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JX金属とSWCCの違い

年収・残業・稼ぎ方・歴史を、有価証券報告書と公的データで比べました。非鉄金属・電線の会社選びや、両社の面接を受けるときの企業研究に。

3行でいうと

  • 30歳に換算した年収はJX金属が約647万円、SWCCが約525万円。JX金属のほうが約122万円高い。
  • 有給休暇の取得率はJX金属が85.5%、SWCCが79%。
  • 売上高はJX金属が4,618億円、SWCCが2,777億円で、JX金属が約1.7倍の規模。

数字で比べる

JX金属SWCC
働きやすさの点数60.8点(⁠A-)61.1点(⁠A-)
平均年収831万円(⁠41.5歳)723万円(⁠44.7歳)
30歳換算年収約647万円約525万円
月の平均残業未公表16時間
有給取得率85.5%79%
平均勤続年数11.4年12.6年
売上高4,618億円2,777億円
売上に対する利益の割合23.4%(⁠経常利益)9.4%(⁠経常利益)
売上の4年の伸び1.53倍1.39倍
従業員数(⁠単体)3,250人1,467人

点数・年収・残業・有休・勤続は女性の活躍推進企業データベースと有価証券報告書、売上・利益・従業員数は有価証券報告書(⁠EDINET)から。30歳換算年収は平均年齢の違う会社を比べるための目安(⁠平均年収÷1.022^(⁠平均年齢−30))。持株会社は本社の少人数の数字なので、事業会社と並べるときは注意。

  • 売上に対する利益の割合はJX金属が23.4%、SWCCが9.4%で、JX金属のほうが稼ぐ力が強い。
  • 売上の4年の伸びはJX金属が1.53倍、SWCCが1.39倍で、勢いはJX金属が上。
  • 当サイトの働きやすさの点数はJX金属が60.8点、SWCCが61.1点で、ほぼ同じ。

何で稼いでいるかの違い

JX金属

JX金属は、半導体用スパッタリングターゲットや圧延銅箔などの先端材料をつくる会社です。銅やレアメタルの資源開発、製錬、リサイクルも手がけています。1905年に操業を始めた日立鉱山が起源で、2025年3月に東京証券取引所プライム市場に上場しました。

売上高は約4,618億円です。事業は、半導体材料(⁠スパッタリングターゲット、タンタル・ニオブ粉末など)、情報通信材料(⁠圧延銅箔、チタン銅、東邦チタニウム、タツタ電線など)、基礎材料(⁠銅精鉱、電気銅、リサイクルなど)の3つです。

SWCC

SWCC(⁠旧昭和電線ホールディングス)は、電線、電力ケーブル、電力機器などのエネルギー・インフラ事業と、通信ケーブル、光加工品、機器用電線、精密デバイスなどの通信・コンポーネンツ事業を営む会社です。1936年に東京電気(⁠今の東芝)から独立して川崎市で設立されました。

売上高は約2,777億円です。事業は、エネルギー・インフラ(⁠電線、電力ケーブル、電力機器、制振・防振など)と、通信・コンポーネンツ(⁠通信ケーブル、光加工品、ワイヤハーネス、巻線、自動車用電線など)です。

歴史の違い

JX金属

  1. 1905〜1912年日立鉱山が操業を始め、久原鉱業が設立されます。
  2. 1929年日本産業の鉱山・製錬部門が分離独立し、日本鉱業が設立されます。
  3. 1985年磯原工場を開設し、電子材料事業に本格的に進出します。
  4. 2016〜2024年社名をJX金属に変え、東邦チタニウム、ドイツのタンタル・ニオブの会社、タツタ電線を子会社にします。

SWCC

  1. 1936〜1937年東京電気から独立して川崎市で設立され、裸銅線の製造販売を始めます。
  2. 1949年東京証券取引所に上場します。
  3. 2006年持株会社体制に移り、社名を昭和電線ホールディングスに変えます。
  4. 2019年古河電気工業と建設・電販市場向け汎用電線事業の業務提携をします。

いま何に賭けているか

JX金属

「⁠JX金属グループ2040年長期ビジョン」で、「⁠装置産業型企業」から「⁠技術立脚型企業」への転身を掲げています。会社は、生成AIの普及などで半導体市場の成長が続き、最先端半導体では多層化・微細化も進むとし、主力の半導体用スパッタリングターゲットの需要拡大を見込んでいます。

SWCC

2036年に迎える100年企業としてのありたい姿は「⁠エネルギーとデジタルの未来を創るグローバル・ソリューションカンパニー」です。中期経営計画「⁠Transformation for Growth SWCC 2030」で、2030年度に営業利益400億円以上、営業利益率12%以上、ROIC15%以上を目指しています。ROICを軸にした構造改革に、成長投資を加えた「⁠ROIC経営2.0」へ進むとしています。

どちらを選ぶかの目安

  • 業績の安定を重視するなら、利益率の高いJX金属のほうが景気の波に強い。

よくある質問

JX金属とSWCCはどちらが年収が高い?
30歳に換算した年収はJX金属が約647万円、SWCCが約525万円。JX金属のほうが約122万円高い。
JX金属とSWCCはどちらが働きやすい?
当サイトの働きやすさの点数はJX金属が60.8点、SWCCが61.1点で、ほぼ同じ。点数は残業・有休・年収・勤続などの公的データから計算したもの。

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