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三井金属とSWCCの違い

年収・残業・稼ぎ方・歴史を、有価証券報告書と公的データで比べました。非鉄金属・電線の会社選びや、両社の面接を受けるときの企業研究に。

3行でいうと

  • 30歳に換算した年収は三井金属が約677万円、SWCCが約525万円。三井金属のほうが約152万円高い。
  • 月の平均残業は三井金属が14.3時間、SWCCが16時間。大きな差はない。
  • 有給休暇の取得率は三井金属が85.9%、SWCCが79%。

数字で比べる

三井金属SWCC
働きやすさの点数70点(A+)61.1点(⁠A-)
平均年収896万円(⁠42.9歳)723万円(⁠44.7歳)
30歳換算年収約677万円約525万円
月の平均残業14.3時間16時間
有給取得率85.9%79%
平均勤続年数13.9年12.6年
売上高7,585億円2,777億円
売上に対する利益の割合18.0%(⁠経常利益)9.4%(⁠経常利益)
売上の4年の伸び1.20倍1.39倍
従業員数(⁠単体)2,587人1,467人

点数・年収・残業・有休・勤続は女性の活躍推進企業データベースと有価証券報告書、売上・利益・従業員数は有価証券報告書(⁠EDINET)から。30歳換算年収は平均年齢の違う会社を比べるための目安(⁠平均年収÷1.022^(⁠平均年齢−30))。持株会社は本社の少人数の数字なので、事業会社と並べるときは注意。

  • 売上高は三井金属が7,585億円、SWCCが2,777億円で、三井金属が約2.7倍の規模。
  • 売上に対する利益の割合は三井金属が18.0%、SWCCが9.4%で、三井金属のほうが稼ぐ力が強い。
  • 売上の4年の伸びは三井金属が1.20倍、SWCCが1.39倍で、勢いはSWCCが上。
  • 当サイトの働きやすさの点数は三井金属が70点、SWCCが61.1点で、三井金属が上回る。

何で稼いでいるかの違い

三井金属

三井金属は、キャリア付極薄銅箔などの銅箔、排ガス浄化触媒、電子材料用金属粉、スパッタリングターゲットなどの機能材料と、亜鉛・鉛・銅・金・銀の製錬、資源リサイクルなどの金属事業を持つ会社です。1874年に三井組が神岡鉱山の経営を始めたのが起源で、1950年に三井鉱山の金属部門をもとに設立されました。

売上高は約7,585億円です。事業は、機能材料(⁠銅箔、排ガス浄化触媒、機能粉、電池材料、レアマテリアル、セラミックス、スパッタリングターゲット)、金属(⁠亜鉛、鉛、銅、金、銀、資源リサイクル)、その他です。

SWCC

SWCC(⁠旧昭和電線ホールディングス)は、電線、電力ケーブル、電力機器などのエネルギー・インフラ事業と、通信ケーブル、光加工品、機器用電線、精密デバイスなどの通信・コンポーネンツ事業を営む会社です。1936年に東京電気(⁠今の東芝)から独立して川崎市で設立されました。

売上高は約2,777億円です。事業は、エネルギー・インフラ(⁠電線、電力ケーブル、電力機器、制振・防振など)と、通信・コンポーネンツ(⁠通信ケーブル、光加工品、ワイヤハーネス、巻線、自動車用電線など)です。

歴史の違い

三井金属

  1. 1874年三井組が神岡鉱山の経営を始めます。
  2. 1950〜1952年三井鉱山の金属部門をもとに神岡鉱業を設立し、三井金属鉱業に社名を変えます。
  3. 1976〜1989年米国、台湾、マレーシアに銅箔の製造拠点をつくり、半導体実装材料の会社を設立します。
  4. 1995〜2006年タイ、中国、インドに自動車部品・排ガス浄化触媒の拠点をつくり、ペルーのパルカ鉱山が操業を始めます。

SWCC

  1. 1936〜1937年東京電気から独立して川崎市で設立され、裸銅線の製造販売を始めます。
  2. 1949年東京証券取引所に上場します。
  3. 2006年持株会社体制に移り、社名を昭和電線ホールディングスに変えます。
  4. 2019年古河電気工業と建設・電販市場向け汎用電線事業の業務提携をします。

いま何に賭けているか

三井金属

コーポレートスローガンは「⁠マテリアルの知恵を活かす」です。2025年度からの中期経営計画「⁠25中計」で、バイサイドM&Aの予算枠を240億円から600億円に広げ、「⁠大胆な資源投入による成長の加速」を進めるとしています。機能材料ではAIインフラ、先端半導体関連分野に継続して投資するとしています。

SWCC

2036年に迎える100年企業としてのありたい姿は「⁠エネルギーとデジタルの未来を創るグローバル・ソリューションカンパニー」です。中期経営計画「⁠Transformation for Growth SWCC 2030」で、2030年度に営業利益400億円以上、営業利益率12%以上、ROIC15%以上を目指しています。ROICを軸にした構造改革に、成長投資を加えた「⁠ROIC経営2.0」へ進むとしています。

どちらを選ぶかの目安

  • 伸びている事業で任される範囲を広げたいなら、売上の伸びが大きいSWCC。
  • 業績の安定を重視するなら、利益率の高い三井金属のほうが景気の波に強い。

よくある質問

三井金属とSWCCはどちらが年収が高い?
30歳に換算した年収は三井金属が約677万円、SWCCが約525万円。三井金属のほうが約152万円高い。
三井金属とSWCCはどちらが残業が少ない?
月の平均残業は三井金属が14.3時間、SWCCが16時間。大きな差はない。
三井金属とSWCCはどちらが働きやすい?
当サイトの働きやすさの点数は三井金属が70点、SWCCが61.1点で、三井金属が上回る。点数は残業・有休・年収・勤続などの公的データから計算したもの。

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