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帝人と積水化学工業の違い

年収・残業・稼ぎ方・歴史を、有価証券報告書と公的データで比べました。化学・繊維の会社選びや、両社の面接を受けるときの企業研究に。

3行でいうと

  • 30歳に換算した年収は帝人が約617万円、積水化学工業が約695万円。積水化学工業のほうが約78万円高い。
  • 月の平均残業は帝人が13.3時間、積水化学工業が20.3時間。帝人のほうが月7時間少ない。
  • 当サイトの働きやすさの点数は帝人が67.1点、積水化学工業が61.6点で、帝人が上回る。

数字で比べる

帝人積水化学工業
働きやすさの点数67.1点(⁠A+)61.6点(⁠A-)
平均年収890万円(⁠46.8歳)946万円(⁠44.2歳)
30歳換算年収約617万円約695万円
月の平均残業13.3時間20.3時間
有給取得率未公表68.4%
平均勤続年数17.2年14.6年
売上高—1.31兆円
売上に対する利益の割合—9.0%(⁠経常利益)
売上の4年の伸び—1.13倍
従業員数(⁠単体)2,749人3,156人

点数・年収・残業・有休・勤続は女性の活躍推進企業データベースと有価証券報告書、売上・利益・従業員数は有価証券報告書(⁠EDINET)から。30歳換算年収は平均年齢の違う会社を比べるための目安(⁠平均年収÷1.022^(⁠平均年齢−30))。持株会社は本社の少人数の数字なので、事業会社と並べるときは注意。

何で稼いでいるかの違い

帝人

帝人は、アラミド繊維や炭素繊維、樹脂などの高機能材料、ポリエステルなどの繊維製品(⁠帝人フロンティア)、医薬品と在宅医療のヘルスケアを手がける会社です。1918年に山形県米沢市でレーヨンの生産から始まりました。

事業は、マテリアル(⁠アラミド繊維、樹脂、炭素繊維、複合成形材料)、繊維・製品(⁠帝人フロンティアなど)、ヘルスケア(⁠医薬品、医療機器、在宅医療サービス)の3つです。

積水化学工業

積水化学工業は、ユニット住宅「⁠セキスイハイム」、塩化ビニルパイプなどの管材、合わせガラス用中間膜などの高機能プラスチックス、検査薬などのメディカルを手がける会社です。1947年に日本初のプラスチック自動射出成型事業から始まりました。

売上高は約1.31兆円です。事業は、住宅(⁠鉄骨系・木質系ユニット住宅、リフォームなど)、環境・ライフライン(⁠パイプなどの管材)、高機能プラスチックス、メディカルの4つが中心です。

歴史の違い

帝人

  1. 1918年帝国人造絹絲が設立され、山形県米沢市でレーヨンの生産を始めます。
  2. 1958年松山工場でポリエステル繊維「⁠テトロン」の生産を始めます。
  3. その後パラ系アラミド繊維「⁠テクノーラ」の生産を始め、医薬品と在宅医療(⁠酸素濃縮器)に参入します。
  4. 2000年前後オランダのアコーディス社からトワロン事業を買収し、東邦レーヨン(⁠炭素繊維)に資本参加し、持株会社制に移ります。

積水化学工業

  1. 1947〜1948年日本窒素肥料の一部従業員でプラスチックの総合事業化を計画して積水産業が発足し、奈良工場で日本最初のプラスチック自動射出成型事業を始めます。
  2. 1960年塩化ビニルパイプ・建材と、ポリビニルブチラール中間膜の製造を始めます。
  3. 1971年鉄骨系ユニット住宅「⁠ハイム」の販売を始め、住宅事業に進出します。
  4. 2006〜2015年第一化学薬品、ジェンザイムの検査薬事業、エーザイの子会社エーディアを買収し、メディカル分野を広げます。

いま何に賭けているか

帝人

2024年4月にパーパス「⁠Pioneering solutions together for a healthy planet」を策定しました。前の中期経営計画で事業ポートフォリオ変革は大きく進んだ一方、アラミドと炭素繊維の業績回復が遅れ、財務目標は未達でした。2026年5月公表の「⁠中期経営計画2026-2028」では、顧客起点型ビジネスでの利益成長と構造改革を掲げています。

積水化学工業

グループビジョンは、「⁠住・社会のインフラ創造」と「⁠ケミカルソリューション」のフロンティアを開拓し続け、世界のひとびとのくらしと地球環境の向上に貢献することです。社是「⁠3S精神」(⁠Service、Speed、Superiority)を理念体系の根幹にしています。

どちらを選ぶかの目安

  • 年収を取るなら積水化学工業、時間のゆとりを取るなら帝人。

よくある質問

帝人と積水化学工業はどちらが年収が高い?
30歳に換算した年収は帝人が約617万円、積水化学工業が約695万円。積水化学工業のほうが約78万円高い。
帝人と積水化学工業はどちらが残業が少ない?
月の平均残業は帝人が13.3時間、積水化学工業が20.3時間。帝人のほうが月7時間少ない。
帝人と積水化学工業はどちらが働きやすい?
当サイトの働きやすさの点数は帝人が67.1点、積水化学工業が61.6点で、帝人が上回る。点数は残業・有休・年収・勤続などの公的データから計算したもの。

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