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リンテックとニチアスの違い

年収・残業・稼ぎ方・歴史を、有価証券報告書と公的データで比べました。化学メーカーの会社選びや、両社の面接を受けるときの企業研究に。

3行でいうと

  • 30歳に換算した年収はリンテックが約548万円、ニチアスが約600万円。ニチアスのほうが約52万円高い。
  • 月の平均残業はリンテックが7.9時間、ニチアスが12.5時間。リンテックのほうが月4.6時間少ない。
  • 有給休暇の取得率はリンテックが76%、ニチアスが83.8%。

数字で比べる

リンテックニチアス
働きやすさの点数67.2点(⁠A+)63点(A-)
平均年収724万円(⁠42.8歳)760万円(⁠40.9歳)
30歳換算年収約548万円約600万円
月の平均残業7.9時間12.5時間
有給取得率76%83.8%
平均勤続年数18.6年13.5年
売上高3,194億円2,519億円
売上に対する利益の割合8.0%(⁠経常利益)15.6%(⁠経常利益)
売上の4年の伸び1.24倍1.16倍
従業員数(⁠単体)2,549人1,930人

点数・年収・残業・有休・勤続は女性の活躍推進企業データベースと有価証券報告書、売上・利益・従業員数は有価証券報告書(⁠EDINET)から。30歳換算年収は平均年齢の違う会社を比べるための目安(⁠平均年収÷1.022^(⁠平均年齢−30))。持株会社は本社の少人数の数字なので、事業会社と並べるときは注意。

  • 売上高はリンテックが3,194億円、ニチアスが2,519億円で、規模は近い。
  • 売上に対する利益の割合はリンテックが8.0%、ニチアスが15.6%で、ニチアスのほうが稼ぐ力が強い。
  • 当サイトの働きやすさの点数はリンテックが67.2点、ニチアスが63点で、リンテックが上回る。

何で稼いでいるかの違い

リンテック

リンテックは、シール・ラベル用の粘着製品、ウインドーフィルム、半導体関連の粘着テープや装置、特殊紙などをつくる会社です。1934年に不二紙工として設立され、包装用ガムテープの製造販売から始まりました。

売上高は約3,194億円です。事業は、印刷材・産業工材関連(⁠シール・ラベル用粘着製品、自動車用粘着製品、ウインドーフィルム、屋外看板用フィルムなど)、電子・光学関連(⁠半導体関連粘着テープ・装置、積層セラミックコンデンサ関連テープ、光学ディスプレイ関連粘着製品)、洋紙・加工材関連の3つです。

ニチアス

ニチアス(⁠旧日本アスベスト)は、「⁠断つ・保つ」の技術を基盤に、プラント設備向けの製品・エンジニアリング、工業製品、高機能製品、自動車部品、建材を手がける会社です。1896年に大阪市で日本アスベストとして設立されました。

売上高は約2,519億円です。事業は、プラント向け工事・販売、工業製品、高機能製品、自動車部品、建材の5つです。

歴史の違い

リンテック

  1. 1934年不二紙工を設立し、包装用ガムテープの製造販売を始めます。
  2. 1962〜1964年段ボール箱の自動包装機の製作を始め、その部門を別会社にします。
  3. 1984〜1987年社名をFSKに変え、米国に設立した子会社を通じて工業用粘着フィルムメーカーのMADICOを買収します。
  4. 1990年四国製紙、創研化工と合併し、社名をリンテックに変えます。

ニチアス

  1. 1896年大阪市で日本アスベストを設立し、石綿製品の取扱いを始めます。
  2. 1930年最初の国産「⁠ジョイントシートパッキング」を完成させます。
  3. 1961〜1962年東証2部に上場し、1部に指定されます。
  4. 1981年社名をニチアスに変えます。

いま何に賭けているか

リンテック

社名の「⁠リンテック」は“リンケージ(⁠結合)”と“テクノロジー”を表し、社是は「⁠至誠と創造」です。粘着応用技術、表面改質技術、システム化技術、特殊紙・剥離材製造技術の4つを固有技術としています。長期ビジョン「⁠LINTEC SUSTAINABILITY VISION 2030」を進めており、2026年3月期は半導体・電子部品関連製品が好調で、売上高、営業利益、当期純利益が過去最高になりました。

ニチアス

ニチアス理念は「⁠私たちは、『⁠断つ・保つ』の技術で地球の明るい未来に貢献します。」で、長期ビジョンは「⁠『⁠断つ・保つ』で明るい未来へ」です。会社は、1896年にわが国の保温・断熱分野のパイオニアとしてスタートしたとしています。中期経営計画「⁠しくみ・130」で、2027年3月期に売上高2,700億円、営業利益率16.7%を予想しています。

どちらを選ぶかの目安

  • 年収を取るならニチアス、時間のゆとりを取るならリンテック。
  • 業績の安定を重視するなら、利益率の高いニチアスのほうが景気の波に強い。

よくある質問

リンテックとニチアスはどちらが年収が高い?
30歳に換算した年収はリンテックが約548万円、ニチアスが約600万円。ニチアスのほうが約52万円高い。
リンテックとニチアスはどちらが残業が少ない?
月の平均残業はリンテックが7.9時間、ニチアスが12.5時間。リンテックのほうが月4.6時間少ない。
リンテックとニチアスはどちらが働きやすい?
当サイトの働きやすさの点数はリンテックが67.2点、ニチアスが63点で、リンテックが上回る。点数は残業・有休・年収・勤続などの公的データから計算したもの。

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