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日本航空とANAホールディングスの違い

年収・残業・稼ぎ方・歴史を、有価証券報告書と公的データで比べました。航空の会社選びや、両社の面接を受けるときの企業研究に。

3行でいうと

  • 30歳に換算した年収は日本航空が約810万円、ANAホールディングスが約542万円。日本航空のほうが約268万円高い。
  • 売上高は日本航空が2.01兆円、ANAホールディングスが2.54兆円で、規模は近い。
  • 売上の4年の伸びは日本航空が2.95倍、ANAホールディングスが2.49倍で、勢いは日本航空が上。

数字で比べる

日本航空ANAホールディングス
働きやすさの点数81.8点(⁠S)47.2点(⁠C)
平均年収1,011万円(⁠40.2歳)771万円(⁠46.2歳)
30歳換算年収約810万円約542万円
月の平均残業11.3時間未公表
有給取得率未公表未公表
平均勤続年数17.2年2.9年
売上高2.01兆円2.54兆円
売上に対する利益の割合6.8%(⁠純利益)8.7%(⁠経常利益)
売上の4年の伸び2.95倍2.49倍
従業員数(⁠単体)14,627人286人

点数・年収・残業・有休・勤続は女性の活躍推進企業データベースと有価証券報告書、売上・利益・従業員数は有価証券報告書(⁠EDINET)から。30歳換算年収は平均年齢の違う会社を比べるための目安(⁠平均年収÷1.022^(⁠平均年齢−30))。持株会社は本社の少人数の数字なので、事業会社と並べるときは注意。

  • 当サイトの働きやすさの点数は日本航空が81.8点、ANAホールディングスが47.2点で、日本航空が上回る。

何で稼いでいるかの違い

日本航空

日本航空(⁠JAL)は、国内線・国際線の旅客と貨物を運ぶ大手航空会社です。2010年に経営破綻して会社更生手続きを経験し、そこから立ち直った会社です。今は格安航空会社(⁠LCC)やマイル・金融事業にも力を入れています。

売上高は約2.0兆円で、運輸業で国内5位です。事業は、フルサービスキャリア(⁠JALの国内線・国際線・貨物)、LCC(⁠ZIPAIR、スプリング・ジャパン)、マイル/金融・コマース(⁠マイレージ、JALカード、JALUX)などに分かれています。

ANAホールディングス

ANAホールディングスは、全日本空輸(⁠ANA)を中心とする航空グループの持株会社です。全日本空輸のほか、Peach Aviation、日本貨物航空(⁠NCA)、ANAウイングス、エアージャパンの航空会社を持ち、空港業務・整備、旅行、商社の事業も手がけています。

売上高は約2.54兆円です。事業は、航空(⁠全日本空輸、ANAウイングス、エアージャパン、Peach、日本貨物航空)、航空関連(⁠空港での各種サービス、予約案内、整備など)、旅行(⁠ANA Xの「⁠ANAトラベラーズ」)、商社(⁠全日空商事)です。

歴史の違い

日本航空

  1. 1951〜1953年日本航空が設立され、1953年に国と民間の出資で改めて設立されます。
  2. 1954〜1970年東京〜ホノルル〜サンフランシスコ線で国際線を始め、ジェット機やジャンボジェットを導入します。
  3. 1987年完全民営化されます。
  4. 2002〜2007年日本エアシステムと経営統合し、2007年には航空会社の連合「⁠ワンワールド」に加盟します。

ANAホールディングス

  1. 1952〜1953年戦争で壊滅した日本の定期航空事業を再興するため、日本ヘリコプター輸送として設立され、ヘリコプターで営業を始めます。
  2. 1957〜1958年社名を全日本空輸に変え、極東航空と合併します。
  3. 1986年東京〜グアムで国際定期便の運航を始めます。
  4. 2013年持株会社制に移り、社名をANAホールディングスに変えます。

いま何に賭けているか

日本航空

2026年3月に「⁠JALグループ経営ビジョン2035」を発表し、フルサービスキャリア、LCC、貨物の3本柱で国際線を伸ばし、マイル・ライフ事業を大きく成長させるとしています。2030年度にEBIT(⁠利払い前・税引き前の利益)3,000億円を目指し、新しいブランドスローガン「⁠Soaring Together」を掲げています。

ANAホールディングス

経営ビジョンは「⁠ワクワクで満たされる世界を」です。2023〜2025年度の中期経営戦略では、国際線旅客事業の好調で計画を上回る利益を積み、最優先課題だった財務基盤の回復が進んだとしています。2023年度に復配し、大規模な自己株式取得も始めました。

どちらを選ぶかの目安

  • 伸びている事業で任される範囲を広げたいなら、売上の伸びが大きい日本航空。

よくある質問

日本航空とANAホールディングスはどちらが年収が高い?
30歳に換算した年収は日本航空が約810万円、ANAホールディングスが約542万円。日本航空のほうが約268万円高い。
日本航空とANAホールディングスはどちらが働きやすい?
当サイトの働きやすさの点数は日本航空が81.8点、ANAホールディングスが47.2点で、日本航空が上回る。点数は残業・有休・年収・勤続などの公的データから計算したもの。

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