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武田薬品工業と東和薬品の違い

年収・残業・稼ぎ方・歴史を、有価証券報告書と公的データで比べました。製薬の会社選びや、両社の面接を受けるときの企業研究に。

3行でいうと

  • 30歳に換算した年収は武田薬品工業が約844万円、東和薬品が約617万円。武田薬品工業のほうが約227万円高い。
  • 月の平均残業は武田薬品工業が18時間、東和薬品が22.8時間。武田薬品工業のほうが月4.8時間少ない。
  • 売上高は武田薬品工業が4.51兆円、東和薬品が2,737億円で、武田薬品工業が約16.5倍の規模。

数字で比べる

武田薬品工業東和薬品
働きやすさの点数66.7点(⁠A)53.6点(⁠B)
平均年収1,144万円(⁠44歳)695万円(⁠35.5歳)
30歳換算年収約844万円約617万円
月の平均残業18時間22.8時間
有給取得率未公表未公表
平均勤続年数13.8年9.6年
売上高4.51兆円2,737億円
売上に対する利益の割合-3.2%(⁠税引前利益)10.3%(⁠経常利益)
売上の4年の伸び1.26倍1.65倍
従業員数(⁠単体)4,792人2,899人

点数・年収・残業・有休・勤続は女性の活躍推進企業データベースと有価証券報告書、売上・利益・従業員数は有価証券報告書(⁠EDINET)から。30歳換算年収は平均年齢の違う会社を比べるための目安(⁠平均年収÷1.022^(⁠平均年齢−30))。持株会社は本社の少人数の数字なので、事業会社と並べるときは注意。

  • 売上の4年の伸びは武田薬品工業が1.26倍、東和薬品が1.65倍で、勢いは東和薬品が上。
  • 当サイトの働きやすさの点数は武田薬品工業が66.7点、東和薬品が53.6点で、武田薬品工業が上回る。

何で稼いでいるかの違い

武田薬品工業

武田薬品工業は、江戸時代に大阪・道修町の薬の問屋として始まった、日本最大の製薬会社です。いまは売上の多くを海外で稼ぐ「⁠グローバルなバイオ医薬品企業」を名乗り、世界中から人と研究を集めています。

売上高は約4.5兆円で、化学工業(⁠医薬品を含む)で国内1位です。お金の入り口は、病院で処方される医薬品です。患者さんが使う薬の代金は、多くの国で公的な保険から支払われます。

東和薬品

東和薬品は、ジェネリック医薬品(⁠後発医薬品)を中心に、医療用医薬品を製造販売する会社です。1951年に大阪で医薬品原料の卸と仲買業として東和薬品商会を創業しました。

売上高は約2,737億円です。事業は国内と海外の2つで、国内では健康食品・医薬品の受託製造をする三生医薬なども子会社です。海外では持株会社Towa Pharma International Holdingsを通じて欧米でジェネリック医薬品事業を展開しています。

歴史の違い

武田薬品工業

  1. 1781年大阪で薬種商(⁠薬の問屋)として創業します。
  2. 1914〜1915年研究部門と工場をつくり、薬を「⁠売る」会社から「⁠研究してつくる」会社になっていきます。
  3. 2005〜2007年動物用医薬品、ビタミン、化学品、食品、農薬などの事業を次々に売却し、医薬品に集中します。
  4. 2008〜2011年アメリカのミレニアム(⁠がんの薬)、スイスのナイコメッドなど、海外の製薬会社を大型買収して世界に広がります。

東和薬品

  1. 1951〜1957年東和薬品商会を創業し、東和薬品を設立して一般用医薬品の製造を始めます。
  2. 1965年医療用医薬品の製造販売に転換します。
  3. 2004〜2005年東証2部に上場し、東証1部に上場します。
  4. 2012年山形工場と東日本物流センターを完成させます。

いま何に賭けているか

武田薬品工業

重点の3分野に経営資源を集中し、研究開発にAIやデジタル技術を広く取り入れることで、新薬をより速く、効率よく患者さんに届けることを目指しています。薬価への圧力が強まる中でも、研究開発のパイプライン(⁠開発中の新薬の候補)を育てることが成長のカギです。

東和薬品

理念は「⁠私達は 人々の健康に貢献します」「⁠私達は こころの笑顔を大切にします」で、私達の誓い「⁠T-SMILE」を掲げています。ジェネリック医薬品事業をコア事業に、新たな健康関連事業へ広げるとしています。会社は、毎年の薬価改定や業界の品質問題による信頼低下で、ジェネリック業界の環境は厳しさを増しているとしています。

どちらを選ぶかの目安

  • 年収・残業の両方で武田薬品工業が上回っている。
  • 伸びている事業で任される範囲を広げたいなら、売上の伸びが大きい東和薬品。

よくある質問

武田薬品工業と東和薬品はどちらが年収が高い?
30歳に換算した年収は武田薬品工業が約844万円、東和薬品が約617万円。武田薬品工業のほうが約227万円高い。
武田薬品工業と東和薬品はどちらが残業が少ない?
月の平均残業は武田薬品工業が18時間、東和薬品が22.8時間。武田薬品工業のほうが月4.8時間少ない。
武田薬品工業と東和薬品はどちらが働きやすい?
当サイトの働きやすさの点数は武田薬品工業が66.7点、東和薬品が53.6点で、武田薬品工業が上回る。点数は残業・有休・年収・勤続などの公的データから計算したもの。

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