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京成電鉄とNANKAIの違い

年収・残業・稼ぎ方・歴史を、有価証券報告書と公的データで比べました。大手私鉄の会社選びや、両社の面接を受けるときの企業研究に。

3行でいうと

  • 30歳に換算した年収は京成電鉄が約630万円、NANKAIが約479万円。京成電鉄のほうが約151万円高い。
  • 売上高は京成電鉄が3,324億円、NANKAIが2,647億円で、規模は近い。
  • 売上に対する利益の割合は京成電鉄が17.6%、NANKAIが14.3%で、京成電鉄のほうが稼ぐ力が強い。

数字で比べる

京成電鉄NANKAI
働きやすさの点数62.9点(⁠A-)57.2点(⁠B)
平均年収799万円(⁠40.9歳)667万円(⁠45.2歳)
30歳換算年収約630万円約479万円
月の平均残業未公表未公表
有給取得率未公表未公表
平均勤続年数17.4年22.6年
売上高3,324億円2,647億円
売上に対する利益の割合17.6%(⁠経常利益)14.3%(⁠経常利益)
売上の4年の伸び1.55倍1.31倍
従業員数(⁠単体)2,474人3,000人

点数・年収・残業・有休・勤続は女性の活躍推進企業データベースと有価証券報告書、売上・利益・従業員数は有価証券報告書(⁠EDINET)から。30歳換算年収は平均年齢の違う会社を比べるための目安(⁠平均年収÷1.022^(⁠平均年齢−30))。持株会社は本社の少人数の数字なので、事業会社と並べるときは注意。

  • 売上の4年の伸びは京成電鉄が1.55倍、NANKAIが1.31倍で、勢いは京成電鉄が上。
  • 当サイトの働きやすさの点数は京成電鉄が62.9点、NANKAIが57.2点で、京成電鉄が上回る。

何で稼いでいるかの違い

京成電鉄

京成電鉄は、東京の上野・押上から千葉・成田空港を結ぶ京成線を運行する鉄道会社です。空港特急「⁠スカイライナー」を走らせ、北総鉄道、関東鉄道、新京成(⁠2025年に合併)、バス、タクシー、ストアなども持っています。オリエンタルランドを持分法適用関連会社にしています。

売上高は約3,324億円です。事業は、運輸(⁠鉄道、バス、タクシー)、流通、不動産、レジャー・サービス、建設、その他です。レジャー・サービスには、持分法適用関連会社のオリエンタルランドも入っています。

NANKAI

NANKAI(⁠旧南海電気鉄道)は、大阪府南部と和歌山県を主な基盤に、鉄道・バスなどの運輸業、不動産、流通、レジャー・サービス、建設の事業を営む会社です。1884年設立の大阪堺間鉄道(⁠のちの阪堺鉄道)が1885年に難波〜大和川間で営業を始めたのが創業です。

売上高は約2,647億円です。事業は、運輸業(⁠鉄道、軌道、バス、フェリー、貨物運送)、不動産業、流通業(⁠ショッピングセンター、駅ビジネス)、レジャー・サービス業(⁠旅行、ホテル、ボートレース施設賃貸など)、建設業などです。

歴史の違い

京成電鉄

  1. 1909〜1912年京成電気軌道が設立され、1912年に押上〜市川間などを開通させます。
  2. 1930〜1933年成田まで開通し、日暮里〜上野公園(⁠今の京成上野)間も開通させます。
  3. 1978年成田空港(⁠今の東成田)まで開通し、空港特急「⁠スカイライナー」の運転を始めます。
  4. 1991〜2010年成田空港ターミナル地下駅に乗り入れ、2010年に成田空港線(⁠成田スカイアクセス)を開業します。

NANKAI

  1. 1885〜1903年阪堺鉄道として難波〜大和川間の営業を始め、南海鉄道が難波〜和歌山市間を開通させます。
  2. 1947年高野山電気鉄道が南海電気鉄道に社名を変え、旧南海鉄道の鉄軌道事業を引き継いで新発足します。
  3. 1980年なんばCITYの全館営業を始めます。
  4. 1994年空港線の営業を始めます。

いま何に賭けているか

京成電鉄

長期経営計画「⁠Dプラン」(⁠2022〜2030年度)で、成田空港の機能強化への寄与を通じてサステナブルな社会の実現に貢献することをグループビジョンにしています。中期経営計画「⁠D2プラン」(⁠2025〜2027年度)では空港アクセスの強化と、第2の柱である不動産業の強化を掲げ、2027年度に営業収益3,750億円、営業利益380億円を計画しています。

NANKAI

2026年4月に「⁠私たちは、地域を起点に人々と向き合い、『⁠しあわせなくらし』を育み、広げ、未来へとつなげます」という社会的使命を定めました。会社は、インバウンド旅客の増加による空港関連輸送の活性化や、なんば地区の不動産業の拡充で成長してきたとしています。大阪・夢洲のIR誘致計画や、2031年春に開業を目指すなにわ筋線に期待しています。

どちらを選ぶかの目安

  • 伸びている事業で任される範囲を広げたいなら、売上の伸びが大きい京成電鉄。
  • 業績の安定を重視するなら、利益率の高い京成電鉄のほうが景気の波に強い。

よくある質問

京成電鉄とNANKAIはどちらが年収が高い?
30歳に換算した年収は京成電鉄が約630万円、NANKAIが約479万円。京成電鉄のほうが約151万円高い。
京成電鉄とNANKAIはどちらが働きやすい?
当サイトの働きやすさの点数は京成電鉄が62.9点、NANKAIが57.2点で、京成電鉄が上回る。点数は残業・有休・年収・勤続などの公的データから計算したもの。

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