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ENEOSホールディングスとINPEXの違い

年収・残業・稼ぎ方・歴史を、有価証券報告書と公的データで比べました。石油・資源開発の会社選びや、両社の面接を受けるときの企業研究に。

3行でいうと

  • 30歳に換算した年収はENEOSホールディングスが約858万円、INPEXが約1,083万円。INPEXのほうが約225万円高い。
  • 月の平均残業はENEOSホールディングスが17.2時間、INPEXが12時間。INPEXのほうが月5.2時間少ない。
  • 当サイトの働きやすさの点数はENEOSホールディングスが78点、INPEXが79.3点で、ほぼ同じ。

数字で比べる

ENEOSホールディングスINPEX
働きやすさの点数78点(S)79.3点(⁠S)
平均年収1,138万円(⁠43歳)1,323万円(⁠39.2歳)
30歳換算年収約858万円約1,083万円
月の平均残業17.2時間12時間
有給取得率未公表未公表
平均勤続年数17.9年11.2年
売上高11.77兆円—
売上に対する利益の割合3.8%(⁠税引前利益)—
売上の4年の伸び1.08倍—
従業員数(⁠単体)1,207人889人

点数・年収・残業・有休・勤続は女性の活躍推進企業データベースと有価証券報告書、売上・利益・従業員数は有価証券報告書(⁠EDINET)から。30歳換算年収は平均年齢の違う会社を比べるための目安(⁠平均年収÷1.022^(⁠平均年齢−30))。持株会社は本社の少人数の数字なので、事業会社と並べるときは注意。

何で稼いでいるかの違い

ENEOSホールディングス

ENEOSは、ガソリンなどの石油製品を中心に、石油・天然ガスの開発、電気・再生可能エネルギーまでを手がける国内最大のエネルギー会社です。いくつもの石油会社が合併を重ねてできたグループです。

売上高は約11.8兆円で、石油・石炭製品の業界で国内1位です。お金の中心は、原油を仕入れて製油所でガソリン・軽油・灯油などに精製し、全国のサービスステーションや企業に売る事業です。

INPEX

INPEXは、石油・天然ガスの開発・生産会社です。2006年に国際石油開発と帝国石油が経営統合してでき、日本、オーストラリア・東南アジア、欧州、アブダビなどで原油と天然ガスを生産しています。

主な事業は、原油・天然ガスの探鉱・開発・生産と販売です。確認埋蔵量は、原油・コンデンセート・LPGが約24億バレル、天然ガスが約3.6兆立方フィート、合計で約31億BOE(⁠原油換算)です(⁠2025年末)。

歴史の違い

ENEOSホールディングス

  1. 1888年日本石油会社が創立されます。
  2. 1999〜2002年日本石油と三菱石油が合併して日石三菱になり、のちに新日本石油と名前を変えます。
  3. 2010年新日本石油と新日鉱ホールディングスが経営統合し、JXホールディングスが生まれます。
  4. 2017年エッソ・モービルの流れをくむ東燃ゼネラル石油と統合し、JXTGホールディングスになります。

INPEX

  1. 2005〜2006年国際石油開発と帝国石油が経営統合で合意し、2006年に共同持株会社を設立して東京証券取引所に上場します。
  2. 2008年両社を吸収合併し、社名を国際石油開発帝石に変えます。
  3. 2010年公募増資と第三者割当増資で約5,200億円を調達します。
  4. 2021年社名をINPEXに変えます。

いま何に賭けているか

ENEOSホールディングス

2025〜2027年度の第4次中期経営計画で、「⁠筋肉質な経営体質への転換」と「⁠ポートフォリオ再編」を2本柱に掲げています。グループ会社の削減やAI活用で効率を上げつつ、2026年には東南アジア・豪州の燃料油事業の買収を決めるなど、海外と低炭素の分野に投資を振り向けています。

INPEX

2025年2月に「⁠INPEX Vision 2035」を発表しました。会社は、天然ガス/LNGが「⁠現実的な移行期の燃料」として重要性を増すこと、CCSや水素・アンモニアなど多様な低炭素対策を並行して進める必要があること、エネルギー供給システムの強靭化が必要なことを経営の前提にしています。

どちらを選ぶかの目安

  • 年収・残業の両方でINPEXが上回っている。

よくある質問

ENEOSホールディングスとINPEXはどちらが年収が高い?
30歳に換算した年収はENEOSホールディングスが約858万円、INPEXが約1,083万円。INPEXのほうが約225万円高い。
ENEOSホールディングスとINPEXはどちらが残業が少ない?
月の平均残業はENEOSホールディングスが17.2時間、INPEXが12時間。INPEXのほうが月5.2時間少ない。
ENEOSホールディングスとINPEXはどちらが働きやすい?
当サイトの働きやすさの点数はENEOSホールディングスが78点、INPEXが79.3点で、ほぼ同じ。点数は残業・有休・年収・勤続などの公的データから計算したもの。

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