トップ › 会社比較 › 通信・ネット › KDDIと楽天グループ

KDDIと楽天グループの違い

年収・残業・稼ぎ方・歴史を、有価証券報告書と公的データで比べました。通信・ネットの会社選びや、両社の面接を受けるときの企業研究に。

3行でいうと

  • 30歳に換算した年収はKDDIが約804万円、楽天グループが約747万円。KDDIのほうが約57万円高い。
  • 売上高はKDDIが6.07兆円、楽天グループが2.50兆円で、KDDIが約2.4倍の規模。
  • 売上に対する利益の割合はKDDIが18.4%、楽天グループが-1.2%で、KDDIのほうが稼ぐ力が強い。

数字で比べる

KDDI楽天グループ
働きやすさの点数77.2点(⁠S)57点(B)
平均年収1,051万円(⁠42.3歳)851万円(⁠36歳)
30歳換算年収約804万円約747万円
月の平均残業16.2時間未公表
有給取得率未公表未公表
平均勤続年数17.5年6.3年
売上高6.07兆円2.50兆円
売上に対する利益の割合18.4%(⁠税引前利益)-1.2%(⁠税引前利益)
売上の4年の伸び1.11倍1.48倍
従業員数(⁠単体)9,891人9,989人

点数・年収・残業・有休・勤続は女性の活躍推進企業データベースと有価証券報告書、売上・利益・従業員数は有価証券報告書(⁠EDINET)から。30歳換算年収は平均年齢の違う会社を比べるための目安(⁠平均年収÷1.022^(⁠平均年齢−30))。持株会社は本社の少人数の数字なので、事業会社と並べるときは注意。

  • 売上の4年の伸びはKDDIが1.11倍、楽天グループが1.48倍で、勢いは楽天グループが上。
  • 当サイトの働きやすさの点数はKDDIが77.2点、楽天グループが57点で、KDDIが上回る。

何で稼いでいるかの違い

KDDI

KDDIは、携帯電話の「⁠au」「⁠UQ mobile」「⁠povo」を提供する大手通信会社です。NTTの独占だった通信の世界に、民間から挑戦するためにつくられた会社(⁠第二電電)が出発点です。今は通信に加え、金融、エネルギー、法人向けのDX支援にも力を入れています。

売上高は約6.1兆円で、情報通信業で国内4位です。事業は、個人向けの「⁠パーソナル事業」と、法人向けの「⁠ビジネス事業」の二つです。

楽天グループ

楽天グループは、ネット通販の「⁠楽天市場」から始まり、クレジットカード、銀行、証券、保険、携帯電話まで手がける会社です。楽天ポイントでたくさんのサービスをつなぐ「⁠楽天経済圏」をつくっています。プロ野球の東北楽天ゴールデンイーグルスも持っています。

売上高は約2.5兆円です。事業は、インターネットサービス(⁠楽天市場、楽天トラベル、楽天ブックスなど)、フィンテック(⁠楽天カード、楽天銀行、楽天証券、保険など)、モバイル(⁠楽天モバイル)の3つです。

歴史の違い

KDDI

  1. 1984年通信の自由化に先立ち、「⁠第二電電企画」が設立されます。
  2. 1987〜1991年市外電話サービスを始め、関西・九州などに地域ごとのセルラー電話会社をつくります。
  3. 2000年国際通信のKDD、携帯電話の日本移動通信と合併し、「⁠ディーディーアイ」になります。
  4. 2001年社名をKDDIに変え、セルラー電話会社をまとめた「⁠エーユー」と合併します。

楽天グループ

  1. 1997年株式会社エム・ディー・エムとして設立され、インターネット・ショッピングモール『⁠楽天市場』のサービスを始めます。
  2. 2001〜2004年楽天トラベル、楽天ポイントを始め、証券会社、クレジットカード会社を傘下に入れます。
  3. 2009〜2014年銀行(⁠今の楽天銀行)、電子書籍のKobo、通話アプリのViber、アメリカのEbatesなどを傘下に入れ、世界に広がります。
  4. 2019年『⁠楽天モバイル』が自社の回線を使った携帯キャリアサービスを始めます。

いま何に賭けているか

KDDI

2026年5月に中期経営戦略「⁠Power-to-Connect 2028」を発表しました。AIが当たり前になる「⁠AI前提社会」で、企業の成長を支える「⁠AI労働力」、暮らしを変える「⁠AI生活力」を支える新しい事業をつくり、社会への実装をリードすることを目指しています。

楽天グループ

インターネットサービス、フィンテック、モバイルの3つを軸にした「⁠グローバル イノベーション カンパニー」を掲げ、AIとデータを事業運営や価値創造に最大限活用するとしています。日本のEC化率やキャッシュレス比率はまだ伸びる余地が大きいと見て、事業の成長を目指しています。

どちらを選ぶかの目安

  • 伸びている事業で任される範囲を広げたいなら、売上の伸びが大きい楽天グループ。
  • 業績の安定を重視するなら、利益率の高いKDDIのほうが景気の波に強い。

よくある質問

KDDIと楽天グループはどちらが年収が高い?
30歳に換算した年収はKDDIが約804万円、楽天グループが約747万円。KDDIのほうが約57万円高い。
KDDIと楽天グループはどちらが働きやすい?
当サイトの働きやすさの点数はKDDIが77.2点、楽天グループが57点で、KDDIが上回る。点数は残業・有休・年収・勤続などの公的データから計算したもの。

もっと詳しく