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オリンパスとシスメックスの違い

年収・残業・稼ぎ方・歴史を、有価証券報告書と公的データで比べました。医療機器・精密の会社選びや、両社の面接を受けるときの企業研究に。

3行でいうと

  • 30歳に換算した年収はオリンパスが約740万円、シスメックスが約675万円。オリンパスのほうが約65万円高い。
  • 月の平均残業はオリンパスが19.6時間、シスメックスが15.3時間。シスメックスのほうが月4.3時間少ない。
  • 売上高はオリンパスが1.01兆円、シスメックスが5,000億円で、オリンパスが約2.0倍の規模。

数字で比べる

オリンパスシスメックス
働きやすさの点数67.9点(⁠A+)64.9点(⁠A)
平均年収1,006万円(⁠44.1歳)884万円(⁠42.4歳)
30歳換算年収約740万円約675万円
月の平均残業19.6時間15.3時間
有給取得率未公表未公表
平均勤続年数14.2年12.4年
売上高1.01兆円5,000億円
売上に対する利益の割合9.3%(⁠税引前利益)9.8%(⁠税引前利益)
売上の4年の伸び1.35倍1.37倍
従業員数(⁠単体)2,469人3,011人

点数・年収・残業・有休・勤続は女性の活躍推進企業データベースと有価証券報告書、売上・利益・従業員数は有価証券報告書(⁠EDINET)から。30歳換算年収は平均年齢の違う会社を比べるための目安(⁠平均年収÷1.022^(⁠平均年齢−30))。持株会社は本社の少人数の数字なので、事業会社と並べるときは注意。

  • 売上に対する利益の割合はオリンパスが9.3%、シスメックスが9.8%で、差は小さい。
  • 当サイトの働きやすさの点数はオリンパスが67.9点、シスメックスが64.9点で、オリンパスが上回る。

何で稼いでいるかの違い

オリンパス

オリンパスは、消化器内視鏡を主力とする医療機器メーカーです。もとは顕微鏡やカメラの会社でしたが、カメラ事業、科学事業、整形外科事業を次々に手放し、今は医療機器に集中した「⁠メドテックカンパニー」を目指しています。

売上高は約1.01兆円です。事業は、消化器内視鏡ソリューション(⁠消化器内視鏡、処置具、医療サービス)と、サージカルインターベンション(⁠泌尿器科、呼吸器科、外科内視鏡、エネルギー・デバイス、耳鼻咽喉科、婦人科の製品)の2つです。

シスメックス

シスメックスは、血液などを調べる検体検査の機器と試薬をつくる神戸の会社です。機器と試薬に加え、ソフトウェアやメンテナンスも提供しています。社員の半分以上が海外の統括会社にいます。

売上高は約5,000億円です。事業は、本社統括(⁠日本での開発・製造・販売)、米州統括、EMEA統括、中国統括、AP統括の地域別に分かれています。

歴史の違い

オリンパス

  1. 1919年顕微鏡の国産化を目指し、高千穂製作所として設立されます。
  2. 1952年医療機器の製造を始めます。
  3. 2008年イギリスのGyrus Groupを買収し、外科の領域を強化します。
  4. 2021年映像事業をOMデジタルソリューションズに移し、日本産業パートナーズが設立した会社に譲渡します。

シスメックス

  1. 1968年東亞特殊電機(⁠今のTOA)が製造する血球計数装置の販売会社として、神戸に東亞医用電子が設立されます。
  2. 1978〜1980年ブランドを「⁠Sysmex」に変え、ドイツに会社をつくって海外に進出します。
  3. 1991年兵庫県小野市に検体検査試薬の工場を新設します。
  4. 1998〜2000年社名をシスメックスに変え、中国とフランスにも会社を設立します。

いま何に賭けているか

オリンパス

2025年11月にパーパスを基軸とした新しい経営戦略を公表し、メドテックカンパニーとしての進化を目指しています。クラウドとAIを活用した内視鏡プラットフォーム「⁠OLYSENSE」では、2031年3月期までに基盤製品の25%を接続する見込みです。内視鏡治療のロボティクスでも、合弁会社Swan EndoSurgicalの設立などを進めています。

シスメックス

2033年度を最終年度とする長期経営戦略「⁠VA33」で、長期ビジョン「⁠より良いヘルスケアジャーニーを、ともに。」を掲げています。検体検査(⁠ダイアグノスティクス)事業では、新興国市場、個別化診断、個別化予防、予後モニタリングに取り組み、手術支援ロボットや再生細胞医療といった治療領域にも挑戦するとしています。

どちらを選ぶかの目安

  • 年収を取るならオリンパス、時間のゆとりを取るならシスメックス。

よくある質問

オリンパスとシスメックスはどちらが年収が高い?
30歳に換算した年収はオリンパスが約740万円、シスメックスが約675万円。オリンパスのほうが約65万円高い。
オリンパスとシスメックスはどちらが残業が少ない?
月の平均残業はオリンパスが19.6時間、シスメックスが15.3時間。シスメックスのほうが月4.3時間少ない。
オリンパスとシスメックスはどちらが働きやすい?
当サイトの働きやすさの点数はオリンパスが67.9点、シスメックスが64.9点で、オリンパスが上回る。点数は残業・有休・年収・勤続などの公的データから計算したもの。

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