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東海旅客鉄道と東急の違い

年収・残業・稼ぎ方・歴史を、有価証券報告書と公的データで比べました。鉄道の会社選びや、両社の面接を受けるときの企業研究に。

3行でいうと

  • 30歳に換算した年収は東海旅客鉄道が約739万円、東急が約695万円。東海旅客鉄道のほうが約44万円高い。
  • 月の平均残業は東海旅客鉄道が18.4時間、東急が15.7時間。東急のほうが月2.7時間少ない。
  • 売上高は東海旅客鉄道が2.01兆円、東急が1.09兆円で、東海旅客鉄道が約1.8倍の規模。

数字で比べる

東海旅客鉄道東急
働きやすさの点数73.7点(⁠S-)68点(A+)
平均年収861万円(⁠37歳)903万円(⁠42歳)
30歳換算年収約739万円約695万円
月の平均残業18.4時間15.7時間
有給取得率92.2%未公表
平均勤続年数14.5年15.6年
売上高2.01兆円1.09兆円
売上に対する利益の割合38.9%(⁠経常利益)10.7%(⁠経常利益)
売上の4年の伸び2.15倍1.24倍
従業員数(⁠単体)18,518人1,551人

点数・年収・残業・有休・勤続は女性の活躍推進企業データベースと有価証券報告書、売上・利益・従業員数は有価証券報告書(⁠EDINET)から。30歳換算年収は平均年齢の違う会社を比べるための目安(⁠平均年収÷1.022^(⁠平均年齢−30))。持株会社は本社の少人数の数字なので、事業会社と並べるときは注意。

  • 売上に対する利益の割合は東海旅客鉄道が38.9%、東急が10.7%で、東海旅客鉄道のほうが稼ぐ力が強い。
  • 売上の4年の伸びは東海旅客鉄道が2.15倍、東急が1.24倍で、勢いは東海旅客鉄道が上。
  • 当サイトの働きやすさの点数は東海旅客鉄道が73.7点、東急が68点で、東海旅客鉄道が上回る。

何で稼いでいるかの違い

東海旅客鉄道

JR東海(⁠東海旅客鉄道)は、東京〜名古屋〜大阪を結ぶ東海道新幹線を運営する鉄道会社です。日本の大動脈を担い、売上に対する利益の割合が非常に高い会社です。今は、超電導リニアによる中央新幹線(⁠リニア中央新幹線)の建設を進めています。

売上高は約2.0兆円で、運輸業で国内6位です。事業は、運輸(⁠東海道新幹線、東海地方の在来線、バス)、流通(⁠ジェイアール名古屋タカシマヤなど)、不動産(⁠JRセントラルタワーズなどの駅ビル)、その他(⁠ホテル、旅行、鉄道車両の製造など)の4つです。

東急

東急は、東京西南部と神奈川で鉄道(⁠東横線、田園都市線など)を走らせる東急電鉄の親会社で、沿線を中心とした不動産開発、生活サービス、ホテル・リゾートも手がけています。多摩田園都市のように、鉄道と一緒に街をつくってきた会社です。

売上高は約1.09兆円です。事業は、交通(⁠鉄道、バス、仙台空港の運営など)、不動産(⁠宅地の造成販売、沿線のビル賃貸、ベトナムでの住宅開発など)、生活サービス、ホテル・リゾートの4つです。

歴史の違い

東海旅客鉄道

  1. 1964年国鉄の時代に、東海道新幹線の東京〜新大阪間が開業します。
  2. 1987年国鉄の分割民営化で、JR東海が設立されます。
  3. 1990〜1997年中央新幹線の調査を始め、山梨リニア実験線で走行試験を開始します。
  4. 2000年代名古屋駅にJRセントラルタワーズを開業し、品川駅を開業するなど、新幹線と駅の事業を充実させます。

東急

  1. 1922〜1928年前身の目黒蒲田電鉄が創立され、1928年に田園都市株式会社を合併します。
  2. 1942〜1948年京浜電気鉄道、小田急電鉄、京王電気軌道を合併して東京急行電鉄になり、1948年に京王帝都、小田急、京浜急行を分離します。
  3. 1953〜1966年東急不動産を設立し、多摩田園都市の区画整理を進め、1966年に田園都市線(⁠溝の口〜長津田)を開通させます。
  4. 2019年社名を東京急行電鉄から東急に変え、鉄軌道業を東急電鉄に分社します。

いま何に賭けているか

東海旅客鉄道

東海道新幹線と在来線、そして建設中の中央新幹線の「⁠三世代の鉄道」を運営することを使命としています。開業から60年以上がたつ東海道新幹線の代わりとなる中央新幹線で、大動脈輸送を「⁠二重系化」し、将来の老朽化や大規模災害に備えるとしています。

東急

2024年度からの中期3か年経営計画を「⁠再起動の期間」と位置づけ、交通・不動産を軸にした事業間シナジーと再投資による「⁠長期循環型事業」を目指すビジネスモデルに掲げています。ビジョンワードは「⁠Creative Act.創造力でしなやかに“世界が憧れるまち”を」です。

どちらを選ぶかの目安

  • 年収を取るなら東海旅客鉄道、時間のゆとりを取るなら東急。
  • 伸びている事業で任される範囲を広げたいなら、売上の伸びが大きい東海旅客鉄道。
  • 業績の安定を重視するなら、利益率の高い東海旅客鉄道のほうが景気の波に強い。

よくある質問

東海旅客鉄道と東急はどちらが年収が高い?
30歳に換算した年収は東海旅客鉄道が約739万円、東急が約695万円。東海旅客鉄道のほうが約44万円高い。
東海旅客鉄道と東急はどちらが残業が少ない?
月の平均残業は東海旅客鉄道が18.4時間、東急が15.7時間。東急のほうが月2.7時間少ない。
東海旅客鉄道と東急はどちらが働きやすい?
当サイトの働きやすさの点数は東海旅客鉄道が73.7点、東急が68点で、東海旅客鉄道が上回る。点数は残業・有休・年収・勤続などの公的データから計算したもの。

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