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クボタと住友重機械工業の違い

年収・残業・稼ぎ方・歴史を、有価証券報告書と公的データで比べました。機械・重工の会社選びや、両社の面接を受けるときの企業研究に。

3行でいうと

  • 30歳に換算した年収はクボタが約694万円、住友重機械工業が約639万円。クボタのほうが約55万円高い。
  • 月の平均残業はクボタが20.1時間、住友重機械工業が18.5時間。大きな差はない。
  • 売上高はクボタが3.02兆円、住友重機械工業が1.07兆円で、クボタが約2.8倍の規模。

数字で比べる

クボタ住友重機械工業
働きやすさの点数65.3点(⁠A)62.1点(⁠A-)
平均年収861万円(⁠39.9歳)857万円(⁠43.5歳)
30歳換算年収約694万円約639万円
月の平均残業20.1時間18.5時間
有給取得率未公表未公表
平均勤続年数14.8年13.9年
売上高3.02兆円1.07兆円
売上に対する利益の割合9.3%(⁠税引前利益)4.4%(⁠経常利益)
売上の4年の伸び1.37倍1.13倍
従業員数(⁠単体)15,897人4,400人

点数・年収・残業・有休・勤続は女性の活躍推進企業データベースと有価証券報告書、売上・利益・従業員数は有価証券報告書(⁠EDINET)から。30歳換算年収は平均年齢の違う会社を比べるための目安(⁠平均年収÷1.022^(⁠平均年齢−30))。持株会社は本社の少人数の数字なので、事業会社と並べるときは注意。

  • 売上の4年の伸びはクボタが1.37倍、住友重機械工業が1.13倍で、勢いはクボタが上。
  • 当サイトの働きやすさの点数はクボタが65.3点、住友重機械工業が62.1点で、クボタが上回る。

何で稼いでいるかの違い

クボタ

クボタは、トラクタや田植機などの農業機械で国内トップ、世界でも有数のメーカーです。もとは水道管をつくる会社で、今も「⁠食料・水・環境」を事業の軸にしています。売上の多くは北米などの海外です。

売上高は約3.0兆円です。事業は「⁠機械」と「⁠水・環境」の二つが柱です。社員約5.3万人のうち約4.1万人が機械事業にいて、会社の中心は農業機械・建設機械・エンジンです。

住友重機械工業

住友重機械工業は、減・変速機やモータ、プラスチック加工機械、加速器、建設機械(⁠ショベル、クレーン)、ボイラ、船舶などをつくる総合機械メーカーです。1888年に住友グループの祖業である別子銅山の工作方として始まりました。

売上高は約1.07兆円です。事業は、メカトロニクス(⁠減・変速機、モータ、インバータ、極低温冷凍機など)、インダストリアル マシナリー(⁠プラスチック加工機械、加速器、医療機械、防衛装備品など)、ロジスティックス&コンストラクション(⁠ショベル、クレーンなど)、エネルギー&ライフラインの4つです。

歴史の違い

クボタ

  1. 1890年久保田権四郎が大阪で鋳物の工場を始めます。
  2. 1922年農業や工場で使う小型エンジンの製造を始めます。
  3. 1960年代水処理の事業に本格的に進出し、田植機やバインダーの量産も始めます。
  4. 1972年アメリカにトラクタの販売会社をつくり、北米に打って出ます。

住友重機械工業

  1. 1888年住友別子鉱業所の工作方として発足します。
  2. 1897年榎本武揚の主唱で浦賀船渠が設立されます(⁠のちの浦賀重工業)。
  3. 1934〜1940年住友機械製作として独立し、住友機械工業に社名を変えます。
  4. 1969年住友機械工業と浦賀重工業が合併し、住友重機械工業になります。

いま何に賭けているか

クボタ

長期ビジョン「⁠GMB2030」で、「⁠命を支えるプラットフォーマー」を目指しています。2026年からの新中期経営計画では、これまでの「⁠たくさん売る」経営から、利益率や資本の使い方を重視する経営へ切り替えるとしています。

住友重機械工業

パーパスは「⁠こだわりの心と、共に先を見据える力で、人と社会を優しさで満たします」です。「⁠中期経営計画2026」の初年度に主力事業の収益性改善の遅れが表れ、2025年度初頭に計画値を見直しました。2025年度はショベル事業と半導体事業で想定を大きく上回る事業環境の変動があり、業績は当初予想を下回ったとしています。

どちらを選ぶかの目安

  • 伸びている事業で任される範囲を広げたいなら、売上の伸びが大きいクボタ。

よくある質問

クボタと住友重機械工業はどちらが年収が高い?
30歳に換算した年収はクボタが約694万円、住友重機械工業が約639万円。クボタのほうが約55万円高い。
クボタと住友重機械工業はどちらが残業が少ない?
月の平均残業はクボタが20.1時間、住友重機械工業が18.5時間。大きな差はない。
クボタと住友重機械工業はどちらが働きやすい?
当サイトの働きやすさの点数はクボタが65.3点、住友重機械工業が62.1点で、クボタが上回る。点数は残業・有休・年収・勤続などの公的データから計算したもの。

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