トップ › 会社比較 › 大手私鉄 › 西日本鉄道と東京地下鉄

西日本鉄道と東京地下鉄の違い

年収・残業・稼ぎ方・歴史を、有価証券報告書と公的データで比べました。大手私鉄の会社選びや、両社の面接を受けるときの企業研究に。

3行でいうと

  • 30歳に換算した年収は西日本鉄道が約457万円、東京地下鉄が約678万円。東京地下鉄のほうが約221万円高い。
  • 月の平均残業は西日本鉄道が17.8時間、東京地下鉄が23.9時間。西日本鉄道のほうが月6.1時間少ない。
  • 売上高は西日本鉄道が4,742億円、東京地下鉄が4,224億円で、規模は近い。

数字で比べる

西日本鉄道東京地下鉄
働きやすさの点数59.1点(⁠B)60.8点(⁠A-)
平均年収652万円(⁠46.3歳)837万円(⁠39.7歳)
30歳換算年収約457万円約678万円
月の平均残業17.8時間23.9時間
有給取得率92.1%未公表
平均勤続年数15.5年12.5年
売上高4,742億円4,224億円
売上に対する利益の割合7.8%(⁠経常利益)18.8%(⁠経常利益)
売上の4年の伸び1.11倍1.38倍
従業員数(⁠単体)5,009人9,532人

点数・年収・残業・有休・勤続は女性の活躍推進企業データベースと有価証券報告書、売上・利益・従業員数は有価証券報告書(⁠EDINET)から。30歳換算年収は平均年齢の違う会社を比べるための目安(⁠平均年収÷1.022^(⁠平均年齢−30))。持株会社は本社の少人数の数字なので、事業会社と並べるときは注意。

  • 売上に対する利益の割合は西日本鉄道が7.8%、東京地下鉄が18.8%で、東京地下鉄のほうが稼ぐ力が強い。
  • 売上の4年の伸びは西日本鉄道が1.11倍、東京地下鉄が1.38倍で、勢いは東京地下鉄が上。
  • 当サイトの働きやすさの点数は西日本鉄道が59.1点、東京地下鉄が60.8点で、ほぼ同じ。

何で稼いでいるかの違い

西日本鉄道

西日本鉄道(⁠西鉄)は、福岡を中心に鉄道・バスを運行し、不動産、ストア、国際物流、ホテル、旅行などの事業も持つ会社です。1908年に九州電気軌道として設立され、1942年に九州鉄道など5社が合併して今の社名になりました。

売上高は約4,742億円です。事業は、運輸(⁠鉄道、バス、タクシー)、不動産(⁠賃貸、住宅)、流通(⁠西鉄ストア)、物流(⁠国際物流、国内物流)、レジャー・サービス(⁠ホテル、旅行、広告など)、その他(⁠ICカード「⁠nimoca」など)です。

東京地下鉄

東京地下鉄(⁠東京メトロ)は、東京都区部を中心に9路線の地下鉄を運行する会社です。渋谷ヒカリエなどの不動産、駅の商業施設Echika、駅や車両の広告なども手がけています。1941年設立の帝都高速度交通営団を引き継いで2004年に設立され、2024年10月に東京証券取引所に上場しました。

売上高は約4,224億円です。事業は、運輸(⁠地下鉄)、不動産(⁠渋谷マークシティ、渋谷ヒカリエ、ハラカドなどの賃貸)、ライフ・ビジネスサービス(⁠駅の商業施設、広告、携帯電話通信の許諾など)などです。

歴史の違い

西日本鉄道

  1. 1908〜1911年九州電気軌道を設立し、軌道事業を始めます。
  2. 1942年九州鉄道、博多湾鉄道汽船などと合併し、西日本鉄道に社名を変えます。
  3. 1971年米国に航空貨物の会社を設立し、国際物流に進出します。
  4. 2008年ICカード「⁠nimoca」のサービスを始めます。

東京地下鉄

  1. 1927年前身の東京地下鉄道が、東洋初の地下鉄として浅草〜上野間を開業します。
  2. 1941年特殊法人として帝都高速度交通営団が設立されます。
  3. 1954〜2000年丸ノ内線、日比谷線、東西線、千代田線、有楽町線、半蔵門線、南北線の営業を順に始めます。
  4. 2004年営団を引き継いで東京地下鉄株式会社が設立されます。

いま何に賭けているか

西日本鉄道

企業理念は「⁠『⁠出逢いをつくり、期待をはこぶ』事業を通して、“あんしん”と“かいてき”と“ときめき”を提供しつづけ、地域とともに歩み、ともに発展します。」です。長期ビジョン「⁠にしてつグループまち夢ビジョン2035」のもと、2026年度からの第17次中期経営計画で「⁠沿線まちづくりの推進と深化」「⁠まちづくりソリューションの域外展開」「⁠産業サポート分野の事業拡大」を掲げています。

東京地下鉄

グループ理念は「⁠東京を走らせる力」です。旅客運輸収入は通勤・通学需要、都心の開発、インバウンドの増加で好調ですが、労務費・資材価格の高騰で修繕費や外注費が想定を大きく上回っているとしています。加算運賃などの運賃改定制度の適用も検討し、2026年度から出資・M&Aの専任組織を新設するとしています。

どちらを選ぶかの目安

  • 年収を取るなら東京地下鉄、時間のゆとりを取るなら西日本鉄道。
  • 伸びている事業で任される範囲を広げたいなら、売上の伸びが大きい東京地下鉄。
  • 業績の安定を重視するなら、利益率の高い東京地下鉄のほうが景気の波に強い。

よくある質問

西日本鉄道と東京地下鉄はどちらが年収が高い?
30歳に換算した年収は西日本鉄道が約457万円、東京地下鉄が約678万円。東京地下鉄のほうが約221万円高い。
西日本鉄道と東京地下鉄はどちらが残業が少ない?
月の平均残業は西日本鉄道が17.8時間、東京地下鉄が23.9時間。西日本鉄道のほうが月6.1時間少ない。
西日本鉄道と東京地下鉄はどちらが働きやすい?
当サイトの働きやすさの点数は西日本鉄道が59.1点、東京地下鉄が60.8点で、ほぼ同じ。点数は残業・有休・年収・勤続などの公的データから計算したもの。

もっと詳しく