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神戸製鋼所と愛知製鋼の違い

年収・残業・稼ぎ方・歴史を、有価証券報告書と公的データで比べました。鉄鋼の会社選びや、両社の面接を受けるときの企業研究に。

3行でいうと

  • 30歳に換算した年収は神戸製鋼所が約668万円、愛知製鋼が約651万円。ほぼ同じ水準。
  • 売上高は神戸製鋼所が2.44兆円、愛知製鋼が3,043億円で、神戸製鋼所が約8.0倍の規模。
  • 当サイトの働きやすさの点数は神戸製鋼所が71.8点、愛知製鋼が68.2点で、神戸製鋼所が上回る。

数字で比べる

神戸製鋼所愛知製鋼
働きやすさの点数71.8点(⁠S-)68.2点(⁠A+)
平均年収832万円(⁠40.1歳)802万円(⁠39.6歳)
30歳換算年収約668万円約651万円
月の平均残業15.5時間未公表
有給取得率86.5%未公表
平均勤続年数15.2年17.7年
売上高2.44兆円3,043億円
売上に対する利益の割合5.0%(⁠経常利益)6.1%(⁠税引前利益)
売上の4年の伸び1.17倍1.17倍
従業員数(⁠単体)12,253人2,525人

点数・年収・残業・有休・勤続は女性の活躍推進企業データベースと有価証券報告書、売上・利益・従業員数は有価証券報告書(⁠EDINET)から。30歳換算年収は平均年齢の違う会社を比べるための目安(⁠平均年収÷1.022^(⁠平均年齢−30))。持株会社は本社の少人数の数字なので、事業会社と並べるときは注意。

何で稼いでいるかの違い

神戸製鋼所

神戸製鋼所(⁠KOBELCO)は、鉄鋼、アルミ・銅、溶接材料、産業機械、建設機械(⁠コベルコ建機)、電力まで手がける、日本でも珍しい「⁠複合経営」の素材・機械メーカーです。

売上高は約2.4兆円で、鉄鋼・金属製品の業界で国内4位です。事業は、鉄鋼アルミ、素形材(⁠鋳鍛鋼、チタン、銅など)、溶接(⁠溶接材料・ロボット)、機械(⁠圧縮機、樹脂機械など)、エンジニアリング(⁠プラント、新交通システム)、建設機械(⁠油圧ショベル、クレーン)、電力(⁠発電所)の7つです。

愛知製鋼

愛知製鋼は、特殊鋼やステンレス鋼、自動車部品などの鍛造品、磁気センサや磁石などの電子機能材料・部品をつくる会社です。トヨタ自動車が「⁠その他の関係会社」です。1940年に豊田自動織機製作所から分離独立し、豊田製鋼として創立されました。

売上収益は約3,043億円です。事業は、鋼(⁠ハガネ)カンパニー(⁠特殊鋼)、ステンレスカンパニー、鍛(⁠キタエル)カンパニー(⁠型打鍛造品)、スマートカンパニー(⁠電子機能材料・部品、磁石応用製品)の4つです。

歴史の違い

神戸製鋼所

  1. 1905年商社の鈴木商店が神戸の小林製鋼所を買収し、神戸製鋼所と改称します。
  2. 1959年灘浜1号高炉に火を入れ、鉄をつくる工程から一貫して手がける「⁠銑鋼一貫メーカー」になります。
  3. 1970年加古川製鉄所を新設し、線材・棒鋼に加えて鋼板もつくる総合鉄鋼メーカーになります。
  4. 1999年建設機械の事業をコベルコ建機に一本化します。

愛知製鋼

  1. 1940年豊田自動織機製作所から分離独立し、豊田製鋼として創立されます。
  2. 1945年社名を愛知製鋼に変えます。
  3. 1970〜1985年電気炉と連続鋳造設備を完成させます。
  4. 1995〜2003年フィリピン、米国、ドイツ、タイ、中国、インドネシアに会社をつくります。

いま何に賭けているか

神戸製鋼所

2017年の品質事案を契機に、閉鎖的だった企業風土を変えるため、社員が「⁠語り合う場」などで議論を重ね、2020年にボトムアップでグループ企業理念をつくりました。多様な人材・事業・技術の「⁠かけ算」で、KOBELCOならではの社会課題の解決に挑むことを使命としています。

愛知製鋼

経営理念は「⁠国際的な視野に立ち、活力に溢れ、信頼される企業体質をもとに、魅力ある商品を提供することによって社会に貢献する。」です。「⁠環境に一番やさしい鉄屋」として資源循環型のモノづくりを磨くとしています。2030年度に売上収益4,000億円、営業利益280億円を目標にし、できる限り早くROE8%を実現するとしています。

よくある質問

神戸製鋼所と愛知製鋼はどちらが年収が高い?
30歳に換算した年収は神戸製鋼所が約668万円、愛知製鋼が約651万円。ほぼ同じ水準。
神戸製鋼所と愛知製鋼はどちらが働きやすい?
当サイトの働きやすさの点数は神戸製鋼所が71.8点、愛知製鋼が68.2点で、神戸製鋼所が上回る。点数は残業・有休・年収・勤続などの公的データから計算したもの。

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