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京王電鉄と東京地下鉄の違い

年収・残業・稼ぎ方・歴史を、有価証券報告書と公的データで比べました。大手私鉄の会社選びや、両社の面接を受けるときの企業研究に。

3行でいうと

  • 30歳に換算した年収は京王電鉄が約603万円、東京地下鉄が約678万円。東京地下鉄のほうが約75万円高い。
  • 月の平均残業は京王電鉄が26.8時間、東京地下鉄が23.9時間。東京地下鉄のほうが月2.9時間少ない。
  • 売上高は京王電鉄が4,969億円、東京地下鉄が4,224億円で、規模は近い。

数字で比べる

京王電鉄東京地下鉄
働きやすさの点数55.9点(⁠B)60.8点(⁠A-)
平均年収758万円(⁠40.5歳)837万円(⁠39.7歳)
30歳換算年収約603万円約678万円
月の平均残業26.8時間23.9時間
有給取得率未公表未公表
平均勤続年数14.1年12.5年
売上高4,969億円4,224億円
売上に対する利益の割合10.3%(⁠経常利益)18.8%(⁠経常利益)
売上の4年の伸び1.66倍1.38倍
従業員数(⁠単体)2,429人9,532人

点数・年収・残業・有休・勤続は女性の活躍推進企業データベースと有価証券報告書、売上・利益・従業員数は有価証券報告書(⁠EDINET)から。30歳換算年収は平均年齢の違う会社を比べるための目安(⁠平均年収÷1.022^(⁠平均年齢−30))。持株会社は本社の少人数の数字なので、事業会社と並べるときは注意。

  • 売上に対する利益の割合は京王電鉄が10.3%、東京地下鉄が18.8%で、東京地下鉄のほうが稼ぐ力が強い。
  • 売上の4年の伸びは京王電鉄が1.66倍、東京地下鉄が1.38倍で、勢いは京王電鉄が上。
  • 当サイトの働きやすさの点数は京王電鉄が55.9点、東京地下鉄が60.8点で、東京地下鉄が上回る。

何で稼いでいるかの違い

京王電鉄

京王電鉄は、新宿から八王子・橋本・高尾山口への京王線と、渋谷〜吉祥寺の井の頭線を運行する鉄道会社です。バス、不動産、ホテル(⁠京王プラザホテル)、百貨店・スーパー(⁠京王百貨店、京王ストア)など沿線の生活サービスも手がけています。

売上高は約4,969億円です。事業は、交通(⁠鉄道、バス、タクシー)、不動産(⁠賃貸、販売)、ホテル、建設設備、生活サービス(⁠百貨店、ストア、クレジットカード、子育て支援、高齢者住宅など)の5つです。

東京地下鉄

東京地下鉄(⁠東京メトロ)は、東京都区部を中心に9路線の地下鉄を運行する会社です。渋谷ヒカリエなどの不動産、駅の商業施設Echika、駅や車両の広告なども手がけています。1941年設立の帝都高速度交通営団を引き継いで2004年に設立され、2024年10月に東京証券取引所に上場しました。

売上高は約4,224億円です。事業は、運輸(⁠地下鉄)、不動産(⁠渋谷マークシティ、渋谷ヒカリエ、ハラカドなどの賃貸)、ライフ・ビジネスサービス(⁠駅の商業施設、広告、携帯電話通信の許諾など)などです。

歴史の違い

京王電鉄

  1. 1910〜1913年京王電気軌道が設立され、1913年に笹塚〜調布間で電車を開通させます。
  2. 1944〜1948年東京急行電鉄に合併されたのち、1948年に京王線・井の頭線を持つ京王帝都電鉄として分離します。
  3. 1969年京王プラザホテルの会社を設立し、高速バスの運行を始めます。
  4. 1990年相模原線の調布〜橋本間が全線開通します。

東京地下鉄

  1. 1927年前身の東京地下鉄道が、東洋初の地下鉄として浅草〜上野間を開業します。
  2. 1941年特殊法人として帝都高速度交通営団が設立されます。
  3. 1954〜2000年丸ノ内線、日比谷線、東西線、千代田線、有楽町線、半蔵門線、南北線の営業を順に始めます。
  4. 2004年営団を引き継いで東京地下鉄株式会社が設立されます。

いま何に賭けているか

京王電鉄

中期経営計画『⁠HIRAKU 2030』(⁠2025〜2030年度)で、2030年前後に完成を目指す「⁠新宿駅西南口地区開発計画」「⁠橋本駅周辺開発」「⁠京王多摩川開発プロジェクト」「⁠京王線(⁠笹塚駅〜仙川駅間)連続立体交差事業」などの大規模プロジェクトを進めています。2030年度に連結営業利益620億円を計画しています。

東京地下鉄

グループ理念は「⁠東京を走らせる力」です。旅客運輸収入は通勤・通学需要、都心の開発、インバウンドの増加で好調ですが、労務費・資材価格の高騰で修繕費や外注費が想定を大きく上回っているとしています。加算運賃などの運賃改定制度の適用も検討し、2026年度から出資・M&Aの専任組織を新設するとしています。

どちらを選ぶかの目安

  • 年収・残業の両方で東京地下鉄が上回っている。
  • 伸びている事業で任される範囲を広げたいなら、売上の伸びが大きい京王電鉄。
  • 業績の安定を重視するなら、利益率の高い東京地下鉄のほうが景気の波に強い。

よくある質問

京王電鉄と東京地下鉄はどちらが年収が高い?
30歳に換算した年収は京王電鉄が約603万円、東京地下鉄が約678万円。東京地下鉄のほうが約75万円高い。
京王電鉄と東京地下鉄はどちらが残業が少ない?
月の平均残業は京王電鉄が26.8時間、東京地下鉄が23.9時間。東京地下鉄のほうが月2.9時間少ない。
京王電鉄と東京地下鉄はどちらが働きやすい?
当サイトの働きやすさの点数は京王電鉄が55.9点、東京地下鉄が60.8点で、東京地下鉄が上回る。点数は残業・有休・年収・勤続などの公的データから計算したもの。

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