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第一三共と東和薬品の違い

年収・残業・稼ぎ方・歴史を、有価証券報告書と公的データで比べました。製薬の会社選びや、両社の面接を受けるときの企業研究に。

3行でいうと

  • 30歳に換算した年収は第一三共が約792万円、東和薬品が約617万円。第一三共のほうが約175万円高い。
  • 月の平均残業は第一三共が17.4時間、東和薬品が22.8時間。第一三共のほうが月5.4時間少ない。
  • 売上高は第一三共が2.12兆円、東和薬品が2,737億円で、第一三共が約7.8倍の規模。

数字で比べる

第一三共東和薬品
働きやすさの点数71.2点(⁠S-)53.6点(⁠B)
平均年収1,098万円(⁠45歳)695万円(⁠35.5歳)
30歳換算年収約792万円約617万円
月の平均残業17.4時間22.8時間
有給取得率未公表未公表
平均勤続年数17.9年9.6年
売上高2.12兆円2,737億円
売上に対する利益の割合12.4%(⁠税引前利益)10.3%(⁠経常利益)
売上の4年の伸び2.03倍1.65倍
従業員数(⁠単体)8,009人2,899人

点数・年収・残業・有休・勤続は女性の活躍推進企業データベースと有価証券報告書、売上・利益・従業員数は有価証券報告書(⁠EDINET)から。30歳換算年収は平均年齢の違う会社を比べるための目安(⁠平均年収÷1.022^(⁠平均年齢−30))。持株会社は本社の少人数の数字なので、事業会社と並べるときは注意。

  • 売上の4年の伸びは第一三共が2.03倍、東和薬品が1.65倍で、勢いは第一三共が上。
  • 当サイトの働きやすさの点数は第一三共が71.2点、東和薬品が53.6点で、第一三共が上回る。

何で稼いでいるかの違い

第一三共

第一三共は、三共と第一製薬が2005年に経営統合して生まれた大手製薬会社です。今は抗体に薬を結びつけてがん細胞を狙い撃ちする「⁠ADC(⁠抗体薬物複合体)」という新しいタイプのがん治療薬で、世界から注目される会社になっています。

売上高は約2.1兆円です。事業は医薬品のみで、医療用医薬品の研究開発・製造・販売のほか、一般用医薬品(⁠第一三共ヘルスケア)やワクチンも手がけています。

東和薬品

東和薬品は、ジェネリック医薬品(⁠後発医薬品)を中心に、医療用医薬品を製造販売する会社です。1951年に大阪で医薬品原料の卸と仲買業として東和薬品商会を創業しました。

売上高は約2,737億円です。事業は国内と海外の2つで、国内では健康食品・医薬品の受託製造をする三生医薬なども子会社です。海外では持株会社Towa Pharma International Holdingsを通じて欧米でジェネリック医薬品事業を展開しています。

歴史の違い

第一三共

  1. 2005年三共と第一製薬が共同で持株会社を設立し、経営統合します。
  2. 2008年ランバクシー・ラボラトリーズを買収します。
  3. 2011〜2014年アメリカのプレキシコン、アンビットなどのバイオ企業を買収し、がんの薬の研究を強めます。
  4. 2017〜2018年ワクチンの会社を完全子会社にし、バイオ医薬品の会社を設立します。

東和薬品

  1. 1951〜1957年東和薬品商会を創業し、東和薬品を設立して一般用医薬品の製造を始めます。
  2. 1965年医療用医薬品の製造販売に転換します。
  3. 2004〜2005年東証2部に上場し、東証1部に上場します。
  4. 2012年山形工場と東日本物流センターを完成させます。

いま何に賭けているか

第一三共

2035年ビジョンとして「⁠Trusted healthcare innovator」を掲げ、第6期中期経営計画(⁠2026〜2030年度)では、ADC製品の価値を最大化し、2035年に「⁠グローバルトップ5のがん領域の会社」になることを目指しています。今後5年間で20以上の適応症(⁠薬が使える病気)の承認取得を目指すとしています。

東和薬品

理念は「⁠私達は 人々の健康に貢献します」「⁠私達は こころの笑顔を大切にします」で、私達の誓い「⁠T-SMILE」を掲げています。ジェネリック医薬品事業をコア事業に、新たな健康関連事業へ広げるとしています。会社は、毎年の薬価改定や業界の品質問題による信頼低下で、ジェネリック業界の環境は厳しさを増しているとしています。

どちらを選ぶかの目安

  • 年収・残業の両方で第一三共が上回っている。
  • 伸びている事業で任される範囲を広げたいなら、売上の伸びが大きい第一三共。

よくある質問

第一三共と東和薬品はどちらが年収が高い?
30歳に換算した年収は第一三共が約792万円、東和薬品が約617万円。第一三共のほうが約175万円高い。
第一三共と東和薬品はどちらが残業が少ない?
月の平均残業は第一三共が17.4時間、東和薬品が22.8時間。第一三共のほうが月5.4時間少ない。
第一三共と東和薬品はどちらが働きやすい?
当サイトの働きやすさの点数は第一三共が71.2点、東和薬品が53.6点で、第一三共が上回る。点数は残業・有休・年収・勤続などの公的データから計算したもの。

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