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ソニーグループと富士電機の違い

年収・残業・稼ぎ方・歴史を、有価証券報告書と公的データで比べました。総合電機・ITの会社選びや、両社の面接を受けるときの企業研究に。

3行でいうと

  • 30歳に換算した年収はソニーグループが約876万円、富士電機が約608万円。ソニーグループのほうが約268万円高い。
  • 月の平均残業はソニーグループが22.2時間、富士電機が18.9時間。富士電機のほうが月3.3時間少ない。
  • 有給休暇の取得率はソニーグループが100%、富士電機が100%。

数字で比べる

ソニーグループ富士電機
働きやすさの点数74.8点(⁠S)71.1点(⁠S-)
平均年収1,155万円(⁠42.7歳)841万円(⁠44.9歳)
30歳換算年収約876万円約608万円
月の平均残業22.2時間18.9時間
有給取得率100%100%
平均勤続年数16年20.4年
売上高8,021億円1.23兆円
売上に対する利益の割合81.1%(⁠経常利益)11.3%(⁠経常利益)
売上の4年の伸び1.97倍1.35倍
従業員数(⁠単体)2,166人10,901人

点数・年収・残業・有休・勤続は女性の活躍推進企業データベースと有価証券報告書、売上・利益・従業員数は有価証券報告書(⁠EDINET)から。30歳換算年収は平均年齢の違う会社を比べるための目安(⁠平均年収÷1.022^(⁠平均年齢−30))。持株会社は本社の少人数の数字なので、事業会社と並べるときは注意。

  • 売上高はソニーグループが8,021億円、富士電機が1.23兆円で、富士電機が約1.5倍の規模。
  • 売上に対する利益の割合はソニーグループが81.1%、富士電機が11.3%で、ソニーグループのほうが稼ぐ力が強い。
  • 売上の4年の伸びはソニーグループが1.97倍、富士電機が1.35倍で、勢いはソニーグループが上。
  • 当サイトの働きやすさの点数はソニーグループが74.8点、富士電機が71.1点で、ソニーグループが上回る。

何で稼いでいるかの違い

ソニーグループ

ソニーグループは、PlayStationのゲーム、音楽、映画、アニメ(⁠Crunchyroll)といったエンタテインメントと、スマートフォンのカメラに使われるイメージセンサーを二本柱にする会社です。テレビやカメラの電機メーカーという印象は、今の稼ぎ方の一部にすぎません。

事業は、ゲーム&ネットワークサービス(⁠PlayStation)、音楽、映画、エンタテインメント・テクノロジー&サービス(⁠カメラ・オーディオ・テレビなど)、イメージング&センシング・ソリューション(⁠イメージセンサー)の5つです。2025年度に金融事業(⁠ソニー生命・ソニー銀行など)をパーシャル・スピンオフで切り離しました。

富士電機

富士電機は、発電設備や受変電設備などのエネルギー、インバータやモータなどのインダストリー、パワー半導体、自動販売機などの食品流通の4つを柱とする電機メーカーです。1923年に古河電気工業とドイツのシーメンス社の提携で設立されました。今の富士通は、1935年に富士電機の通信機部門を分離してできた会社です。

売上高は約1.23兆円です。事業は、エネルギー(⁠火力・地熱・水力発電設備、受変電設備、UPS、電気工事など)、インダストリー(⁠インバータ、モータ、FAシステム、鉄道車両用駆動システムなど)、半導体、食品流通(⁠自動販売機など)です。

歴史の違い

ソニーグループ

  1. 1946年東京・日本橋で、電気通信機と測定器をつくる東京通信工業として設立されます。
  2. 1960〜1970年アメリカに現地法人をつくり、1970年にニューヨーク証券取引所に上場します。
  3. 1988〜1989年CBSのレコード部門と、ハリウッドのコロンビア・ピクチャーズを買収し、音楽と映画の会社を手に入れます。
  4. 1993年ソニー・コンピュータエンタテインメント(⁠今のソニー・インタラクティブエンタテインメント)を設立し、ゲーム事業を始めます。

富士電機

  1. 1923年古河電気工業とドイツのシーメンス社の資本・技術提携で、富士電機製造が設立されます。
  2. 1935年通信機部門を分離し、富士通信機製造(⁠今の富士通)を設立します。
  3. 1953年半導体部門に進出します。
  4. 1969年自動販売機の製造を始めます。

いま何に賭けているか

ソニーグループ

長期ビジョン「⁠Creative Entertainment Vision」で、テクノロジーでクリエイターを支え、IP(⁠作品やキャラクター)の価値を最大にすることを掲げています。アニメを重要な成長領域とし、Crunchyrollの有料会員は2026年3月末に2,100万人を超えました。

富士電機

2024年度からの中期経営計画の最終年度(⁠2026年度)に、営業利益率11%以上、ROE12%以上などを目指し、売上高・営業利益とも過去最高の更新を目指すとしています。会社は、生成AIなどの広がりで電力需要が増え、脱炭素に向けたGX投資が加速しているとし、パワエレを中心に4事業の連携を強めるとしています。

どちらを選ぶかの目安

  • 年収を取るならソニーグループ、時間のゆとりを取るなら富士電機。
  • 伸びている事業で任される範囲を広げたいなら、売上の伸びが大きいソニーグループ。
  • 業績の安定を重視するなら、利益率の高いソニーグループのほうが景気の波に強い。

よくある質問

ソニーグループと富士電機はどちらが年収が高い?
30歳に換算した年収はソニーグループが約876万円、富士電機が約608万円。ソニーグループのほうが約268万円高い。
ソニーグループと富士電機はどちらが残業が少ない?
月の平均残業はソニーグループが22.2時間、富士電機が18.9時間。富士電機のほうが月3.3時間少ない。
ソニーグループと富士電機はどちらが働きやすい?
当サイトの働きやすさの点数はソニーグループが74.8点、富士電機が71.1点で、ソニーグループが上回る。点数は残業・有休・年収・勤続などの公的データから計算したもの。

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