点で、デンソーが上回る。点数は残業・有休・年収・勤続などの公的データから計算したもの。

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