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東日本旅客鉄道と東急の違い

年収・残業・稼ぎ方・歴史を、有価証券報告書と公的データで比べました。鉄道の会社選びや、両社の面接を受けるときの企業研究に。

3行でいうと

  • 30歳に換算した年収は東日本旅客鉄道が約662万円、東急が約695万円。東急のほうが約33万円高い。
  • 月の平均残業は東日本旅客鉄道が16.3時間、東急が15.7時間。大きな差はない。
  • 売上高は東日本旅客鉄道が3.08兆円、東急が1.09兆円で、東日本旅客鉄道が約2.8倍の規模。

数字で比べる

東日本旅客鉄道東急
働きやすさの点数72.8点(⁠S-)68点(A+)
平均年収819万円(⁠39.8歳)903万円(⁠42歳)
30歳換算年収約662万円約695万円
月の平均残業16.3時間15.7時間
有給取得率未公表未公表
平均勤続年数19.1年15.6年
売上高3.08兆円1.09兆円
売上に対する利益の割合11.4%(⁠経常利益)10.7%(⁠経常利益)
売上の4年の伸び1.56倍1.24倍
従業員数(⁠単体)39,598人1,551人

点数・年収・残業・有休・勤続は女性の活躍推進企業データベースと有価証券報告書、売上・利益・従業員数は有価証券報告書(⁠EDINET)から。30歳換算年収は平均年齢の違う会社を比べるための目安(⁠平均年収÷1.022^(⁠平均年齢−30))。持株会社は本社の少人数の数字なので、事業会社と並べるときは注意。

  • 売上に対する利益の割合は東日本旅客鉄道が11.4%、東急が10.7%で、差は小さい。
  • 売上の4年の伸びは東日本旅客鉄道が1.56倍、東急が1.24倍で、勢いは東日本旅客鉄道が上。
  • 当サイトの働きやすさの点数は東日本旅客鉄道が72.8点、東急が68点で、東日本旅客鉄道が上回る。

何で稼いでいるかの違い

東日本旅客鉄道

JR東日本は、関東と東北の1都16県で鉄道を走らせる、日本最大の鉄道会社です。国鉄の分割民営化で生まれ、今では駅ビル、ホテル、Suicaまで手がける「⁠駅を中心とした生活の会社」になっています。

売上高は約3.1兆円で、運輸業で国内1位です。お金の中心は鉄道の運賃で、首都圏の通勤・通学と、東北・上越・北陸などの新幹線が大きな稼ぎ頭です。駅は1,632、線路の長さは約7,300kmにのぼります。

東急

東急は、東京西南部と神奈川で鉄道(⁠東横線、田園都市線など)を走らせる東急電鉄の親会社で、沿線を中心とした不動産開発、生活サービス、ホテル・リゾートも手がけています。多摩田園都市のように、鉄道と一緒に街をつくってきた会社です。

売上高は約1.09兆円です。事業は、交通(⁠鉄道、バス、仙台空港の運営など)、不動産(⁠宅地の造成販売、沿線のビル賃貸、ベトナムでの住宅開発など)、生活サービス、ホテル・リゾートの4つです。

歴史の違い

東日本旅客鉄道

  1. 1987年国鉄の分割民営化で、JR東日本が生まれます。
  2. 1990年代駅ビル会社を次々につくり、山形・秋田新幹線、北陸新幹線(⁠長野まで)を開業します。
  3. 2002年国が持っていた株式をすべて売り終え、完全民営化します。
  4. 2000年代Suicaの事業を本格化し、交通系ICカードを「⁠財布」としても使えるようにしていきます。

東急

  1. 1922〜1928年前身の目黒蒲田電鉄が創立され、1928年に田園都市株式会社を合併します。
  2. 1942〜1948年京浜電気鉄道、小田急電鉄、京王電気軌道を合併して東京急行電鉄になり、1948年に京王帝都、小田急、京浜急行を分離します。
  3. 1953〜1966年東急不動産を設立し、多摩田園都市の区画整理を進め、1966年に田園都市線(⁠溝の口〜長津田)を開通させます。
  4. 2019年社名を東京急行電鉄から東急に変え、鉄軌道業を東急電鉄に分社します。

いま何に賭けているか

東日本旅客鉄道

グループ経営ビジョン「⁠勇翔2034」で、鉄道を中心とした「⁠モビリティ」と、駅ビルや不動産などの「⁠生活ソリューション」の二つの軸を伸ばすとしています。高輪ゲートウェイシティの開発のように、この二軸を持つ強みを生かし、2031年度に営業収益4.3兆円程度、2034年度に5兆円を目指しています。

東急

2024年度からの中期3か年経営計画を「⁠再起動の期間」と位置づけ、交通・不動産を軸にした事業間シナジーと再投資による「⁠長期循環型事業」を目指すビジネスモデルに掲げています。ビジョンワードは「⁠Creative Act.創造力でしなやかに“世界が憧れるまち”を」です。

どちらを選ぶかの目安

  • 伸びている事業で任される範囲を広げたいなら、売上の伸びが大きい東日本旅客鉄道。

よくある質問

東日本旅客鉄道と東急はどちらが年収が高い?
30歳に換算した年収は東日本旅客鉄道が約662万円、東急が約695万円。東急のほうが約33万円高い。
東日本旅客鉄道と東急はどちらが残業が少ない?
月の平均残業は東日本旅客鉄道が16.3時間、東急が15.7時間。大きな差はない。
東日本旅客鉄道と東急はどちらが働きやすい?
当サイトの働きやすさの点数は東日本旅客鉄道が72.8点、東急が68点で、東日本旅客鉄道が上回る。点数は残業・有休・年収・勤続などの公的データから計算したもの。

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