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キーエンスと横河電機の違い

年収・残業・稼ぎ方・歴史を、有価証券報告書と公的データで比べました。FA・制御機器の会社選びや、両社の面接を受けるときの企業研究に。

3行でいうと

  • 30歳に換算した年収はキーエンスが約1,953万円、横河電機が約700万円。キーエンスのほうが約1,253万円高い。
  • 売上高はキーエンスが1.17兆円、横河電機が6,048億円で、キーエンスが約1.9倍の規模。
  • 売上に対する利益の割合はキーエンスが54.4%、横河電機が13.9%で、キーエンスのほうが稼ぐ力が強い。

数字で比べる

キーエンス横河電機
働きやすさの点数81.3点(⁠S)68.5点(⁠A+)
平均年収2,178万円(⁠35歳)949万円(⁠44歳)
30歳換算年収約1,953万円約700万円
月の平均残業未公表16.7時間
有給取得率未公表未公表
平均勤続年数11.3年15.3年
売上高1.17兆円6,048億円
売上に対する利益の割合54.4%(⁠経常利益)13.9%(⁠経常利益)
売上の4年の伸び1.55倍1.55倍
従業員数(⁠単体)3,306人2,240人

点数・年収・残業・有休・勤続は女性の活躍推進企業データベースと有価証券報告書、売上・利益・従業員数は有価証券報告書(⁠EDINET)から。30歳換算年収は平均年齢の違う会社を比べるための目安(⁠平均年収÷1.022^(⁠平均年齢−30))。持株会社は本社の少人数の数字なので、事業会社と並べるときは注意。

  • 当サイトの働きやすさの点数はキーエンスが81.3点、横河電機が68.5点で、キーエンスが上回る。

何で稼いでいるかの違い

キーエンス

キーエンスは、工場の自動化に使うセンサー、測定器、画像処理システムなどを開発し、自社の営業が直接販売する会社です。製造は子会社のキーエンスエンジニアリングが担い、売上の半分以上が経常利益として残る、日本屈指の高収益企業です。

売上高は約1.17兆円、経常利益は約6,358億円で、売上に対する割合は約54%です。電機業界の中央値(⁠約8.5%)の6倍以上あります。

横河電機

横河電機は、石油・化学などのプラントを制御する生産制御システム、流量計、圧力伝送器、分析計などをつくる会社です。波形測定器などの測定器も手がけています。1920年に電気計器の研究所を母体として横河電機製作所が設立されました。

売上高は約6,048億円です。事業は、制御(⁠生産制御システム、流量計、差圧・圧力伝送器、プロセス分析計、ソフトウエアなど)、測定器(⁠波形測定器、光通信関連測定器など)、新事業他です。

歴史の違い

キーエンス

  1. 1972年滝崎武光が兵庫県伊丹市でリード電機を創立し、自動制御機器の開発を始めます。
  2. 1973年工場の自動化に使うセンサーの開発・製造販売を始めます。
  3. 1985〜1990年アメリカ・ドイツに現地法人をつくり、1986年に社名をキーエンスに変えます。
  4. 2001〜2016年中国、ブラジル、インド、インドネシア、ベトナム、フィリピンに現地法人をつくり、海外でも直販体制を広げます。

横河電機

  1. 1920年横河一郎と青木晋が、電気計器の研究所を母体に横河電機製作所を設立します。
  2. 1975年総合計装制御システム「⁠CENTUM」を発売します。
  3. 1983〜1986年北辰電機製作所と合併し、1986年に社名を横河電機に変えます。
  4. 2002年安藤電気を完全子会社にし、中国に地域統括会社を設立します。

いま何に賭けているか

キーエンス

会社は「⁠企画開発力の強化」と「⁠海外事業の拡大」を課題に挙げています。海外では当社商品の浸透度がまだ小さいとし、国内と同じ直販体制を現地で育てることで成長を目指しています。M&Aも含めて新しい付加価値の創出を検討するとしています。

横河電機

Vision statementは「⁠YOKOGAWAは、自律と共生によって持続的な価値を創造し、社会課題の解決をリードしていきます。」です。2024年度からの中期経営計画「⁠Growth for Sustainability 2028(⁠GS2028)」で、業種軸の事業構造をもとに、社会価値と企業価値の向上を目指しています。

どちらを選ぶかの目安

  • 業績の安定を重視するなら、利益率の高いキーエンスのほうが景気の波に強い。

よくある質問

キーエンスと横河電機はどちらが年収が高い?
30歳に換算した年収はキーエンスが約1,953万円、横河電機が約700万円。キーエンスのほうが約1,253万円高い。
キーエンスと横河電機はどちらが働きやすい?
当サイトの働きやすさの点数はキーエンスが81.3点、横河電機が68.5点で、キーエンスが上回る。点数は残業・有休・年収・勤続などの公的データから計算したもの。

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