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SUBARUと三菱自動車工業の違い

年収・残業・稼ぎ方・歴史を、有価証券報告書と公的データで比べました。自動車メーカーの会社選びや、両社の面接を受けるときの企業研究に。

3行でいうと

  • 30歳に換算した年収はSUBARUが約615万円、三菱自動車工業が約603万円。ほぼ同じ水準。
  • 月の平均残業はSUBARUが19.2時間、三菱自動車工業が17.1時間。三菱自動車工業のほうが月2.1時間少ない。
  • 売上高はSUBARUが4.78兆円、三菱自動車工業が2.90兆円で、SUBARUが約1.7倍の規模。

数字で比べる

SUBARU三菱自動車工業
働きやすさの点数64.8点(⁠A)64.8点(⁠A)
平均年収764万円(⁠40歳)790万円(⁠42.4歳)
30歳換算年収約615万円約603万円
月の平均残業19.2時間17.1時間
有給取得率未公表未公表
平均勤続年数15.5年14.5年
売上高4.78兆円2.90兆円
売上に対する利益の割合2.2%(⁠税引前利益)2.7%(⁠経常利益)
売上の4年の伸び1.74倍1.42倍
従業員数(⁠単体)17,948人13,498人

点数・年収・残業・有休・勤続は女性の活躍推進企業データベースと有価証券報告書、売上・利益・従業員数は有価証券報告書(⁠EDINET)から。30歳換算年収は平均年齢の違う会社を比べるための目安(⁠平均年収÷1.022^(⁠平均年齢−30))。持株会社は本社の少人数の数字なので、事業会社と並べるときは注意。

  • 売上の4年の伸びはSUBARUが1.74倍、三菱自動車工業が1.42倍で、勢いはSUBARUが上。
  • 当サイトの働きやすさの点数はSUBARUが64.8点、三菱自動車工業が64.8点で、ほぼ同じ。

何で稼いでいるかの違い

SUBARU

SUBARU(⁠スバル)は、自動車と航空機の両方をつくる会社です。前身は戦前の航空機メーカー中島飛行機で、2017年まで富士重工業という社名でした。売上の多くをアメリカで稼ぎ、現地では「⁠I love SUBARU」と言われるほど熱心なファンを持っています。

売上高は約4.8兆円で、自動車・輸送機器の業界で国内8位です。事業は自動車部門と航空宇宙部門に分かれ、社員約3.8万人のうち約3.4万人が自動車部門にいます。

三菱自動車工業

三菱自動車工業は、SUVやピックアップトラック、プラグインハイブリッド車(⁠PHEV)に強い自動車メーカーです。三菱重工業の自動車部門から独立して生まれ、今は日産自動車と戦略的アライアンスを結び、東南アジア(⁠アセアン)を最大の強みにしています。

売上高は約2.9兆円で、自動車業界で国内10位です。お金の入り口は車の販売と、自動車ローンなどの金融事業です。アウトランダー(⁠PHEV)、トライトン、エクスパンダー、エクリプス クロスなど、SUVや多人数乗りの車が主力です。

歴史の違い

SUBARU

  1. 1917年中島知久平が群馬県太田町に航空機の研究所を開きます。
  2. 1945〜1950年終戦で富士産業に改称し、スクーターやバスの車体などをつくり始めます。
  3. 1953年分割された会社のうち5社が共同出資して富士重工業を設立し、航空機の生産・修理を再開します。
  4. 1968〜2005年日産、GM、スズキなどと提携と解消を繰り返しながら、アメリカでの生産・販売を育てていきます。

三菱自動車工業

  1. 1970年三菱重工業の全額出資で設立され、同社の自動車部門を引き継いで営業を始めます。
  2. 1980年代三菱商事と共同でオーストラリアやアメリカに販売会社をつくり、アメリカではクライスラーと合弁工場を建てます。
  3. 2000〜2005年ドイツのダイムラークライスラーと提携しますが、のちに解消。
  4. 2016年日産自動車と資本業務提携・戦略的アライアンスを結びます。

いま何に賭けているか

SUBARU

2025年11月に公表した「⁠SUBARU 2025方針」で、「⁠モノづくり」と「⁠価値づくり」で世界最先端を目指すとしています。提供価値は「⁠安心と愉しさ」で、ありたい姿「⁠笑顔をつくる会社」に向けて、自動車と航空宇宙の両方で魅力あるグローバルブランドに成長することを目指しています。

三菱自動車工業

2026年5月に発表した新中長期ビジョンで、「⁠尖った商品・ブランドの強化でお客様満足と企業価値を向上」を掲げています。アセアン商品群とオフロード商品群に経営資源を集中して2031年度までに13車種を投入し、フィリピン、ベトナム、日本を重点国にするとしています。

どちらを選ぶかの目安

  • 伸びている事業で任される範囲を広げたいなら、売上の伸びが大きいSUBARU。

よくある質問

SUBARUと三菱自動車工業はどちらが年収が高い?
30歳に換算した年収はSUBARUが約615万円、三菱自動車工業が約603万円。ほぼ同じ水準。
SUBARUと三菱自動車工業はどちらが残業が少ない?
月の平均残業はSUBARUが19.2時間、三菱自動車工業が17.1時間。三菱自動車工業のほうが月2.1時間少ない。
SUBARUと三菱自動車工業はどちらが働きやすい?
当サイトの働きやすさの点数はSUBARUが64.8点、三菱自動車工業が64.8点で、ほぼ同じ。点数は残業・有休・年収・勤続などの公的データから計算したもの。

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