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ENEOSホールディングスと出光興産の違い

年収・残業・稼ぎ方・歴史を、有価証券報告書と公的データで比べました。石油・資源開発の会社選びや、両社の面接を受けるときの企業研究に。

3行でいうと

  • 30歳に換算した年収はENEOSホールディングスが約858万円、出光興産が約766万円。ENEOSホールディングスのほうが約92万円高い。
  • 月の平均残業はENEOSホールディングスが17.2時間、出光興産が21.5時間。ENEOSホールディングスのほうが月4.3時間少ない。
  • 売上高はENEOSホールディングスが11.77兆円、出光興産が8.11兆円で、ENEOSホールディングスが約1.5倍の規模。

数字で比べる

ENEOSホールディングス出光興産
働きやすさの点数78点(S)74.3点(⁠S)
平均年収1,138万円(⁠43歳)995万円(⁠42歳)
30歳換算年収約858万円約766万円
月の平均残業17.2時間21.5時間
有給取得率未公表未公表
平均勤続年数17.9年16.9年
売上高11.77兆円8.11兆円
売上に対する利益の割合3.8%(⁠税引前利益)2.8%(⁠経常利益)
売上の4年の伸び1.08倍1.21倍
従業員数(⁠単体)1,207人5,120人

点数・年収・残業・有休・勤続は女性の活躍推進企業データベースと有価証券報告書、売上・利益・従業員数は有価証券報告書(⁠EDINET)から。30歳換算年収は平均年齢の違う会社を比べるための目安(⁠平均年収÷1.022^(⁠平均年齢−30))。持株会社は本社の少人数の数字なので、事業会社と並べるときは注意。

  • 売上の4年の伸びはENEOSホールディングスが1.08倍、出光興産が1.21倍で、勢いは出光興産が上。
  • 当サイトの働きやすさの点数はENEOSホールディングスが78点、出光興産が74.3点で、ENEOSホールディングスが上回る。

何で稼いでいるかの違い

ENEOSホールディングス

ENEOSは、ガソリンなどの石油製品を中心に、石油・天然ガスの開発、電気・再生可能エネルギーまでを手がける国内最大のエネルギー会社です。いくつもの石油会社が合併を重ねてできたグループです。

売上高は約11.8兆円で、石油・石炭製品の業界で国内1位です。お金の中心は、原油を仕入れて製油所でガソリン・軽油・灯油などに精製し、全国のサービスステーションや企業に売る事業です。

出光興産

出光興産は、ガソリンなどの石油製品を中心に、化学品、有機ELの材料、電力・再生可能エネルギーまで手がけるエネルギー会社です。1911年に出光佐三が門司で始めた石油販売が原点で、2019年に昭和シェル石油と経営統合しました。

売上高は約8.1兆円で、石油・石炭製品の業界で国内2位です。お金の中心は燃料油で、原油を製油所で精製し、全国のサービスステーションや企業に販売しています。社員約1.4万人のうち約7,400人が燃料油事業にいます。

歴史の違い

ENEOSホールディングス

  1. 1888年日本石油会社が創立されます。
  2. 1999〜2002年日本石油と三菱石油が合併して日石三菱になり、のちに新日本石油と名前を変えます。
  3. 2010年新日本石油と新日鉱ホールディングスが経営統合し、JXホールディングスが生まれます。
  4. 2017年エッソ・モービルの流れをくむ東燃ゼネラル石油と統合し、JXTGホールディングスになります。

出光興産

  1. 1911年出光佐三が福岡県門司で「⁠出光商会」を開き、石油の販売を始めます。
  2. 1945年終戦で海外の財産をすべて失いますが、引き揚げてきた社員全員を受け入れます。
  3. 1953年石油の国有化をめぐって国際紛争の中にあったイランから、石油の輸入を断行します。
  4. 1957〜1975年徳山、千葉、北海道、愛知などに製油所を次々に建て、石油化学の事業も始めます。

いま何に賭けているか

ENEOSホールディングス

2025〜2027年度の第4次中期経営計画で、「⁠筋肉質な経営体質への転換」と「⁠ポートフォリオ再編」を2本柱に掲げています。グループ会社の削減やAI活用で効率を上げつつ、2026年には東南アジア・豪州の燃料油事業の買収を決めるなど、海外と低炭素の分野に投資を振り向けています。

出光興産

2026〜2030年度の中期経営計画で、2030年ビジョン「⁠責任ある変革者」を掲げています。エネルギーの安定供給を続けながら、ブルーアンモニアやSAF(⁠持続可能な航空燃料)、電気自動車向けのリチウム固体電解質、使用済みプラスチックの油化など、脱炭素と資源循環の事業を育てています。

どちらを選ぶかの目安

  • 年収・残業の両方でENEOSホールディングスが上回っている。

よくある質問

ENEOSホールディングスと出光興産はどちらが年収が高い?
30歳に換算した年収はENEOSホールディングスが約858万円、出光興産が約766万円。ENEOSホールディングスのほうが約92万円高い。
ENEOSホールディングスと出光興産はどちらが残業が少ない?
月の平均残業はENEOSホールディングスが17.2時間、出光興産が21.5時間。ENEOSホールディングスのほうが月4.3時間少ない。
ENEOSホールディングスと出光興産はどちらが働きやすい?
当サイトの働きやすさの点数はENEOSホールディングスが78点、出光興産が74.3点で、ENEOSホールディングスが上回る。点数は残業・有休・年収・勤続などの公的データから計算したもの。

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