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横浜ゴムと日本精工の違い

年収・残業・稼ぎ方・歴史を、有価証券報告書と公的データで比べました。自動車部品・タイヤの会社選びや、両社の面接を受けるときの企業研究に。

3行でいうと

  • 30歳に換算した年収は横浜ゴムが約544万円、日本精工が約606万円。日本精工のほうが約62万円高い。
  • 月の平均残業は横浜ゴムが28時間、日本精工が6.4時間。日本精工のほうが月21.6時間少ない。
  • 売上高は横浜ゴムが1.23兆円、日本精工が9,116億円で、横浜ゴムが約1.4倍の規模。

数字で比べる

横浜ゴム日本精工
働きやすさの点数56.2点(⁠B)67.5点(⁠A+)
平均年収693万円(⁠41.1歳)788万円(⁠42.1歳)
30歳換算年収約544万円約606万円
月の平均残業28時間6.4時間
有給取得率未公表未公表
平均勤続年数16.6年15年
売上高1.23兆円9,116億円
売上に対する利益の割合12.7%(⁠税引前利益)4.2%(⁠税引前利益)
売上の4年の伸び1.84倍1.05倍
従業員数(⁠単体)5,559人7,231人

点数・年収・残業・有休・勤続は女性の活躍推進企業データベースと有価証券報告書、売上・利益・従業員数は有価証券報告書(⁠EDINET)から。30歳換算年収は平均年齢の違う会社を比べるための目安(⁠平均年収÷1.022^(⁠平均年齢−30))。持株会社は本社の少人数の数字なので、事業会社と並べるときは注意。

  • 売上に対する利益の割合は横浜ゴムが12.7%、日本精工が4.2%で、横浜ゴムのほうが稼ぐ力が強い。
  • 売上の4年の伸びは横浜ゴムが1.84倍、日本精工が1.05倍で、勢いは横浜ゴムが上。
  • 当サイトの働きやすさの点数は横浜ゴムが56.2点、日本精工が67.5点で、日本精工が上回る。

何で稼いでいるかの違い

横浜ゴム

横浜ゴムは、乗用車用・トラック用などのタイヤと、農業・林業・建設機械用などのオフハイウェイタイヤ(⁠OHT)、コンベヤベルトやホース・マリンホースなどの工業品(⁠MB)をつくる会社です。1917年に横濱電線製造(⁠今の古河電気工業)と米国BFグッドリッチ社の合弁で設立されました。

売上高は約1.23兆円です。事業は、タイヤ(⁠消費財、生産財のOHTなど)、MB(⁠コンベヤベルト、ホース、防舷材、航空部品など)、その他の3つです。

日本精工

日本精工(⁠NSK)は、軸受(⁠ベアリング)をつくる会社です。産業機械向けと自動車向けの軸受のほか、ボールねじ、リニアガイド、自動車のステアリングなども手がけています。1916年に、日本で初めて軸受の生産を始めた会社として設立されました。

売上高は約9,116億円です。事業は、産業機械(⁠一般産業向けの軸受、精密機器関連製品、状態監視システム)、自動車(⁠自動車向けの軸受、自動変速機用部品)、ステアリングの3つです。

歴史の違い

横浜ゴム

  1. 1917年横濱電線製造とBFグッドリッチ社の折半出資で、横濱護謨製造が横浜に設立されます。
  2. 1963年社名を横浜ゴムに変えます。
  3. 1969〜1989年米国にタイヤ販売会社をつくり、米国のタイヤ製造会社モホーク ラバーを買収します。
  4. 1996〜2008年フィリピン、タイ、中国、インド、ロシアにタイヤ製造会社をつくります。

日本精工

  1. 1916年東京・品川で日本精工を設立し、日本で初めて軸受の生産を始めます。
  2. 1962〜1975年米国、ドイツ、ブラジル、英国、シンガポールなどに販売・製造拠点をつくります。
  3. 1990年英国最大の軸受メーカー、UPI社を買収します。
  4. 2021年英国スペクトリス社から状態監視システム事業を取得します。

いま何に賭けているか

横浜ゴム

中期経営計画「⁠Yokohama Transformation 2026(⁠YX2026)」で、変革の「⁠総仕上げ」と「⁠Hockey Stick Growth」(⁠うなぎ昇りの成長)を目指しています。2026年度の目標は売上収益1兆3,000億円、事業利益1,880億円、事業利益率14.5%です。

日本精工

2026年5月に、10年後に目指す姿『⁠NSKビジョン2036』と『⁠中期経営計画2028』を発表しました。ビジョンは「⁠トライボロジーソリューションで理想の動きを共に実現する」です。会社は、自動車生産台数の下振れや工作機械・家電の需要回復の遅れで軸受業界の競争が厳しくなったとし、計画を1年前倒しで作り直しました。

どちらを選ぶかの目安

  • 年収・残業の両方で日本精工が上回っている。
  • 伸びている事業で任される範囲を広げたいなら、売上の伸びが大きい横浜ゴム。
  • 業績の安定を重視するなら、利益率の高い横浜ゴムのほうが景気の波に強い。

よくある質問

横浜ゴムと日本精工はどちらが年収が高い?
30歳に換算した年収は横浜ゴムが約544万円、日本精工が約606万円。日本精工のほうが約62万円高い。
横浜ゴムと日本精工はどちらが残業が少ない?
月の平均残業は横浜ゴムが28時間、日本精工が6.4時間。日本精工のほうが月21.6時間少ない。
横浜ゴムと日本精工はどちらが働きやすい?
当サイトの働きやすさの点数は横浜ゴムが56.2点、日本精工が67.5点で、日本精工が上回る。点数は残業・有休・年収・勤続などの公的データから計算したもの。

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