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協和キリンと小野薬品工業の違い

年収・残業・稼ぎ方・歴史を、有価証券報告書と公的データで比べました。製薬の会社選びや、両社の面接を受けるときの企業研究に。

3行でいうと

  • 30歳に換算した年収は協和キリンが約754万円、小野薬品工業が約812万円。小野薬品工業のほうが約58万円高い。
  • 月の平均残業は協和キリンが25.8時間、小野薬品工業が21.9時間。小野薬品工業のほうが月3.9時間少ない。
  • 有給休暇の取得率は協和キリンが79.5%、小野薬品工業が72.7%。

数字で比べる

協和キリン小野薬品工業
働きやすさの点数74.8点(⁠S)71.8点(⁠S-)
平均年収987万円(⁠42.4歳)1,094万円(⁠43.7歳)
30歳換算年収約754万円約812万円
月の平均残業25.8時間21.9時間
有給取得率79.5%72.7%
平均勤続年数20.5年15.8年
売上高4,968億円5,158億円
売上に対する利益の割合17.6%(⁠税引前利益)18.0%(⁠税引前利益)
売上の4年の伸び1.41倍1.43倍
従業員数(⁠単体)3,503人3,396人

点数・年収・残業・有休・勤続は女性の活躍推進企業データベースと有価証券報告書、売上・利益・従業員数は有価証券報告書(⁠EDINET)から。30歳換算年収は平均年齢の違う会社を比べるための目安(⁠平均年収÷1.022^(⁠平均年齢−30))。持株会社は本社の少人数の数字なので、事業会社と並べるときは注意。

  • 売上高は協和キリンが4,968億円、小野薬品工業が5,158億円で、規模は近い。
  • 売上に対する利益の割合は協和キリンが17.6%、小野薬品工業が18.0%で、差は小さい。
  • 当サイトの働きやすさの点数は協和キリンが74.8点、小野薬品工業が71.8点で、協和キリンが上回る。

何で稼いでいるかの違い

協和キリン

協和キリンは、キリンホールディングスが親会社の医療用医薬品メーカーです。抗体技術に強みを持ち、X染色体連鎖性低リン血症治療剤「⁠Crysvita」などを世界で販売しています。発酵技術の会社「⁠協和醱酵工業」が前身で、2008年にキリンファーマと統合しました。

売上高は約4,968億円です。事業は医療用医薬品の製造・販売の単一セグメントです。

小野薬品工業

小野薬品工業は、オンコロジー(⁠がん)領域の主力製品「⁠オプジーボ」を持つ製薬会社です。1717年に大阪・道修町で薬種仲買人として創業した長い歴史を持ち、2024年には米国のDeciphera Pharmaceuticalsを買収しました。

売上高は約5,158億円です。事業は医薬品の単一セグメントで、医療用医薬品を主力分野とし、研究開発に特に力を入れています。

歴史の違い

協和キリン

  1. 1949年協和産業の第二会社として協和醱酵工業が設立され、東京証券取引所に上場します。
  2. 1956〜1959年発酵法によるグルタミン酸ソーダ製造法の企業化を公表し、抗悪性腫瘍剤「⁠マイトマイシン」を発売します。
  3. 2008年キリンファーマと株式交換で統合し、キリンホールディングスが親会社になって、協和発酵キリンに社名を変えます。
  4. 2011〜2019年英国のProStrakanを買収し、化学品・食品・バイオケミカルなどの事業を譲渡して医薬に集中します。

小野薬品工業

  1. 1717年初代小野市兵衞が大阪・道修町で薬種仲買人として創業します。
  2. 1947〜1949年医薬品製造部門の日本有機化工を設立し、小野薬品工業と改称して、製造販売を一本化します。
  3. 1968年生理活性物質「⁠プロスタグランディン」の化学合成に成功します。
  4. 1998〜2014年米国、英国、韓国、台湾に会社を設立します。

いま何に賭けているか

協和キリン

2030年に向けたビジョンで、「⁠日本発のグローバル・スペシャリティファーマとして病気と向き合う人々に笑顔をもたらすLife-changingな価値の継続的な創出」を掲げています。中長期構想「⁠Vision 2030 and Beyond」では、先進的抗体技術と造血幹細胞遺伝子治療の強みを生かして研究開発を加速するとしています。

小野薬品工業

企業理念「⁠病気と苦痛に対する人間の闘いのために」のもと、「⁠グローバル スペシャリティ ファーマ」を目指しています。4つの成長戦略は「⁠製品価値最大化〜患者本位の視点で〜」「⁠パイプラインの強化」「⁠グローバル事業の拡大と加速」「⁠事業ドメインの拡大」です。

どちらを選ぶかの目安

  • 年収・残業の両方で小野薬品工業が上回っている。

よくある質問

協和キリンと小野薬品工業はどちらが年収が高い?
30歳に換算した年収は協和キリンが約754万円、小野薬品工業が約812万円。小野薬品工業のほうが約58万円高い。
協和キリンと小野薬品工業はどちらが残業が少ない?
月の平均残業は協和キリンが25.8時間、小野薬品工業が21.9時間。小野薬品工業のほうが月3.9時間少ない。
協和キリンと小野薬品工業はどちらが働きやすい?
当サイトの働きやすさの点数は協和キリンが74.8点、小野薬品工業が71.8点で、協和キリンが上回る。点数は残業・有休・年収・勤続などの公的データから計算したもの。

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