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サイボウズとトレンドマイクロの違い

年収・残業・稼ぎ方・歴史を、有価証券報告書と公的データで比べました。ITサービス・販売の会社選びや、両社の面接を受けるときの企業研究に。

3行でいうと

  • 30歳に換算した年収はサイボウズが約626万円、トレンドマイクロが約790万円。トレンドマイクロのほうが約164万円高い。
  • 月の平均残業はサイボウズが11.2時間、トレンドマイクロが17.7時間。サイボウズのほうが月6.5時間少ない。
  • 売上高はサイボウズが374億円、トレンドマイクロが2,760億円で、トレンドマイクロが約7.4倍の規模。

数字で比べる

サイボウズトレンドマイクロ
働きやすさの点数56.6点(⁠B)57.5点(⁠B)
平均年収719万円(⁠36.4歳)989万円(⁠40.3歳)
30歳換算年収約626万円約790万円
月の平均残業11.2時間17.7時間
有給取得率未公表77.2%
平均勤続年数6.8年9.2年
売上高374億円2,760億円
売上に対する利益の割合27.6%(⁠経常利益)19.6%(⁠経常利益)
売上の4年の伸び2.02倍1.45倍
従業員数(⁠単体)1,080人725人

点数・年収・残業・有休・勤続は女性の活躍推進企業データベースと有価証券報告書、売上・利益・従業員数は有価証券報告書(⁠EDINET)から。30歳換算年収は平均年齢の違う会社を比べるための目安(⁠平均年収÷1.022^(⁠平均年齢−30))。持株会社は本社の少人数の数字なので、事業会社と並べるときは注意。

  • 売上に対する利益の割合はサイボウズが27.6%、トレンドマイクロが19.6%で、サイボウズのほうが稼ぐ力が強い。
  • 売上の4年の伸びはサイボウズが2.02倍、トレンドマイクロが1.45倍で、勢いはサイボウズが上。
  • 当サイトの働きやすさの点数はサイボウズが56.6点、トレンドマイクロが57.5点で、ほぼ同じ。

何で稼いでいるかの違い

サイボウズ

サイボウズは、会社の中の情報共有を助けるソフト(⁠グループウェア)を、毎月の利用料で提供している会社です。愛媛県松山市で生まれた会社で、主力の「⁠kintone(⁠キントーン)」は、プログラミングなしで自社の業務アプリを作れるサービスとして広く使われています。

売上高は約374億円。お客さんは企業で、使う人数やサービスに応じて毎月・毎年の利用料を払います。いわゆる「⁠サブスクリプション」型なので、一度契約した会社が使い続けてくれるほど、売上が積み上がっていきます。

トレンドマイクロ

トレンドマイクロは、コンピュータセキュリティ対策製品の開発・販売と関連サービスを提供する会社です。コンピュータウイルスやランサムウェア、標的型攻撃などから、企業や個人、公共団体を守る製品を扱っています。1989年に東京で、OSの輸入・販売を目的に設立された会社が前身です。

売上高は約2,760億円です。事業はセキュリティ対策製品の開発・販売と関連サービスで、地域別に日本、アメリカズ、欧州、アジア・パシフィックのセグメントがあります。

歴史の違い

サイボウズ

  1. 1997年愛媛県松山市で創業し、すぐに中小企業向けのグループウェア「⁠サイボウズ Office」を発売します。
  2. 2000年創業からわずか3年で東証マザーズに上場し、本社を東京に移します。
  3. 2005〜2006年多くの会社を買収して事業を広げますが、その後の数年で多くを売却・整理します。
  4. 2011年自社で作ったクラウドの基盤「⁠cybozu.com」の上で「⁠kintone」などの提供を始めます。

トレンドマイクロ

  1. 1989年OSの輸入・販売を目的に、東京で設立されます。
  2. 1992〜1996年台湾のTrend Micro Incorporatedの子会社になり、社名をトレンドマイクロに変え、台湾・米国・韓国・ドイツ・イタリアの会社を買収します。
  3. 1998〜2000年株式を店頭登録し、米国NASDAQにADRを上場し、東証1部に上場します。
  4. 2002年日経平均株価の算出銘柄に選ばれます。

いま何に賭けているか

サイボウズ

中小企業から大企業まで新しいお客さんを増やしつつ、すでに使っている会社で「⁠一部の部署」から「⁠全社」へ利用を広げてもらうことに力を入れています。海外での事業拡大も、会社自身が挙げている課題です。

トレンドマイクロ

ビジョンは「⁠デジタルインフォメーションを安全に交換できる世界の実現」です。ARR(⁠Annual Recurring Revenue)の継続的な増加と利益率の向上を図り、2028年12月期に営業利益率25%〜27%を目標にしています。会社は、ビジネス構造は資本集約的ではないため、ROEの向上につながると考えています。

どちらを選ぶかの目安

  • 年収を取るならトレンドマイクロ、時間のゆとりを取るならサイボウズ。
  • 伸びている事業で任される範囲を広げたいなら、売上の伸びが大きいサイボウズ。
  • 業績の安定を重視するなら、利益率の高いサイボウズのほうが景気の波に強い。

よくある質問

サイボウズとトレンドマイクロはどちらが年収が高い?
30歳に換算した年収はサイボウズが約626万円、トレンドマイクロが約790万円。トレンドマイクロのほうが約164万円高い。
サイボウズとトレンドマイクロはどちらが残業が少ない?
月の平均残業はサイボウズが11.2時間、トレンドマイクロが17.7時間。サイボウズのほうが月6.5時間少ない。
サイボウズとトレンドマイクロはどちらが働きやすい?
当サイトの働きやすさの点数はサイボウズが56.6点、トレンドマイクロが57.5点で、ほぼ同じ。点数は残業・有休・年収・勤続などの公的データから計算したもの。

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