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ENEOSホールディングスと伊藤忠エネクスの違い

年収・残業・稼ぎ方・歴史を、有価証券報告書と公的データで比べました。石油・資源開発の会社選びや、両社の面接を受けるときの企業研究に。

3行でいうと

  • 30歳に換算した年収はENEOSホールディングスが約858万円、伊藤忠エネクスが約783万円。ENEOSホールディングスのほうが約75万円高い。
  • 月の平均残業はENEOSホールディングスが17.2時間、伊藤忠エネクスが7.9時間。伊藤忠エネクスのほうが月9.3時間少ない。
  • 売上高はENEOSホールディングスが11.77兆円、伊藤忠エネクスが8,512億円で、ENEOSホールディングスが約13.8倍の規模。

数字で比べる

ENEOSホールディングス伊藤忠エネクス
働きやすさの点数78点(S)74.2点(⁠S)
平均年収1,138万円(⁠43歳)1,001万円(⁠41.3歳)
30歳換算年収約858万円約783万円
月の平均残業17.2時間7.9時間
有給取得率未公表87%
平均勤続年数17.9年15.8年
売上高11.77兆円8,512億円
売上に対する利益の割合3.8%(⁠税引前利益)3.1%(⁠税引前利益)
売上の4年の伸び1.08倍0.91倍
従業員数(⁠単体)1,207人421人

点数・年収・残業・有休・勤続は女性の活躍推進企業データベースと有価証券報告書、売上・利益・従業員数は有価証券報告書(⁠EDINET)から。30歳換算年収は平均年齢の違う会社を比べるための目安(⁠平均年収÷1.022^(⁠平均年齢−30))。持株会社は本社の少人数の数字なので、事業会社と並べるときは注意。

  • 売上に対する利益の割合はENEOSホールディングスが3.8%、伊藤忠エネクスが3.1%で、差は小さい。
  • 売上の4年の伸びはENEOSホールディングスが1.08倍、伊藤忠エネクスが0.91倍で、勢いはENEOSホールディングスが上。
  • 当サイトの働きやすさの点数はENEOSホールディングスが78点、伊藤忠エネクスが74.2点で、ENEOSホールディングスが上回る。

何で稼いでいるかの違い

ENEOSホールディングス

ENEOSは、ガソリンなどの石油製品を中心に、石油・天然ガスの開発、電気・再生可能エネルギーまでを手がける国内最大のエネルギー会社です。いくつもの石油会社が合併を重ねてできたグループです。

売上高は約11.8兆円で、石油・石炭製品の業界で国内1位です。お金の中心は、原油を仕入れて製油所でガソリン・軽油・灯油などに精製し、全国のサービスステーションや企業に売る事業です。

伊藤忠エネクス

伊藤忠エネクスは、ガソリン・軽油などを販売するカーライフ事業、アスファルトや船舶用燃料などの産業ビジネス、発電・電力販売・熱供給、LPガスなどのホームライフ事業を手がけるエネルギー商社です。親会社は伊藤忠商事です。1961年に、伊藤忠石油を分割して石油製品を販売する会社として設立されました。

売上高は約8,512億円です。事業は、カーライフ(⁠ガソリン・軽油などの販売、自動車販売、オートオークションなど)、産業ビジネス、電力・ユーティリティ、ホームライフ(⁠LPガス・都市ガス販売など)の4つです。

歴史の違い

ENEOSホールディングス

  1. 1888年日本石油会社が創立されます。
  2. 1999〜2002年日本石油と三菱石油が合併して日石三菱になり、のちに新日本石油と名前を変えます。
  3. 2010年新日本石油と新日鉱ホールディングスが経営統合し、JXホールディングスが生まれます。
  4. 2017年エッソ・モービルの流れをくむ東燃ゼネラル石油と統合し、JXTGホールディングスになります。

伊藤忠エネクス

  1. 1961年日本鉱業が水島に製油所を建てて石油業界に進出したのを機に、その製品を販売するため、伊藤忠石油を分割して設立されます。
  2. 1978〜1979年大証・東証の2部に上場し、1部に指定されます。
  3. 2001年社名を伊藤忠燃料から伊藤忠エネクスに変えます。
  4. 2008年伊藤忠商事などから石油製品トレード事業・ロジスティックス事業を引き継ぎます。

いま何に賭けているか

ENEOSホールディングス

2025〜2027年度の第4次中期経営計画で、「⁠筋肉質な経営体質への転換」と「⁠ポートフォリオ再編」を2本柱に掲げています。グループ会社の削減やAI活用で効率を上げつつ、2026年には東南アジア・豪州の燃料油事業の買収を決めるなど、海外と低炭素の分野に投資を振り向けています。

伊藤忠エネクス

中期経営計画『⁠ENEX2030』で、「⁠くらしの原動力を創る」をコンセプトに、2030年に当期純利益200億円以上、ROE9.0%以上を目指しています。2023〜2030年度の累計で2,100億円の新規戦略投資を計画しています。「⁠現場力の強化」と「⁠新規・戦略投資の実行」に取り組むとしています。

どちらを選ぶかの目安

  • 年収を取るならENEOSホールディングス、時間のゆとりを取るなら伊藤忠エネクス。
  • 伸びている事業で任される範囲を広げたいなら、売上の伸びが大きいENEOSホールディングス。

よくある質問

ENEOSホールディングスと伊藤忠エネクスはどちらが年収が高い?
30歳に換算した年収はENEOSホールディングスが約858万円、伊藤忠エネクスが約783万円。ENEOSホールディングスのほうが約75万円高い。
ENEOSホールディングスと伊藤忠エネクスはどちらが残業が少ない?
月の平均残業はENEOSホールディングスが17.2時間、伊藤忠エネクスが7.9時間。伊藤忠エネクスのほうが月9.3時間少ない。
ENEOSホールディングスと伊藤忠エネクスはどちらが働きやすい?
当サイトの働きやすさの点数はENEOSホールディングスが78点、伊藤忠エネクスが74.2点で、ENEOSホールディングスが上回る。点数は残業・有休・年収・勤続などの公的データから計算したもの。

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