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日本郵船の面接対策

10分で読める企業研究。有価証券報告書と公的データから、日本郵船の面接の前に押さえておきたいことを1ページにまとめました。

1. 日本郵船はどんな会社か

日本郵船(⁠NYK)は、1885年創業の日本を代表する海運会社です。コンテナ船、自動車専用船、鉄鉱石や石炭を運ぶばら積み船、LNG船など、さまざまな船で世界中に物を運んでいます。海だけでなく、陸・空をつなぐ物流(⁠郵船ロジスティクス)も大きな柱です。

いまの状況:中期経営計画“Sail Green, Drive Transformations 2026”で、「⁠総合物流企業の枠を超え、中核事業の深化と新規事業の成長で、未来に必要な価値を共創します」を2030年に向けたビジョンにしています。

転機:1978〜2005年 日本貨物航空(⁠NCA)を設立し、郵船航空サービス(⁠今の郵船ロジスティクス)を育てるなど、海以外の物流にも広がります/2017〜2025年 川崎汽船・商船三井とコンテナ船事業を統合してONEを設立。

2. 面接で使える数字

項目数字比べると
売上高2.42兆円運輸・郵便業の上場111社中4位。
売上に対する経常利益の割合8.7%業界中央値7.1%より1.6ポイント高い。
売上の4年の伸び1.06倍業界中央値は1.19倍。
従業員数(⁠単体)1,370人4年で1.10倍。
30歳換算年収約1,312万円業界中央値は約517万円。
月の平均残業17.3時間業界中央値は20.8時間。

売上・利益は有価証券報告書、年収・残業は公的データ(⁠詳しくは日本郵船の企業ページ)。

3. 押さえておきたいこと

  • 社員約4万人のうち約3万人が物流事業(⁠郵船ロジスティクスなど)にいます。海運会社でありながら、人員の中心は海・陸・空の総合物流です。
  • コンテナ船事業は、2017年に川崎汽船・商船三井と統合して設立したONE(⁠OCEAN NETWORK EXPRESS)が担います。2025年には日本貨物航空の全株式を株式交換で手放し、航空運送事業から離れました。
  • 中期経営計画では事業投資を1.2兆円規模から1.6兆円規模に増やしました。平均年収は約1,555万円で、2025年度の当期純利益は約2,117億円です。

4. 聞かれる質問の材料

一言でいうと

日本郵船株式会社は、上場111社の中で売上4位の大手。稼ぎ方は「⁠人やモノを運び、運賃で稼ぐ型」。

同業との違い(⁠規模の近い3社と比べて)

日本郵船ANAホールディングスNIPPON EXPRE日本航空
売上高2.42兆円2.54兆円2.57兆円2.01兆円
利益率8.7%(⁠経常)8.7%(⁠経常)1.6%(⁠税引前)6.8%(純)
4年の売上の伸び1.06倍2.49倍—2.95倍
30歳換算年収1,312万円542万円569万円810万円
月の残業17.3時間未公表未公表11.3時間

4社の中で30歳換算年収が最も高い。

求める人物像

この長期ビジョンのもと、中期経営計画の目標年である2030年に向け「⁠CX 2030ビジョン」を定め、「⁠ありたい組織像」と「⁠グループに求められる5つの力」を起点に人材と組織の強化を推進しています。■人材の強化 多様な価値観や背景を持つ人材が自律的に学び、挑戦し、成長し続けられる環境を整備します。出典:有価証券報告書「⁠人材の育成に関する方針」

有価証券報告書でくり返し使われている言葉:成長・安全・グローバル・変革・品質

会社自身が挙げているリスク

コンプライアンス、重大な事故等による影響、本社及び主要な事業会社、情報システムセキュリティ、気候変動、経営戦略。

出典:有価証券報告書「⁠事業等のリスク」の見出し

どの事業に人がいるか

  • 定期船事業:3,593人(⁠10%)
  • 物流事業:30,395人(⁠81%)
  • 自動車事業:1,705人(⁠5%)
  • ドライバルク事業:618人(⁠2%)
  • エネルギー事業:1,149人(⁠3%)
出典:有価証券報告書「⁠従業員の状況」(⁠連結)

よく聞かれる質問と答えの材料

なぜ同業他社ではなく当社か
規模の近い同業3社と並べると、4社の中で30歳換算年収が最も高い。
当社の課題は
会社自身は「⁠コンプライアンス」「⁠重大な事故等による影響」「⁠本社及び主要な事業会社」をリスクに挙げている。

5. 逆質問の例

  • 有価証券報告書で「⁠コンプライアンス」をリスクに挙げていますが、配属予定の部署ではどう備えていますか。

同業他社との違い