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SMCと横河電機の違い

年収・残業・稼ぎ方・歴史を、有価証券報告書と公的データで比べました。FA・制御機器の会社選びや、両社の面接を受けるときの企業研究に。

3行でいうと

  • 30歳に換算した年収はSMCが約613万円、横河電機が約700万円。横河電機のほうが約87万円高い。
  • 月の平均残業はSMCが7時間、横河電機が16.7時間。SMCのほうが月9.7時間少ない。
  • 売上高はSMCが8,425億円、横河電機が6,048億円で、SMCが約1.4倍の規模。

数字で比べる

SMC横河電機
働きやすさの点数70.6点(⁠A+)68.5点(⁠A+)
平均年収780万円(⁠41.1歳)949万円(⁠44歳)
30歳換算年収約613万円約700万円
月の平均残業7時間16.7時間
有給取得率未公表未公表
平均勤続年数19.9年15.3年
売上高8,425億円6,048億円
売上に対する利益の割合28.0%(⁠経常利益)13.9%(⁠経常利益)
売上の4年の伸び1.16倍1.55倍
従業員数(⁠単体)6,560人2,240人

点数・年収・残業・有休・勤続は女性の活躍推進企業データベースと有価証券報告書、売上・利益・従業員数は有価証券報告書(⁠EDINET)から。30歳換算年収は平均年齢の違う会社を比べるための目安(⁠平均年収÷1.022^(⁠平均年齢−30))。持株会社は本社の少人数の数字なので、事業会社と並べるときは注意。

  • 売上に対する利益の割合はSMCが28.0%、横河電機が13.9%で、SMCのほうが稼ぐ力が強い。
  • 売上の4年の伸びはSMCが1.16倍、横河電機が1.55倍で、勢いは横河電機が上。
  • 当サイトの働きやすさの点数はSMCが70.6点、横河電機が68.5点で、SMCが上回る。

何で稼いでいるかの違い

SMC

SMCは、工場の自動化に欠かせない空気圧機器(⁠圧縮空気で動くシリンダや電磁弁など)をつくる会社です。空気配管上で使う機器をすべて製造販売する「⁠空気圧機器の総合メーカー」で、世界各国に製造・販売拠点を持っています。

売上高は約8,425億円です。事業は、方向制御機器、駆動機器、空気圧補助機器などの空気圧機器と、温調機器、センサーなどの自動制御機器事業だけです。

横河電機

横河電機は、石油・化学などのプラントを制御する生産制御システム、流量計、圧力伝送器、分析計などをつくる会社です。波形測定器などの測定器も手がけています。1920年に電気計器の研究所を母体として横河電機製作所が設立されました。

売上高は約6,048億円です。事業は、制御(⁠生産制御システム、流量計、差圧・圧力伝送器、プロセス分析計、ソフトウエアなど)、測定器(⁠波形測定器、光通信関連測定器など)、新事業他です。

歴史の違い

SMC

  1. 1959年焼結金属のフィルタをつくる焼結金属工業として設立されます。
  2. 1961〜1971年空気圧補助機器(⁠エア三点セット)、エアシリンダ、電磁弁の製造・販売を始めます。
  3. 1967〜1981年オーストラリア、シンガポール、アメリカ、イギリス、ドイツ、イタリアに会社をつくります。
  4. 1986年社名をSMCに変えます。

横河電機

  1. 1920年横河一郎と青木晋が、電気計器の研究所を母体に横河電機製作所を設立します。
  2. 1975年総合計装制御システム「⁠CENTUM」を発売します。
  3. 1983〜1986年北辰電機製作所と合併し、1986年に社名を横河電機に変えます。
  4. 2002年安藤電気を完全子会社にし、中国に地域統括会社を設立します。

いま何に賭けているか

SMC

経営理念で「⁠産業界の自動化・省力化に貢献する」ことを社会的使命とし、要素部品メーカーとして本業の自動制御機器事業に経営資源を集中するとしています。労働力人口の減少や新興国の人件費上昇で、自動化・省力化のニーズが高まっているとしています。

横河電機

Vision statementは「⁠YOKOGAWAは、自律と共生によって持続的な価値を創造し、社会課題の解決をリードしていきます。」です。2024年度からの中期経営計画「⁠Growth for Sustainability 2028(⁠GS2028)」で、業種軸の事業構造をもとに、社会価値と企業価値の向上を目指しています。

どちらを選ぶかの目安

  • 年収を取るなら横河電機、時間のゆとりを取るならSMC。
  • 伸びている事業で任される範囲を広げたいなら、売上の伸びが大きい横河電機。
  • 業績の安定を重視するなら、利益率の高いSMCのほうが景気の波に強い。

よくある質問

SMCと横河電機はどちらが年収が高い?
30歳に換算した年収はSMCが約613万円、横河電機が約700万円。横河電機のほうが約87万円高い。
SMCと横河電機はどちらが残業が少ない?
月の平均残業はSMCが7時間、横河電機が16.7時間。SMCのほうが月9.7時間少ない。
SMCと横河電機はどちらが働きやすい?
当サイトの働きやすさの点数はSMCが70.6点、横河電機が68.5点で、SMCが上回る。点数は残業・有休・年収・勤続などの公的データから計算したもの。

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