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東急不動産ホールディングスと森ビルの違い

年収・残業・稼ぎ方・歴史を、有価証券報告書と公的データで比べました。総合不動産の会社選びや、両社の面接を受けるときの企業研究に。

3行でいうと

  • 売上高は東急不動産ホールディングスが1.25兆円、森ビルが4,111億円で、東急不動産ホールディングスが約3.0倍の規模。
  • 売上に対する利益の割合は東急不動産ホールディングスが11.9%、森ビルが22.2%で、森ビルのほうが稼ぐ力が強い。
  • 売上の4年の伸びは東急不動産ホールディングスが1.26倍、森ビルが1.68倍で、勢いは森ビルが上。

数字で比べる

東急不動産ホールディングス森ビル
働きやすさの点数84.6点(⁠S)64点(A-)
平均年収1,320万円(⁠42.8歳)—
30歳換算年収約999万円—
月の平均残業未公表11.8時間
有給取得率未公表未公表
平均勤続年数15.3年14.4年
売上高1.25兆円4,111億円
売上に対する利益の割合11.9%(⁠経常利益)22.2%(⁠経常利益)
売上の4年の伸び1.26倍1.68倍
従業員数(⁠単体)105人1,579人

点数・年収・残業・有休・勤続は女性の活躍推進企業データベースと有価証券報告書、売上・利益・従業員数は有価証券報告書(⁠EDINET)から。30歳換算年収は平均年齢の違う会社を比べるための目安(⁠平均年収÷1.022^(⁠平均年齢−30))。持株会社は本社の少人数の数字なので、事業会社と並べるときは注意。

  • 当サイトの働きやすさの点数は東急不動産ホールディングスが84.6点、森ビルが64点で、東急不動産ホールディングスが上回る。

何で稼いでいるかの違い

東急不動産ホールディングス

東急不動産ホールディングスは、東急不動産、マンション・ビル管理の東急コミュニティー、不動産仲介の東急リバブルを束ねる持株会社です。オフィスや商業施設の都市開発に加え、再生可能エネルギー、ホテル・リゾート(⁠東急ハーヴェストクラブなど)も手がけています。

売上高は約1.25兆円です。事業は、都市開発(⁠オフィス、商業施設、分譲・賃貸住宅)、戦略投資(⁠再生可能エネルギー発電施設、物流施設、ファンド、海外)、管理運営(⁠マンション・ビル管理、ホテル、ゴルフ場、スキー場、シニア住宅)、不動産流通(⁠仲介など)の4つです。

森ビル

森ビルは、東京都港区を中心に、オフィス、住宅、商業施設、ホテル、文化施設などを組み合わせた「⁠ヒルズ」と呼ぶ複合都市を開発・運営する会社です。六本木ヒルズ、表参道ヒルズ、虎ノ門ヒルズ、麻布台ヒルズなどを手がけ、上海環球金融中心など海外でも開発をしています。1959年に設立されました。

売上高は約4,111億円です。事業は、賃貸(⁠オフィス、住宅「⁠MORI LIVING」、商業施設の運営など)、分譲、施設営業(⁠ホテルなど)、海外の4つです。

歴史の違い

東急不動産ホールディングス

  1. 1953年東京急行電鉄(⁠今の東急)から不動産販売業などを譲り受けて、東急不動産が設立されます。
  2. 1970〜1972年ビル・マンション管理の東急コミュニティーと、不動産仲介の東急リバブル(⁠当時エリアサービス)を設立します。
  3. 1975〜1998年ゴルフ、スキー、会員制リゾートホテル(⁠東急ハーヴェストクラブ)、都市型ホテル(⁠東急ステイ)に進出します。
  4. 2013年東急不動産、東急コミュニティー、東急リバブルの3社の持株会社として、東急不動産ホールディングスが設立されます。

森ビル

  1. 1955〜1959年前身の森不動産を経て、森ビルを設立し、港区でオフィスビルの賃貸を始めます。
  2. 1978年「⁠ラフォーレ原宿」を開業し、商業施設事業に進出します。
  3. 1986年「⁠アークヒルズ」が竣工し、複合用途の都市再開発を進めます。
  4. 2003〜2008年「⁠六本木ヒルズ」「⁠表参道ヒルズ」、上海の「⁠上海環球金融中心」が竣工します。

いま何に賭けているか

東急不動産ホールディングス

2025年度から「⁠中期経営計画2030」を進めています。長期経営方針の前半を「⁠再構築フェーズ」として事業構造改革を行い、後半の「⁠強靭化フェーズ」では、強固で独自性のある事業ポートフォリオで効率性と耐久性を高めながら利益成長を目指すとしています。ありたい姿は「⁠誰もが自分らしく、いきいきと輝ける未来の実現」です。

森ビル

従来のディベロッパーの枠を超え、国内外で快適で豊かな都市をつくり育むことを目指し、「⁠安全・安心」「⁠環境・緑」「⁠文化・芸術」を3つのテーマに掲げています。会社によると、都心5区の大型オフィスの空室率は2026年3月末に2.22%に下がり、麻布台ヒルズや虎ノ門ヒルズの商業施設も好調でした。

どちらを選ぶかの目安

  • 伸びている事業で任される範囲を広げたいなら、売上の伸びが大きい森ビル。
  • 業績の安定を重視するなら、利益率の高い森ビルのほうが景気の波に強い。

よくある質問

東急不動産ホールディングスと森ビルはどちらが働きやすい?
当サイトの働きやすさの点数は東急不動産ホールディングスが84.6点、森ビルが64点で、東急不動産ホールディングスが上回る。点数は残業・有休・年収・勤続などの公的データから計算したもの。

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