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神戸製鋼所と東京製鐵の違い

年収・残業・稼ぎ方・歴史を、有価証券報告書と公的データで比べました。鉄鋼の会社選びや、両社の面接を受けるときの企業研究に。

3行でいうと

  • 30歳に換算した年収は神戸製鋼所が約668万円、東京製鐵が約664万円。ほぼ同じ水準。
  • 売上高は神戸製鋼所が2.44兆円、東京製鐵が2,681億円で、神戸製鋼所が約9.1倍の規模。
  • 売上の4年の伸びは神戸製鋼所が1.17倍、東京製鐵が0.99倍で、勢いは神戸製鋼所が上。

数字で比べる

神戸製鋼所東京製鐵
働きやすさの点数71.8点(⁠S-)67.2点(⁠A+)
平均年収832万円(⁠40.1歳)822万円(⁠39.8歳)
30歳換算年収約668万円約664万円
月の平均残業15.5時間未公表
有給取得率86.5%未公表
平均勤続年数15.2年16.9年
売上高2.44兆円2,681億円
売上に対する利益の割合5.0%(⁠経常利益)—
売上の4年の伸び1.17倍0.99倍
従業員数(⁠単体)12,253人1,161人

点数・年収・残業・有休・勤続は女性の活躍推進企業データベースと有価証券報告書、売上・利益・従業員数は有価証券報告書(⁠EDINET)から。30歳換算年収は平均年齢の違う会社を比べるための目安(⁠平均年収÷1.022^(⁠平均年齢−30))。持株会社は本社の少人数の数字なので、事業会社と並べるときは注意。

  • 当サイトの働きやすさの点数は神戸製鋼所が71.8点、東京製鐵が67.2点で、神戸製鋼所が上回る。

何で稼いでいるかの違い

神戸製鋼所

神戸製鋼所(⁠KOBELCO)は、鉄鋼、アルミ・銅、溶接材料、産業機械、建設機械(⁠コベルコ建機)、電力まで手がける、日本でも珍しい「⁠複合経営」の素材・機械メーカーです。

売上高は約2.4兆円で、鉄鋼・金属製品の業界で国内4位です。事業は、鉄鋼アルミ、素形材(⁠鋳鍛鋼、チタン、銅など)、溶接(⁠溶接材料・ロボット)、機械(⁠圧縮機、樹脂機械など)、エンジニアリング(⁠プラント、新交通システム)、建設機械(⁠油圧ショベル、クレーン)、電力(⁠発電所)の7つです。

東京製鐵

東京製鐵は、鉄スクラップを電気炉で溶かして、H形鋼、鋼矢板、ホットコイル(⁠熱延広幅帯鋼)、厚板などの鉄鋼製品をつくる電炉メーカーです。1934年に東京都足立区で、各種鋼材の製造販売を目的に設立されました。

売上高は約2,681億円です。事業は鉄鋼事業の1つで、グループ会社はなく当社1社で構成されています。

歴史の違い

神戸製鋼所

  1. 1905年商社の鈴木商店が神戸の小林製鋼所を買収し、神戸製鋼所と改称します。
  2. 1959年灘浜1号高炉に火を入れ、鉄をつくる工程から一貫して手がける「⁠銑鋼一貫メーカー」になります。
  3. 1970年加古川製鉄所を新設し、線材・棒鋼に加えて鋼板もつくる総合鉄鋼メーカーになります。
  4. 1999年建設機械の事業をコベルコ建機に一本化します。

東京製鐵

  1. 1934年東京都足立区で設立され、平炉と電気炉で特殊鋼をつくります。
  2. 1962〜1969年岡山工場の操業を始め、H形鋼の生産を始めます。
  3. 1971〜1984年九州工場の操業を始め、大形H形鋼の生産を始めます。
  4. 1991〜1995年岡山工場でホットコイルの生産を始め、宇都宮工場を完成させます。

いま何に賭けているか

神戸製鋼所

2017年の品質事案を契機に、閉鎖的だった企業風土を変えるため、社員が「⁠語り合う場」などで議論を重ね、2020年にボトムアップでグループ企業理念をつくりました。多様な人材・事業・技術の「⁠かけ算」で、KOBELCOならではの社会課題の解決に挑むことを使命としています。

東京製鐵

経営の基本方針は、鉄鋼資源のリサイクルを通じて省エネルギーと省資源に努め、環境の保全に貢献することです。2025年11月に、品質要求の厳しい自動車分野で同社の電炉鋼材が正式に採用されました。鉄スクラップを高度な鉄鋼製品へ「⁠アップサイクル」させる挑戦を続けるとしています。長期環境ビジョン「⁠Tokyo Steel EcoVision 2050」を定めています。

どちらを選ぶかの目安

  • 伸びている事業で任される範囲を広げたいなら、売上の伸びが大きい神戸製鋼所。

よくある質問

神戸製鋼所と東京製鐵はどちらが年収が高い?
30歳に換算した年収は神戸製鋼所が約668万円、東京製鐵が約664万円。ほぼ同じ水準。
神戸製鋼所と東京製鐵はどちらが働きやすい?
当サイトの働きやすさの点数は神戸製鋼所が71.8点、東京製鐵が67.2点で、神戸製鋼所が上回る。点数は残業・有休・年収・勤続などの公的データから計算したもの。

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