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小野薬品工業と東和薬品の違い

年収・残業・稼ぎ方・歴史を、有価証券報告書と公的データで比べました。製薬の会社選びや、両社の面接を受けるときの企業研究に。

3行でいうと

  • 30歳に換算した年収は小野薬品工業が約812万円、東和薬品が約617万円。小野薬品工業のほうが約195万円高い。
  • 月の平均残業は小野薬品工業が21.9時間、東和薬品が22.8時間。大きな差はない。
  • 売上高は小野薬品工業が5,158億円、東和薬品が2,737億円で、小野薬品工業が約1.9倍の規模。

数字で比べる

小野薬品工業東和薬品
働きやすさの点数71.8点(⁠S-)53.6点(⁠B)
平均年収1,094万円(⁠43.7歳)695万円(⁠35.5歳)
30歳換算年収約812万円約617万円
月の平均残業21.9時間22.8時間
有給取得率72.7%未公表
平均勤続年数15.8年9.6年
売上高5,158億円2,737億円
売上に対する利益の割合18.0%(⁠税引前利益)10.3%(⁠経常利益)
売上の4年の伸び1.43倍1.65倍
従業員数(⁠単体)3,396人2,899人

点数・年収・残業・有休・勤続は女性の活躍推進企業データベースと有価証券報告書、売上・利益・従業員数は有価証券報告書(⁠EDINET)から。30歳換算年収は平均年齢の違う会社を比べるための目安(⁠平均年収÷1.022^(⁠平均年齢−30))。持株会社は本社の少人数の数字なので、事業会社と並べるときは注意。

  • 売上の4年の伸びは小野薬品工業が1.43倍、東和薬品が1.65倍で、勢いは東和薬品が上。
  • 当サイトの働きやすさの点数は小野薬品工業が71.8点、東和薬品が53.6点で、小野薬品工業が上回る。

何で稼いでいるかの違い

小野薬品工業

小野薬品工業は、オンコロジー(⁠がん)領域の主力製品「⁠オプジーボ」を持つ製薬会社です。1717年に大阪・道修町で薬種仲買人として創業した長い歴史を持ち、2024年には米国のDeciphera Pharmaceuticalsを買収しました。

売上高は約5,158億円です。事業は医薬品の単一セグメントで、医療用医薬品を主力分野とし、研究開発に特に力を入れています。

東和薬品

東和薬品は、ジェネリック医薬品(⁠後発医薬品)を中心に、医療用医薬品を製造販売する会社です。1951年に大阪で医薬品原料の卸と仲買業として東和薬品商会を創業しました。

売上高は約2,737億円です。事業は国内と海外の2つで、国内では健康食品・医薬品の受託製造をする三生医薬なども子会社です。海外では持株会社Towa Pharma International Holdingsを通じて欧米でジェネリック医薬品事業を展開しています。

歴史の違い

小野薬品工業

  1. 1717年初代小野市兵衞が大阪・道修町で薬種仲買人として創業します。
  2. 1947〜1949年医薬品製造部門の日本有機化工を設立し、小野薬品工業と改称して、製造販売を一本化します。
  3. 1968年生理活性物質「⁠プロスタグランディン」の化学合成に成功します。
  4. 1998〜2014年米国、英国、韓国、台湾に会社を設立します。

東和薬品

  1. 1951〜1957年東和薬品商会を創業し、東和薬品を設立して一般用医薬品の製造を始めます。
  2. 1965年医療用医薬品の製造販売に転換します。
  3. 2004〜2005年東証2部に上場し、東証1部に上場します。
  4. 2012年山形工場と東日本物流センターを完成させます。

いま何に賭けているか

小野薬品工業

企業理念「⁠病気と苦痛に対する人間の闘いのために」のもと、「⁠グローバル スペシャリティ ファーマ」を目指しています。4つの成長戦略は「⁠製品価値最大化〜患者本位の視点で〜」「⁠パイプラインの強化」「⁠グローバル事業の拡大と加速」「⁠事業ドメインの拡大」です。

東和薬品

理念は「⁠私達は 人々の健康に貢献します」「⁠私達は こころの笑顔を大切にします」で、私達の誓い「⁠T-SMILE」を掲げています。ジェネリック医薬品事業をコア事業に、新たな健康関連事業へ広げるとしています。会社は、毎年の薬価改定や業界の品質問題による信頼低下で、ジェネリック業界の環境は厳しさを増しているとしています。

どちらを選ぶかの目安

  • 伸びている事業で任される範囲を広げたいなら、売上の伸びが大きい東和薬品。

よくある質問

小野薬品工業と東和薬品はどちらが年収が高い?
30歳に換算した年収は小野薬品工業が約812万円、東和薬品が約617万円。小野薬品工業のほうが約195万円高い。
小野薬品工業と東和薬品はどちらが残業が少ない?
月の平均残業は小野薬品工業が21.9時間、東和薬品が22.8時間。大きな差はない。
小野薬品工業と東和薬品はどちらが働きやすい?
当サイトの働きやすさの点数は小野薬品工業が71.8点、東和薬品が53.6点で、小野薬品工業が上回る。点数は残業・有休・年収・勤続などの公的データから計算したもの。

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