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日揮ホールディングスと千代田化工建設の違い

年収・残業・稼ぎ方・歴史を、有価証券報告書と公的データで比べました。プラントエンジニアリングの会社選びや、両社の面接を受けるときの企業研究に。

3行でいうと

  • 30歳に換算した年収は日揮ホールディングスが約710万円、千代田化工建設が約826万円。千代田化工建設のほうが約116万円高い。
  • 売上高は日揮ホールディングスが7,453億円、千代田化工建設が4,939億円で、日揮ホールディングスが約1.5倍の規模。
  • 売上に対する利益の割合は日揮ホールディングスが7.8%、千代田化工建設が18.7%で、千代田化工建設のほうが稼ぐ力が強い。

数字で比べる

日揮ホールディングス千代田化工建設
働きやすさの点数60点(A-)67.8点(⁠A+)
平均年収975万円(⁠44.6歳)1,079万円(⁠42.3歳)
30歳換算年収約710万円約826万円
月の平均残業未公表21.4時間
有給取得率72.8%未公表
平均勤続年数8.1年12.7年
売上高7,453億円4,939億円
売上に対する利益の割合7.8%(⁠経常利益)18.7%(⁠経常利益)
売上の4年の伸び1.74倍1.59倍
従業員数(⁠単体)245人1,661人

点数・年収・残業・有休・勤続は女性の活躍推進企業データベースと有価証券報告書、売上・利益・従業員数は有価証券報告書(⁠EDINET)から。30歳換算年収は平均年齢の違う会社を比べるための目安(⁠平均年収÷1.022^(⁠平均年齢−30))。持株会社は本社の少人数の数字なので、事業会社と並べるときは注意。

  • 売上の4年の伸びは日揮ホールディングスが1.74倍、千代田化工建設が1.59倍で、勢いは日揮ホールディングスが上。
  • 当サイトの働きやすさの点数は日揮ホールディングスが60点、千代田化工建設が67.8点で、千代田化工建設が上回る。

何で稼いでいるかの違い

日揮ホールディングス

日揮ホールディングスは、石油・ガスの精製施設や、LNG(⁠液化天然ガス)の工場などの巨大な「⁠プラント」を、世界中で設計・調達・建設する会社です。こうした仕事をEPC(⁠設計・調達・建設)と呼びます。触媒などの素材をつくる事業も持っています。

売上高は約7,450億円で、専門・技術サービス業で国内1位です。お金の中心は「⁠総合エンジニアリング事業」で、産油国やエネルギー会社から、何年もかけてつくる大きなプラントの建設を受注します。対象は石油・ガス・LNGから、医薬品、原子力、物流施設まで幅広く及びます。

千代田化工建設

千代田化工建設は、LNGプラントや石油・石油化学プラント、医薬品工場などの設計・調達・建設(⁠EPC)を一貫して請け負う総合エンジニアリング会社です。1948年に三菱石油の工事部門が独立してできました。三菱商事と資本業務提携しています。

売上高は約4,939億円です。事業はほぼエンジニアリング事業で、プラントや産業設備のコンサルティング、計画、設計、施工、調達、試運転、メンテナンスを受注生産で行っています。

歴史の違い

日揮ホールディングス

  1. 1928年「⁠日本揮発油」として創立し、アメリカのUOP社から石油精製の技術を導入します。
  2. 1940〜1950年代触媒の工場をつくり、戦後は再びUOP社と契約して石油精製・石油化学のプラント建設を広げます。
  3. 1976年社名を日揮に変更します。
  4. 2019年持株会社に移り、日揮ホールディングスになります。

千代田化工建設

  1. 1948年三菱石油の工事部門が独立し、千代田化工建設が創立されます。
  2. 1971〜1997年シンガポール、マレーシア、サウジアラビア、ナイジェリア、タイ、インドネシア、フィリピンなどに現地法人をつくります。
  3. 2008年三菱商事と資本業務提携を結び、第三者割当増資を実施します。
  4. 2019年再生計画を策定し、三菱商事を割当先とする第三者割当増資を実施して、東証2部に指定替えになります。

いま何に賭けているか

日揮ホールディングス

長期経営ビジョン「⁠2040年ビジョン」のもと、次の中期経営計画ではEPC事業の遂行体制を立て直し、採算をしっかり管理することが大きな課題です。パーパス「⁠Enhancing planetary health(⁠人と地球の健やかな未来づくり)」を掲げ、エネルギー転換などの分野にも取り組んでいます。

千代田化工建設

技術開発力、エンジニアリング力、プロジェクトマネジメント力を掛け合わせ、「⁠エネルギーと素材」と「⁠ライフサイエンス」を主な事業領域にしています。LNG(⁠Cleaner LNG含む)、石油・石油化学に加え、水素・CCUSなどの脱炭素、蓄電池・半導体材料などの先端素材、医薬品・細胞培養などにも事業を広げるとしています。

どちらを選ぶかの目安

  • 伸びている事業で任される範囲を広げたいなら、売上の伸びが大きい日揮ホールディングス。
  • 業績の安定を重視するなら、利益率の高い千代田化工建設のほうが景気の波に強い。

よくある質問

日揮ホールディングスと千代田化工建設はどちらが年収が高い?
30歳に換算した年収は日揮ホールディングスが約710万円、千代田化工建設が約826万円。千代田化工建設のほうが約116万円高い。
日揮ホールディングスと千代田化工建設はどちらが働きやすい?
当サイトの働きやすさの点数は日揮ホールディングスが60点、千代田化工建設が67.8点で、千代田化工建設が上回る。点数は残業・有休・年収・勤続などの公的データから計算したもの。

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