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日本製鉄と愛知製鋼の違い

年収・残業・稼ぎ方・歴史を、有価証券報告書と公的データで比べました。鉄鋼の会社選びや、両社の面接を受けるときの企業研究に。

3行でいうと

  • 30歳に換算した年収は日本製鉄が約711万円、愛知製鋼が約651万円。日本製鉄のほうが約60万円高い。
  • 売上高は日本製鉄が10.06兆円、愛知製鋼が3,043億円で、日本製鉄が約33.1倍の規模。
  • 売上の4年の伸びは日本製鉄が1.48倍、愛知製鋼が1.17倍で、勢いは日本製鉄が上。

数字で比べる

日本製鉄愛知製鋼
働きやすさの点数76.7点(⁠S)68.2点(⁠A+)
平均年収909万円(⁠41.3歳)802万円(⁠39.6歳)
30歳換算年収約711万円約651万円
月の平均残業未公表未公表
有給取得率81.5%未公表
平均勤続年数17.5年17.7年
売上高10.06兆円3,043億円
売上に対する利益の割合0.2%(⁠純利益)6.1%(⁠税引前利益)
売上の4年の伸び1.48倍1.17倍
従業員数(⁠単体)32,102人2,525人

点数・年収・残業・有休・勤続は女性の活躍推進企業データベースと有価証券報告書、売上・利益・従業員数は有価証券報告書(⁠EDINET)から。30歳換算年収は平均年齢の違う会社を比べるための目安(⁠平均年収÷1.022^(⁠平均年齢−30))。持株会社は本社の少人数の数字なので、事業会社と並べるときは注意。

  • 当サイトの働きやすさの点数は日本製鉄が76.7点、愛知製鋼が68.2点で、日本製鉄が上回る。

何で稼いでいるかの違い

日本製鉄

日本製鉄は、自動車・建物・船・橋などに使う鉄(⁠鋼材)をつくる、日本最大の鉄鋼メーカーです。2025年にアメリカの名門USスチールを買収し、世界で戦う会社へと大きく踏み出しました。

売上高は約10.1兆円で、鉄鋼業界で国内1位です。お金の中心は「⁠製鉄事業」で、鉄鉱石と石炭から鉄をつくり、薄い板(⁠自動車の車体など)、厚い板(⁠船や橋)、パイプ、レール、ステンレスなどに加工して、自動車メーカーや建設会社に売っています。

愛知製鋼

愛知製鋼は、特殊鋼やステンレス鋼、自動車部品などの鍛造品、磁気センサや磁石などの電子機能材料・部品をつくる会社です。トヨタ自動車が「⁠その他の関係会社」です。1940年に豊田自動織機製作所から分離独立し、豊田製鋼として創立されました。

売上収益は約3,043億円です。事業は、鋼(⁠ハガネ)カンパニー(⁠特殊鋼)、ステンレスカンパニー、鍛(⁠キタエル)カンパニー(⁠型打鍛造品)、スマートカンパニー(⁠電子機能材料・部品、磁石応用製品)の4つです。

歴史の違い

日本製鉄

  1. 1950年戦前の国策会社「⁠日本製鐵」が解体され、八幡製鐵と富士製鐵の2社に分かれます。
  2. 1970年八幡製鐵と富士製鐵が合併し、新日本製鐵(⁠新日鉄)が生まれます。
  3. 2012年住友金属工業と合併し、新日鐵住金になります。
  4. 2017〜2020年日新製鋼、山陽特殊製鋼を子会社にし、2019年に社名を日本製鉄に変えます。

愛知製鋼

  1. 1940年豊田自動織機製作所から分離独立し、豊田製鋼として創立されます。
  2. 1945年社名を愛知製鋼に変えます。
  3. 1970〜1985年電気炉と連続鋳造設備を完成させます。
  4. 1995〜2003年フィリピン、米国、ドイツ、タイ、中国、インドネシアに会社をつくります。

いま何に賭けているか

日本製鉄

2026年度からの「⁠2030中長期経営計画」で、「⁠総合力世界No.1の鉄鋼メーカー」を目指すとしています。日本国内では需要が減っていくと見て収益の土台を固め、インドやアメリカなど需要が伸びる海外で成長する、という二本立ての戦略です。

愛知製鋼

経営理念は「⁠国際的な視野に立ち、活力に溢れ、信頼される企業体質をもとに、魅力ある商品を提供することによって社会に貢献する。」です。「⁠環境に一番やさしい鉄屋」として資源循環型のモノづくりを磨くとしています。2030年度に売上収益4,000億円、営業利益280億円を目標にし、できる限り早くROE8%を実現するとしています。

どちらを選ぶかの目安

  • 伸びている事業で任される範囲を広げたいなら、売上の伸びが大きい日本製鉄。

よくある質問

日本製鉄と愛知製鋼はどちらが年収が高い?
30歳に換算した年収は日本製鉄が約711万円、愛知製鋼が約651万円。日本製鉄のほうが約60万円高い。
日本製鉄と愛知製鋼はどちらが働きやすい?
当サイトの働きやすさの点数は日本製鉄が76.7点、愛知製鋼が68.2点で、日本製鉄が上回る。点数は残業・有休・年収・勤続などの公的データから計算したもの。

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