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デンソーと豊田自動織機の違い

年収・残業・稼ぎ方・歴史を、有価証券報告書と公的データで比べました。自動車部品・タイヤの会社選びや、両社の面接を受けるときの企業研究に。

3行でいうと

  • 30歳に換算した年収はデンソーが約663万円、豊田自動織機が約706万円。豊田自動織機のほうが約43万円高い。
  • 月の平均残業はデンソーが20.2時間、豊田自動織機が24.3時間。デンソーのほうが月4.1時間少ない。
  • 売上高はデンソーが7.54兆円、豊田自動織機が4.37兆円で、デンソーが約1.7倍の規模。

数字で比べる

デンソー豊田自動織機
働きやすさの点数74.2点(⁠S)70点(A+)
平均年収915万円(⁠44.8歳)893万円(⁠40.8歳)
30歳換算年収約663万円約706万円
月の平均残業20.2時間24.3時間
有給取得率93.3%未公表
平均勤続年数18年17.3年
売上高7.54兆円4.37兆円
売上に対する利益の割合7.3%(⁠営業利益)3.1%(⁠営業利益)
売上の4年の伸び1.37倍1.62倍
従業員数(⁠単体)43,889人14,999人

点数・年収・残業・有休・勤続は女性の活躍推進企業データベースと有価証券報告書、売上・利益・従業員数は有価証券報告書(⁠EDINET)から。30歳換算年収は平均年齢の違う会社を比べるための目安(⁠平均年収÷1.022^(⁠平均年齢−30))。持株会社は本社の少人数の数字なので、事業会社と並べるときは注意。

  • 売上に対する利益の割合はデンソーが7.3%、豊田自動織機が3.1%で、デンソーのほうが稼ぐ力が強い。
  • 売上の4年の伸びはデンソーが1.37倍、豊田自動織機が1.62倍で、勢いは豊田自動織機が上。
  • 当サイトの働きやすさの点数はデンソーが74.2点、豊田自動織機が70点で、デンソーが上回る。

何で稼いでいるかの違い

デンソー

デンソーは、トヨタ自動車から独立して生まれた、世界有数の自動車部品メーカーです。エアコン、エンジン部品、電動化の部品、車を制御するコンピュータ(⁠ECU)、運転支援のセンサーなど、車の「⁠中身」を幅広くつくっています。

売上高は約7.5兆円で、自動車・輸送機器の業界で国内4位です。お金の入り口は、トヨタをはじめとする世界中の自動車メーカーです。完成車ではなく、車に組み込まれる部品やシステムを売っています。

豊田自動織機

豊田自動織機は、トヨタグループの源流となった会社です。豊田佐吉が発明した自動織機をつくるために生まれ、自動車部門がのちにトヨタ自動車として独立しました。今はフォークリフトなどの物流機器が最大の事業です。

売上高は約4.4兆円です。事業は、自動車(⁠エンジン、カーエアコン用コンプレッサー、車両の組み立て)、産業車両(⁠フォークリフト、物流機器・システム)、繊維機械(⁠織機)の3つが柱です。

歴史の違い

デンソー

  1. 1949年トヨタ自動車工業から分かれて、「⁠日本電装」として設立されます。
  2. 1953年ドイツのボッシュと電装品の技術導入の契約を結びます。
  3. 1970年代アメリカ、タイ、オランダに現地法人をつくり、海外に広がっていきます。
  4. 1996年社名をデンソーに変えます。

豊田自動織機

  1. 1926年豊田佐吉が発明した「⁠自動織機」を製造するため、愛知県刈谷市に設立されます。
  2. 1933〜1937年自動車部をつくって乗用車A1型を完成させ、1937年に自動車部をトヨタ自動車工業として独立させます。
  3. 1953〜1960年自動車用エンジン、フォークリフト、カーエアコン用コンプレッサーの製造を始めます。
  4. 2000〜2001年スウェーデンの倉庫機器メーカー(⁠BTインダストリーズ)を買収し、トヨタからフォークリフトの販売部門も引き継ぎます。

いま何に賭けているか

デンソー

2026年3月に中期経営計画「⁠CORE 2030」を発表しました。モビリティの多様化に合わせた「⁠商品づくりの強化」、現場の知恵とAIを組み合わせた「⁠モノづくりの革新」、そして人づくりとパートナーとの共創の三つを柱に、自動車の技術を工場の自動化(⁠FA)や農業、半導体にも広げようとしています。

豊田自動織機

物流ソリューション事業を軸に、フォークリフトなど物流機器の自動運転技術や物流管理のソフトウエア、環境性能に優れたパワートレインの開発に力を入れています。株式の非公開化を通じてトヨタグループとの連携を強め、グループの「⁠モノ」の移動の領域をけん引するとしています。

どちらを選ぶかの目安

  • 年収を取るなら豊田自動織機、時間のゆとりを取るならデンソー。
  • 伸びている事業で任される範囲を広げたいなら、売上の伸びが大きい豊田自動織機。
  • 業績の安定を重視するなら、利益率の高いデンソーのほうが景気の波に強い。

よくある質問

デンソーと豊田自動織機はどちらが年収が高い?
30歳に換算した年収はデンソーが約663万円、豊田自動織機が約706万円。豊田自動織機のほうが約43万円高い。
デンソーと豊田自動織機はどちらが残業が少ない?
月の平均残業はデンソーが20.2時間、豊田自動織機が24.3時間。デンソーのほうが月4.1時間少ない。
デンソーと豊田自動織機はどちらが働きやすい?
当サイトの働きやすさの点数はデンソーが74.2点、豊田自動織機が70点で、デンソーが上回る。点数は残業・有休・年収・勤続などの公的データから計算したもの。

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