トップ › 会社比較 › 非鉄金属・電線 › 三菱マテリアルとSWCC

三菱マテリアルとSWCCの違い

年収・残業・稼ぎ方・歴史を、有価証券報告書と公的データで比べました。非鉄金属・電線の会社選びや、両社の面接を受けるときの企業研究に。

3行でいうと

  • 30歳に換算した年収は三菱マテリアルが約552万円、SWCCが約525万円。ほぼ同じ水準。
  • 月の平均残業は三菱マテリアルが14時間、SWCCが16時間。三菱マテリアルのほうが月2時間少ない。
  • 売上高は三菱マテリアルが1.84兆円、SWCCが2,777億円で、三菱マテリアルが約6.6倍の規模。

数字で比べる

三菱マテリアルSWCC
働きやすさの点数67.3点(⁠A+)61.1点(⁠A-)
平均年収733万円(⁠43歳)723万円(⁠44.7歳)
30歳換算年収約552万円約525万円
月の平均残業14時間16時間
有給取得率未公表79%
平均勤続年数19.9年12.6年
売上高1.84兆円2,777億円
売上に対する利益の割合5.3%(⁠経常利益)9.4%(⁠経常利益)
売上の4年の伸び1.02倍1.39倍
従業員数(⁠単体)5,084人1,467人

点数・年収・残業・有休・勤続は女性の活躍推進企業データベースと有価証券報告書、売上・利益・従業員数は有価証券報告書(⁠EDINET)から。30歳換算年収は平均年齢の違う会社を比べるための目安(⁠平均年収÷1.022^(⁠平均年齢−30))。持株会社は本社の少人数の数字なので、事業会社と並べるときは注意。

  • 売上に対する利益の割合は三菱マテリアルが5.3%、SWCCが9.4%で、SWCCのほうが稼ぐ力が強い。
  • 売上の4年の伸びは三菱マテリアルが1.02倍、SWCCが1.39倍で、勢いはSWCCが上。
  • 当サイトの働きやすさの点数は三菱マテリアルが67.3点、SWCCが61.1点で、三菱マテリアルが上回る。

何で稼いでいるかの違い

三菱マテリアル

三菱マテリアルは、銅・金・銀などの製錬、家電やE-Scrap(⁠電子機器くず)のリサイクル、銅加工品・電子材料、超硬工具などをつくる非鉄金属の会社です。1871年に九十九商会が始めた鉱業事業にルーツがあります。

売上高は約1.84兆円です。事業は、金属(⁠銅・金・銀・鉛・錫・パラジウムなどの製錬、家電リサイクル)、高機能製品(⁠銅加工品、電子材料など)、加工(⁠超硬製品)、再生可能エネルギー(⁠地熱・水力発電)です。

SWCC

SWCC(⁠旧昭和電線ホールディングス)は、電線、電力ケーブル、電力機器などのエネルギー・インフラ事業と、通信ケーブル、光加工品、機器用電線、精密デバイスなどの通信・コンポーネンツ事業を営む会社です。1936年に東京電気(⁠今の東芝)から独立して川崎市で設立されました。

売上高は約2,777億円です。事業は、エネルギー・インフラ(⁠電線、電力ケーブル、電力機器、制振・防振など)と、通信・コンポーネンツ(⁠通信ケーブル、光加工品、ワイヤハーネス、巻線、自動車用電線など)です。

歴史の違い

三菱マテリアル

  1. 1871〜1873年九十九商会が紀州新宮藩の炭坑を借りて鉱業を始め、三菱商会が吉岡鉱山を買収して金属鉱山の経営に着手します。
  2. 1917〜1918年直島製錬所を設け、三菱合資から鉱業関係の資産を引き継いで三菱鉱業が設立されます。
  3. 1990年三菱金属と三菱鉱業セメントが合併し、三菱マテリアルになります。
  4. 2022年セメント事業をUBE三菱セメントに移し、アルミ事業も切り離します。

SWCC

  1. 1936〜1937年東京電気から独立して川崎市で設立され、裸銅線の製造販売を始めます。
  2. 1949年東京証券取引所に上場します。
  3. 2006年持株会社体制に移り、社名を昭和電線ホールディングスに変えます。
  4. 2019年古河電気工業と建設・電販市場向け汎用電線事業の業務提携をします。

いま何に賭けているか

三菱マテリアル

2026〜2028年度の中期経営戦略で、「⁠資源循環ビジネスで未来を創る企業へ」を基本方針にしています。欧米での二次原料製錬所の新設などで資源循環ビジネスをグローバルに広げ、E-Scrap処理量を2035年度までに倍増、タングステン製造拠点のリサイクル原料比率を2030年度までに100%にすることを目標にしています。

SWCC

2036年に迎える100年企業としてのありたい姿は「⁠エネルギーとデジタルの未来を創るグローバル・ソリューションカンパニー」です。中期経営計画「⁠Transformation for Growth SWCC 2030」で、2030年度に営業利益400億円以上、営業利益率12%以上、ROIC15%以上を目指しています。ROICを軸にした構造改革に、成長投資を加えた「⁠ROIC経営2.0」へ進むとしています。

どちらを選ぶかの目安

  • 伸びている事業で任される範囲を広げたいなら、売上の伸びが大きいSWCC。
  • 業績の安定を重視するなら、利益率の高いSWCCのほうが景気の波に強い。

よくある質問

三菱マテリアルとSWCCはどちらが年収が高い?
30歳に換算した年収は三菱マテリアルが約552万円、SWCCが約525万円。ほぼ同じ水準。
三菱マテリアルとSWCCはどちらが残業が少ない?
月の平均残業は三菱マテリアルが14時間、SWCCが16時間。三菱マテリアルのほうが月2時間少ない。
三菱マテリアルとSWCCはどちらが働きやすい?
当サイトの働きやすさの点数は三菱マテリアルが67.3点、SWCCが61.1点で、三菱マテリアルが上回る。点数は残業・有休・年収・勤続などの公的データから計算したもの。

もっと詳しく