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ENEOSホールディングスと石油資源開発の違い

年収・残業・稼ぎ方・歴史を、有価証券報告書と公的データで比べました。石油・資源開発の会社選びや、両社の面接を受けるときの企業研究に。

3行でいうと

  • 30歳に換算した年収はENEOSホールディングスが約858万円、石油資源開発が約857万円。ほぼ同じ水準。
  • 月の平均残業はENEOSホールディングスが17.2時間、石油資源開発が16.5時間。大きな差はない。
  • 売上高はENEOSホールディングスが11.77兆円、石油資源開発が3,403億円で、ENEOSホールディングスが約34.6倍の規模。

数字で比べる

ENEOSホールディングス石油資源開発
働きやすさの点数78点(S)75.7点(⁠S)
平均年収1,138万円(⁠43歳)1,061万円(⁠39.8歳)
30歳換算年収約858万円約857万円
月の平均残業17.2時間16.5時間
有給取得率未公表未公表
平均勤続年数17.9年14.2年
売上高11.77兆円3,403億円
売上に対する利益の割合3.8%(⁠税引前利益)18.1%(⁠経常利益)
売上の4年の伸び1.08倍1.37倍
従業員数(⁠単体)1,207人993人

点数・年収・残業・有休・勤続は女性の活躍推進企業データベースと有価証券報告書、売上・利益・従業員数は有価証券報告書(⁠EDINET)から。30歳換算年収は平均年齢の違う会社を比べるための目安(⁠平均年収÷1.022^(⁠平均年齢−30))。持株会社は本社の少人数の数字なので、事業会社と並べるときは注意。

  • 売上の4年の伸びはENEOSホールディングスが1.08倍、石油資源開発が1.37倍で、勢いは石油資源開発が上。
  • 当サイトの働きやすさの点数はENEOSホールディングスが78点、石油資源開発が75.7点で、ENEOSホールディングスが上回る。

何で稼いでいるかの違い

ENEOSホールディングス

ENEOSは、ガソリンなどの石油製品を中心に、石油・天然ガスの開発、電気・再生可能エネルギーまでを手がける国内最大のエネルギー会社です。いくつもの石油会社が合併を重ねてできたグループです。

売上高は約11.8兆円で、石油・石炭製品の業界で国内1位です。お金の中心は、原油を仕入れて製油所でガソリン・軽油・灯油などに精製し、全国のサービスステーションや企業に売る事業です。

石油資源開発

石油資源開発(⁠JAPEX)は、地下から石油や天然ガスを探して掘り出す会社です。もとは国の出資でつくられた会社で、新潟・秋田・北海道のガス田を開発してきました。今は、掘ったガスや輸入したLNG(⁠液化天然ガス)をパイプラインで届けたり、発電したりもしています。

売上高は約3,400億円で、鉱業で国内1位です。お金の入り口は二つです。一つは「⁠E&P事業」(⁠探鉱・開発・生産)で、国内や海外(⁠北米、欧州、中東など)で石油・ガスを掘って売ります。もう一つは「⁠インフラ・ユーティリティ事業」で、全長800km超の自社ガスパイプラインを通じて、沿線の地域にガスを売ったり、電力を販売したりします。

歴史の違い

ENEOSホールディングス

  1. 1888年日本石油会社が創立されます。
  2. 1999〜2002年日本石油と三菱石油が合併して日石三菱になり、のちに新日本石油と名前を変えます。
  3. 2010年新日本石油と新日鉱ホールディングスが経営統合し、JXホールディングスが生まれます。
  4. 2017年エッソ・モービルの流れをくむ東燃ゼネラル石油と統合し、JXTGホールディングスになります。

石油資源開発

  1. 1955年国の出資で、特殊会社「⁠石油資源開発」が設立されます。
  2. 1958〜1968年新潟・秋田で油田やガス田を次々に発見します。
  3. 1970年国の石油開発公団から分かれ、民間会社として再出発します。
  4. 1996年新潟と仙台を結ぶ約251kmのガスパイプラインが完成し、ガスを広い地域に届ける事業が本格化します。

いま何に賭けているか

ENEOSホールディングス

2025〜2027年度の第4次中期経営計画で、「⁠筋肉質な経営体質への転換」と「⁠ポートフォリオ再編」を2本柱に掲げています。グループ会社の削減やAI活用で効率を上げつつ、2026年には東南アジア・豪州の燃料油事業の買収を決めるなど、海外と低炭素の分野に投資を振り向けています。

石油資源開発

2026年4月に「⁠JAPEX経営計画2026-2035」を公表しました。エネルギーの安定供給の重要性が見直され、AIの普及で電力需要が増える見通しの中で、石油・天然ガスの事業をさらに強くし、あわせてCO2を回収して地中に埋めるCCSなどの脱炭素事業も育てるとしています。

どちらを選ぶかの目安

  • 伸びている事業で任される範囲を広げたいなら、売上の伸びが大きい石油資源開発。

よくある質問

ENEOSホールディングスと石油資源開発はどちらが年収が高い?
30歳に換算した年収はENEOSホールディングスが約858万円、石油資源開発が約857万円。ほぼ同じ水準。
ENEOSホールディングスと石油資源開発はどちらが残業が少ない?
月の平均残業はENEOSホールディングスが17.2時間、石油資源開発が16.5時間。大きな差はない。
ENEOSホールディングスと石油資源開発はどちらが働きやすい?
当サイトの働きやすさの点数はENEOSホールディングスが78点、石油資源開発が75.7点で、ENEOSホールディングスが上回る。点数は残業・有休・年収・勤続などの公的データから計算したもの。

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