トップ › 会社比較 › 鉄鋼 › 日本製鉄と東京製鐵

日本製鉄と東京製鐵の違い

年収・残業・稼ぎ方・歴史を、有価証券報告書と公的データで比べました。鉄鋼の会社選びや、両社の面接を受けるときの企業研究に。

3行でいうと

  • 30歳に換算した年収は日本製鉄が約711万円、東京製鐵が約664万円。日本製鉄のほうが約47万円高い。
  • 売上高は日本製鉄が10.06兆円、東京製鐵が2,681億円で、日本製鉄が約37.5倍の規模。
  • 売上の4年の伸びは日本製鉄が1.48倍、東京製鐵が0.99倍で、勢いは日本製鉄が上。

数字で比べる

日本製鉄東京製鐵
働きやすさの点数76.7点(⁠S)67.2点(⁠A+)
平均年収909万円(⁠41.3歳)822万円(⁠39.8歳)
30歳換算年収約711万円約664万円
月の平均残業未公表未公表
有給取得率81.5%未公表
平均勤続年数17.5年16.9年
売上高10.06兆円2,681億円
売上に対する利益の割合0.2%(⁠純利益)—
売上の4年の伸び1.48倍0.99倍
従業員数(⁠単体)32,102人1,161人

点数・年収・残業・有休・勤続は女性の活躍推進企業データベースと有価証券報告書、売上・利益・従業員数は有価証券報告書(⁠EDINET)から。30歳換算年収は平均年齢の違う会社を比べるための目安(⁠平均年収÷1.022^(⁠平均年齢−30))。持株会社は本社の少人数の数字なので、事業会社と並べるときは注意。

  • 当サイトの働きやすさの点数は日本製鉄が76.7点、東京製鐵が67.2点で、日本製鉄が上回る。

何で稼いでいるかの違い

日本製鉄

日本製鉄は、自動車・建物・船・橋などに使う鉄(⁠鋼材)をつくる、日本最大の鉄鋼メーカーです。2025年にアメリカの名門USスチールを買収し、世界で戦う会社へと大きく踏み出しました。

売上高は約10.1兆円で、鉄鋼業界で国内1位です。お金の中心は「⁠製鉄事業」で、鉄鉱石と石炭から鉄をつくり、薄い板(⁠自動車の車体など)、厚い板(⁠船や橋)、パイプ、レール、ステンレスなどに加工して、自動車メーカーや建設会社に売っています。

東京製鐵

東京製鐵は、鉄スクラップを電気炉で溶かして、H形鋼、鋼矢板、ホットコイル(⁠熱延広幅帯鋼)、厚板などの鉄鋼製品をつくる電炉メーカーです。1934年に東京都足立区で、各種鋼材の製造販売を目的に設立されました。

売上高は約2,681億円です。事業は鉄鋼事業の1つで、グループ会社はなく当社1社で構成されています。

歴史の違い

日本製鉄

  1. 1950年戦前の国策会社「⁠日本製鐵」が解体され、八幡製鐵と富士製鐵の2社に分かれます。
  2. 1970年八幡製鐵と富士製鐵が合併し、新日本製鐵(⁠新日鉄)が生まれます。
  3. 2012年住友金属工業と合併し、新日鐵住金になります。
  4. 2017〜2020年日新製鋼、山陽特殊製鋼を子会社にし、2019年に社名を日本製鉄に変えます。

東京製鐵

  1. 1934年東京都足立区で設立され、平炉と電気炉で特殊鋼をつくります。
  2. 1962〜1969年岡山工場の操業を始め、H形鋼の生産を始めます。
  3. 1971〜1984年九州工場の操業を始め、大形H形鋼の生産を始めます。
  4. 1991〜1995年岡山工場でホットコイルの生産を始め、宇都宮工場を完成させます。

いま何に賭けているか

日本製鉄

2026年度からの「⁠2030中長期経営計画」で、「⁠総合力世界No.1の鉄鋼メーカー」を目指すとしています。日本国内では需要が減っていくと見て収益の土台を固め、インドやアメリカなど需要が伸びる海外で成長する、という二本立ての戦略です。

東京製鐵

経営の基本方針は、鉄鋼資源のリサイクルを通じて省エネルギーと省資源に努め、環境の保全に貢献することです。2025年11月に、品質要求の厳しい自動車分野で同社の電炉鋼材が正式に採用されました。鉄スクラップを高度な鉄鋼製品へ「⁠アップサイクル」させる挑戦を続けるとしています。長期環境ビジョン「⁠Tokyo Steel EcoVision 2050」を定めています。

どちらを選ぶかの目安

  • 伸びている事業で任される範囲を広げたいなら、売上の伸びが大きい日本製鉄。

よくある質問

日本製鉄と東京製鐵はどちらが年収が高い?
30歳に換算した年収は日本製鉄が約711万円、東京製鐵が約664万円。日本製鉄のほうが約47万円高い。
日本製鉄と東京製鐵はどちらが働きやすい?
当サイトの働きやすさの点数は日本製鉄が76.7点、東京製鐵が67.2点で、日本製鉄が上回る。点数は残業・有休・年収・勤続などの公的データから計算したもの。

もっと詳しく