トップ › 化学工業 › 小林製薬 › 面接対策

小林製薬の面接対策

10分で読める企業研究。有価証券報告書と公的データから、小林製薬の面接の前に押さえておきたいことを1ページにまとめました。

1. 小林製薬はどんな会社か

小林製薬は、「⁠アンメルツ」「⁠アイボン」「⁠命の母」などの一般用医薬品、「⁠ブルーレット」「⁠サワデー」「⁠消臭元」などの芳香・消臭剤、「⁠熱さまシート」やカイロなどの日用品をつくる会社です。1886年に名古屋で創業しました。

いまの状況:紅麹関連製品による健康被害について、補償と再発防止に取り組んでいます。

転機:2008年 卸事業のコバショウの株式を株式交換でメディセオ・パルタックの株式に替え、メーカー機能に集中します/2024年 紅麹関連製品に想定していない成分が含まれていたことを受け、対象製品の自主回収を公表し、行政処分を受けます。

2. 面接で使える数字

項目数字比べると
売上高1,657億円化学工業の上場247社中50位。
売上に対する経常利益の割合10.3%業界中央値7.4%より2.9ポイント高い。
売上の4年の伸び1.07倍業界中央値は1.19倍。
従業員数(⁠単体)1,737人4年で1.08倍。
30歳換算年収約592万円業界中央値は約564万円。
月の平均残業17.3時間業界中央値は12.9時間。

売上・利益は有価証券報告書、年収・残業は公的データ(⁠詳しくは小林製薬の企業ページ)。

3. 押さえておきたいこと

  • 2024年3月、紅麹関連製品の一部の紅麹原料に想定していない成分が含まれていたとして自主回収を公表し、大阪市保健所から回収を命じる行政処分を受けました。会社は、補償と再発防止に取り組み、信頼回復に努めるとしています。
  • 新中期経営計画(⁠2026〜2028年)を「⁠延長線上での成長を目指す期間ではない」とし、信頼の再構築と持続的成長に向けた企業変革の期間と位置づけています。
  • アンメルツ(⁠1967年)、ブルーレット(⁠1969年)、サワデー(⁠1975年)など、長く売れている商品を多く持っています。2008年に卸事業から離れ、メーカー機能を強化しました。

4. 聞かれる質問の材料

一言でいうと

小林製薬株式会社は、国内事業、国際事業を主力とする会社。上場247社の中で売上50位の中堅。稼ぎ方は「⁠自社で作って売るメーカー型」。

同業との違い(⁠規模の近い3社と比べて)

小林製薬ダイキョーニシカワ東亞合成クレハ
売上高1,657億円1,657億円1,623億円1,617億円
利益率10.3%(⁠経常)6.5%(⁠経常)9.3%(⁠経常)-11.3%(⁠税引前)
4年の売上の伸び1.07倍1.42倍1.04倍0.96倍
30歳換算年収592万円457万円558万円552万円
月の残業17.3時間未公表9.4時間10.8時間

4社の中で30歳換算年収が最も高い。

求める人物像

これにより、専門人材の知識と経験が集約され、日々の業務で専門性を意識した議論ができるレポートラインの設計が可能となり、各部門が担うべき機能を十分に発揮できる体制を実現できると考えております。また、2025年11月、2026年度から導入する「⁠品質最優先を実現するための、多様なキャリアの可視化」「⁠より働きやすい会社へ変化していくための、新しい組織風土の醸成」「⁠将来を担う世代を念頭に置いた、役割期待に応じた処遇改善」を軸とした抜本的な人事制度改革に関する方針を定めました。出典:有価証券報告書「⁠人材の育成に関する方針」

有価証券報告書でくり返し使われている言葉:品質・安全・成長・現場・専門性

会社自身が挙げているリスク

製品安全性、法的規制等、レピュテーション、人的資本確保・活用、従業員の労働安全衛生、役員および従業員のコンプライアンス意識。

出典:有価証券報告書「⁠事業等のリスク」の見出し

どの事業に人がいるか

  • 国内事業:2,265人(⁠69%)
  • 国際事業:1,008人(⁠31%)
出典:有価証券報告書「⁠従業員の状況」(⁠連結)

よく聞かれる質問と答えの材料

なぜ同業他社ではなく当社か
規模の近い同業3社と並べると、4社の中で30歳換算年収が最も高い。
当社の課題は
会社自身は「⁠製品安全性」「⁠法的規制等」「⁠レピュテーション」をリスクに挙げている。

5. 逆質問の例

  • 「⁠将来の持続的成長を実現するために、未来につながる土台を築く」を進めるうえで、配属予定の部署ではどんな取り組みが始まっていますか。
  • 配属予定の部署の、繁忙期と通常期の残業時間はどれくらいですか。
  • 有価証券報告書で「⁠製品安全性」をリスクに挙げていますが、配属予定の部署ではどう備えていますか。

同業他社との違い