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三菱ガス化学とカネカの違い

年収・残業・稼ぎ方・歴史を、有価証券報告書と公的データで比べました。化学メーカーの会社選びや、両社の面接を受けるときの企業研究に。

3行でいうと

  • 30歳に換算した年収は三菱ガス化学が約715万円、カネカが約649万円。三菱ガス化学のほうが約66万円高い。
  • 月の平均残業は三菱ガス化学が14.2時間、カネカが19.6時間。三菱ガス化学のほうが月5.4時間少ない。
  • 売上高は三菱ガス化学が7,382億円、カネカが8,116億円で、規模は近い。

数字で比べる

三菱ガス化学カネカ
働きやすさの点数67.9点(⁠A+)65.3点(⁠A)
平均年収908万円(⁠41歳)824万円(⁠41歳)
30歳換算年収約715万円約649万円
月の平均残業14.2時間19.6時間
有給取得率未公表未公表
平均勤続年数15.9年15.5年
売上高7,382億円8,116億円
売上に対する利益の割合7.0%(⁠経常利益)3.6%(⁠経常利益)
売上の4年の伸び1.05倍1.17倍
従業員数(⁠単体)2,562人3,485人

点数・年収・残業・有休・勤続は女性の活躍推進企業データベースと有価証券報告書、売上・利益・従業員数は有価証券報告書(⁠EDINET)から。30歳換算年収は平均年齢の違う会社を比べるための目安(⁠平均年収÷1.022^(⁠平均年齢−30))。持株会社は本社の少人数の数字なので、事業会社と並べるときは注意。

  • 売上に対する利益の割合は三菱ガス化学が7.0%、カネカが3.6%で、三菱ガス化学のほうが稼ぐ力が強い。
  • 売上の4年の伸びは三菱ガス化学が1.05倍、カネカが1.17倍で、勢いはカネカが上。
  • 当サイトの働きやすさの点数は三菱ガス化学が67.9点、カネカが65.3点で、三菱ガス化学が上回る。

何で稼いでいるかの違い

三菱ガス化学

三菱ガス化学は、メタノールなどの基礎化学品と、半導体パッケージ用のBT材料、エンジニアリングプラスチックス、電子材料、脱酸素剤などの機能化学品をつくる化学メーカーです。1951年に天然ガス化学の日本瓦斯化学工業として設立されました。

売上高は約7,382億円です。事業は、グリーン・エネルギー&ケミカル(⁠メタノール、芳香族化学品、発泡プラスチック、電力など)と、機能化学品(⁠無機化学品、エンジニアリングプラスチックス、光学材料、電子材料、脱酸素剤など)の2つが中心です。

カネカ

カネカは、塩化ビニル樹脂や変成シリコーンポリマーなどの素材、発泡樹脂や太陽電池、医療機器、医薬品、食品(⁠油脂、酵母など)などを手がける化学メーカーです。1949年に鐘淵紡績から繊維以外の事業を引き継いで分離独立しました。2004年に鐘淵化学工業から今の社名になりました。

売上高は約8,116億円です。事業は、Material(⁠塩ビ、モディファイヤー、生分解性バイオポリマーなど)、Quality of Life(⁠発泡樹脂、ポリイミドフィルム、太陽電池、アクリル系合成繊維など)、Health Care(⁠医療機器、医薬品など)、Nutrition(⁠食品など)の4つです。

歴史の違い

三菱ガス化学

  1. 1951年天然ガス化学工業を目的に、日本瓦斯化学工業を設立します。
  2. 1971年三菱江戸川化学と合併し、三菱瓦斯化学になります。
  3. 1979〜1983年日本・サウジアラビアメタノールを設立し、「⁠サウジメタノール計画」の現地法人が操業を始めます。
  4. 1994年三菱化成と合弁で三菱エンジニアリングプラスチックスを設立します。

カネカ

  1. 1949年鐘淵紡績から繊維部門以外の事業を引き継いで設立されます。
  2. 1950〜1957年塩化ビニル樹脂、ショートニング、アクリル系合成繊維「⁠カネカロン」の製造を始めます。
  3. 1977〜1986年コエンザイムQ10、変成シリコーンポリマー、超耐熱ポリイミドフィルム、医療機器の製造を始めます。
  4. 1999〜2004年電力用太陽電池の製造を始め、2004年に社名をカネカに変えます。

いま何に賭けているか

三菱ガス化学

中期経営計画「⁠Grow UP 2026」で、事業ポートフォリオの強靭化とサステナビリティ経営を進めています。当期は、タイで半導体パッケージ用BT材料の能力増強が完了し、AIサーバー向け基板材料OPE®の需要は計画を上回っています。一方、オランダのメタキシレンジアミン製造設備の建設中止と、鹿島工場のポリカーボネート生産設備の停止を決めました。

カネカ

パーパスは「⁠カガクでネガイをカナエル会社」で、環境・エネルギー、食糧、健康の3つをドメインにしています。ESG経営を「⁠世界を健康にする健康経営-Wellness First」と定義しています。行動指針は「⁠実験カンパニー(⁠大量に試していいものだけを残す)」です。

どちらを選ぶかの目安

  • 年収・残業の両方で三菱ガス化学が上回っている。
  • 業績の安定を重視するなら、利益率の高い三菱ガス化学のほうが景気の波に強い。

よくある質問

三菱ガス化学とカネカはどちらが年収が高い?
30歳に換算した年収は三菱ガス化学が約715万円、カネカが約649万円。三菱ガス化学のほうが約66万円高い。
三菱ガス化学とカネカはどちらが残業が少ない?
月の平均残業は三菱ガス化学が14.2時間、カネカが19.6時間。三菱ガス化学のほうが月5.4時間少ない。
三菱ガス化学とカネカはどちらが働きやすい?
当サイトの働きやすさの点数は三菱ガス化学が67.9点、カネカが65.3点で、三菱ガス化学が上回る。点数は残業・有休・年収・勤続などの公的データから計算したもの。

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