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東京海上日動火災保険と三井住友海上火災保険の違い

年収・残業・稼ぎ方・歴史を、有価証券報告書と公的データで比べました。損害保険の会社選びや、両社の面接を受けるときの企業研究に。

3行でいうと

  • 月の平均残業は東京海上日動火災保険が12.9時間、三井住友海上火災保険が11時間。大きな差はない。
  • 売上高は東京海上日動火災保険が8.14兆円、三井住友海上火災保険が4.19兆円で、東京海上日動火災保険が約1.9倍の規模。
  • 売上に対する利益の割合は東京海上日動火災保険が16.4%、三井住友海上火災保険が21.5%で、三井住友海上火災保険のほうが稼ぐ力が強い。

数字で比べる

東京海上日動火災保険三井住友海上火災保険
働きやすさの点数62.5点(⁠A-)67.2点(⁠A+)
平均年収——
30歳換算年収——
月の平均残業12.9時間11時間
有給取得率未公表未公表
平均勤続年数15.7年17.8年
売上高8.14兆円4.19兆円
売上に対する利益の割合16.4%(⁠経常利益)21.5%(⁠経常利益)
売上の4年の伸び1.66倍1.63倍
従業員数(⁠単体)16,064人12,731人

点数・年収・残業・有休・勤続は女性の活躍推進企業データベースと有価証券報告書、売上・利益・従業員数は有価証券報告書(⁠EDINET)から。30歳換算年収は平均年齢の違う会社を比べるための目安(⁠平均年収÷1.022^(⁠平均年齢−30))。持株会社は本社の少人数の数字なので、事業会社と並べるときは注意。

  • 当サイトの働きやすさの点数は東京海上日動火災保険が62.5点、三井住友海上火災保険が67.2点で、三井住友海上火災保険が上回る。

何で稼いでいるかの違い

東京海上日動火災保険

東京海上日動火災保険は、1879年創業の東京海上の流れをくむ大手損害保険会社で、自動車保険や火災保険、企業向けの保険を扱っています。東京海上グループの中核で、今では海外の保険事業も国内と同じくらいの規模になっています。

売上にあたる経常収益は約8.1兆円、経常利益は約1.3兆円です。損害保険会社は、お客さんから保険料を受け取り、事故や災害が起きたときに保険金を支払います。受け取った保険料から保険金と経費を引いた差額と、預かったお金を運用して得る利益の二つで稼ぎます。

三井住友海上火災保険

三井住友海上火災保険は、MS&ADインシュアランスグループの中核となる大手損害保険会社です。2001年に三井海上と住友海上が合併して生まれました。とくにアジアに広い拠点網を持っているのが特徴です。

売上にあたる経常収益は約4.2兆円、経常利益は約9,000億円です。自動車保険、火災保険、企業向けの保険などの保険料を受け取り、事故や災害が起きたときに保険金を払います。その差額と、預かったお金の運用益で稼ぎます。

歴史の違い

東京海上日動火災保険

  1. 1879年旧東京海上保険が創業します(⁠設立は前年の1878年)。
  2. 1944年東京海上、明治火災海上、三菱海上火災の3社が合併し、東京海上火災保険が生まれます。
  3. 2002年日動火災海上保険と共同で持株会社(⁠今の東京海上ホールディングス)をつくります。
  4. 2004年日動火災海上保険と合併し、社名を東京海上日動火災保険に変えます。

三井住友海上火災保険

  1. 1918年三井物産の関係者を中心に、大正海上火災保険が設立されます。
  2. 1970〜1980年代ブラジル、イギリス、インドネシア、マレーシア、アメリカに次々と拠点をつくり、早くから海外に出ていきます。
  3. 1991年社名を三井海上火災保険に変えます。
  4. 2001年住友海上火災保険と合併し、三井住友海上火災保険になります。

いま何に賭けているか

東京海上日動火災保険

2024年度からの中期経営計画で「⁠Re-New」を掲げ、「⁠本当に信頼されるお客様起点の会社」と「⁠リスクソリューション(⁠保険+α)で次代を支える会社」につくりかえることを目指しています。保険金を払うだけでなく、事故や災害を防ぐサービスまで提供する会社を目指しています。

三井住友海上火災保険

MS&ADグループとして「⁠世界トップ水準の保険・金融グループ」を目指しています。一方で当社は、企業保険の保険料調整行為で2023年に金融庁から業務改善命令、2024年に公正取引委員会から排除措置命令を受けており、「⁠お客さま本位の業務運営の徹底」と「⁠健全な競争環境の実現」を最優先課題にしています。

どちらを選ぶかの目安

  • 業績の安定を重視するなら、利益率の高い三井住友海上火災保険のほうが景気の波に強い。

よくある質問

東京海上日動火災保険と三井住友海上火災保険はどちらが残業が少ない?
月の平均残業は東京海上日動火災保険が12.9時間、三井住友海上火災保険が11時間。大きな差はない。
東京海上日動火災保険と三井住友海上火災保険はどちらが働きやすい?
当サイトの働きやすさの点数は東京海上日動火災保険が62.5点、三井住友海上火災保険が67.2点で、三井住友海上火災保険が上回る。点数は残業・有休・年収・勤続などの公的データから計算したもの。

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