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阪和興業と蝶理の違い

年収・残業・稼ぎ方・歴史を、有価証券報告書と公的データで比べました。専門商社の会社選びや、両社の面接を受けるときの企業研究に。

3行でいうと

  • 30歳に換算した年収は阪和興業が約850万円、蝶理が約839万円。ほぼ同じ水準。
  • 売上高は阪和興業が2.66兆円、蝶理が2,993億円で、阪和興業が約8.9倍の規模。
  • 売上に対する利益の割合は阪和興業が2.0%、蝶理が4.7%で、蝶理のほうが稼ぐ力が強い。

数字で比べる

阪和興業蝶理
働きやすさの点数70.7点(⁠A+)70.6点(⁠A+)
平均年収998万円(⁠37.4歳)1,036万円(⁠39.7歳)
30歳換算年収約850万円約839万円
月の平均残業未公表15.7時間
有給取得率未公表未公表
平均勤続年数11.3年13.2年
売上高2.66兆円2,993億円
売上に対する利益の割合2.0%(⁠経常利益)4.7%(⁠経常利益)
売上の4年の伸び1.23倍1.05倍
従業員数(⁠単体)1,820人391人

点数・年収・残業・有休・勤続は女性の活躍推進企業データベースと有価証券報告書、売上・利益・従業員数は有価証券報告書(⁠EDINET)から。30歳換算年収は平均年齢の違う会社を比べるための目安(⁠平均年収÷1.022^(⁠平均年齢−30))。持株会社は本社の少人数の数字なので、事業会社と並べるときは注意。

  • 売上の4年の伸びは阪和興業が1.23倍、蝶理が1.05倍で、勢いは阪和興業が上。
  • 当サイトの働きやすさの点数は阪和興業が70.7点、蝶理が70.6点で、ほぼ同じ。

何で稼いでいるかの違い

阪和興業

阪和興業は、鉄鋼製品を中心に扱う大阪の商社です。鉄鋼のほか、アルミや銅などの金属、リサイクル金属、水産物などの食品、エネルギーまで扱っています。国内外で販路を積極的に広げ、グループ会社を増やしながら成長してきました。

売上高は約2.7兆円で、卸売業で国内13位です。事業は、鉄鋼、プライマリーメタル(⁠非鉄金属など)、リサイクルメタル、食品、エネルギー・生活資材に分かれ、社員約6,100人のうち約3,600人が鉄鋼事業にいます。

蝶理

蝶理は、繊維、化学品、機械などを扱う商社です。東レの連結子会社です。1861年に京都・西陣で生糸問屋として創業し、1948年に蝶理株式会社を設立しました。

売上高は約2,993億円です。事業は、繊維、化学品、機械、その他の4つです。

歴史の違い

阪和興業

  1. 1947年大阪で、主に鉄鋼製品を扱う卸売業として設立されます。
  2. 1960〜1970年代大阪・東京の証券取引所に上場し、アメリカ、香港、シンガポール、タイに現地法人をつくって海外に出ていきます。
  3. 1983年東京支社を東京本社に昇格させ、大阪と東京の二本社制にします。
  4. 2000年代鋼材の加工会社をタイ、中国、インドネシアに設立し、国内でもリサイクルや鋼材加工の会社を増やします。

蝶理

  1. 1861〜1937年京都西陣で生糸問屋として創業し、人絹糸の大手糸商になります。
  2. 1948〜1953年蝶理株式会社を設立し、合成繊維の取扱いを始め、東洋レーヨンのウーリーナイロンの一手販売を始めます。
  3. 1961年中国から友好商社第一号に指定され、日中貿易のパイオニアになります。
  4. 2004〜2005年東レの連結子会社になり、中国内販権・貿易権を持つ日本商社第一号の現地法人をつくります。

いま何に賭けているか

阪和興業

ミッションに「⁠すべての『⁠ほしい』をつなげてく。ユーザーの為に、ユーザーと共に。」を掲げ、これまでのトレーディングを土台に、サプライチェーン全体を設計・統合して付加価値をつくる会社への進化を目指しています。グループ会社の増加を踏まえ、事業の最適配置や、DX・AIの活用にも取り組んでいます。

蝶理

ありたい姿は「⁠選ばれ続ける商社 新地図を拓き、価値を創り、未来を紡ぐ」です。中期経営計画「⁠Chori Innovation Plan 2028」で「⁠専門性×グローバル×事業投資」を基本方針にしています。経営方針には「⁠信用と確実」を旨とし、浮利を追わず、投機的取引を行わないことを掲げています。

どちらを選ぶかの目安

  • 伸びている事業で任される範囲を広げたいなら、売上の伸びが大きい阪和興業。

よくある質問

阪和興業と蝶理はどちらが年収が高い?
30歳に換算した年収は阪和興業が約850万円、蝶理が約839万円。ほぼ同じ水準。
阪和興業と蝶理はどちらが働きやすい?
当サイトの働きやすさの点数は阪和興業が70.7点、蝶理が70.6点で、ほぼ同じ。点数は残業・有休・年収・勤続などの公的データから計算したもの。

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