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日本触媒とカネカの違い

年収・残業・稼ぎ方・歴史を、有価証券報告書と公的データで比べました。化学メーカーの会社選びや、両社の面接を受けるときの企業研究に。

3行でいうと

  • 30歳に換算した年収は日本触媒が約700万円、カネカが約649万円。日本触媒のほうが約51万円高い。
  • 月の平均残業は日本触媒が17.2時間、カネカが19.6時間。日本触媒のほうが月2.4時間少ない。
  • 売上高は日本触媒が3,999億円、カネカが8,116億円で、カネカが約2.0倍の規模。

数字で比べる

日本触媒カネカ
働きやすさの点数66.6点(⁠A)65.3点(⁠A)
平均年収859万円(⁠39.4歳)824万円(⁠41歳)
30歳換算年収約700万円約649万円
月の平均残業17.2時間19.6時間
有給取得率未公表未公表
平均勤続年数15.1年15.5年
売上高3,999億円8,116億円
売上に対する利益の割合5.4%(⁠税引前利益)3.6%(⁠経常利益)
売上の4年の伸び1.08倍1.17倍
従業員数(⁠単体)2,573人3,485人

点数・年収・残業・有休・勤続は女性の活躍推進企業データベースと有価証券報告書、売上・利益・従業員数は有価証券報告書(⁠EDINET)から。30歳換算年収は平均年齢の違う会社を比べるための目安(⁠平均年収÷1.022^(⁠平均年齢−30))。持株会社は本社の少人数の数字なので、事業会社と並べるときは注意。

  • 当サイトの働きやすさの点数は日本触媒が66.6点、カネカが65.3点で、ほぼ同じ。

何で稼いでいるかの違い

日本触媒

日本触媒は、アクリル酸、高吸水性樹脂、酸化エチレンなどの基礎化学品と、コンクリート混和剤用ポリマー、電子情報材料、電池材料、触媒などの機能製品をつくる化学メーカーです。1941年に大阪でヲサメ合成化学工業として設立されました。

売上高は約3,999億円です。事業は、マテリアルズ(⁠アクリル酸、アクリル酸エステル、酸化エチレン、高吸水性樹脂、プロセス触媒など)と、ソリューションズ(⁠コンクリート混和剤用ポリマー、医薬中間原料、電子情報材料、自動車触媒、電池材料など)の2つです。

カネカ

カネカは、塩化ビニル樹脂や変成シリコーンポリマーなどの素材、発泡樹脂や太陽電池、医療機器、医薬品、食品(⁠油脂、酵母など)などを手がける化学メーカーです。1949年に鐘淵紡績から繊維以外の事業を引き継いで分離独立しました。2004年に鐘淵化学工業から今の社名になりました。

売上高は約8,116億円です。事業は、Material(⁠塩ビ、モディファイヤー、生分解性バイオポリマーなど)、Quality of Life(⁠発泡樹脂、ポリイミドフィルム、太陽電池、アクリル系合成繊維など)、Health Care(⁠医療機器、医薬品など)、Nutrition(⁠食品など)の4つです。

歴史の違い

日本触媒

  1. 1941年大阪でヲサメ合成化学工業を設立します。
  2. 1949〜1952年社名を日本触媒化学工業に変え、無水マレイン酸の製造を始めます。
  3. 1959〜1970年川崎で酸化エチレン、姫路でアクリル酸の製造を始めます。
  4. 1983年姫路製造所で高吸水性樹脂の製造を始めます。

カネカ

  1. 1949年鐘淵紡績から繊維部門以外の事業を引き継いで設立されます。
  2. 1950〜1957年塩化ビニル樹脂、ショートニング、アクリル系合成繊維「⁠カネカロン」の製造を始めます。
  3. 1977〜1986年コエンザイムQ10、変成シリコーンポリマー、超耐熱ポリイミドフィルム、医療機器の製造を始めます。
  4. 1999〜2004年電力用太陽電池の製造を始め、2004年に社名をカネカに変えます。

いま何に賭けているか

日本触媒

企業理念は「⁠私たちはテクノロジーをもって人と社会に豊かさと快適さを提供します」です。2025年度からの「⁠中期経営計画 2027」では、事業ポートフォリオの変革を最優先とし、スペシャリティ、エレクトロニクス、電池などの成長領域があるソリューションズ事業に積極的にリソースを投じるとしています。

カネカ

パーパスは「⁠カガクでネガイをカナエル会社」で、環境・エネルギー、食糧、健康の3つをドメインにしています。ESG経営を「⁠世界を健康にする健康経営-Wellness First」と定義しています。行動指針は「⁠実験カンパニー(⁠大量に試していいものだけを残す)」です。

どちらを選ぶかの目安

  • 年収・残業の両方で日本触媒が上回っている。

よくある質問

日本触媒とカネカはどちらが年収が高い?
30歳に換算した年収は日本触媒が約700万円、カネカが約649万円。日本触媒のほうが約51万円高い。
日本触媒とカネカはどちらが残業が少ない?
月の平均残業は日本触媒が17.2時間、カネカが19.6時間。日本触媒のほうが月2.4時間少ない。
日本触媒とカネカはどちらが働きやすい?
当サイトの働きやすさの点数は日本触媒が66.6点、カネカが65.3点で、ほぼ同じ。点数は残業・有休・年収・勤続などの公的データから計算したもの。

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